イベントリポート

「HAMMOCKS for Hiker 2018」アフターリポート

2018/06/16
長谷川晋
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2016年の開催から今年で3回目になる「HAMMOCKS for Hiker 2018」には、おかげさまで過去最多となる沢山の方にご来場いただきました。イベント終了から時間は経ってしまいましたが、その模様を少しご紹介します。

2016年の開催から今年で3回目になる「HAMMOCKS for Hiker 2018」には、おかげさまで過去最多となる沢山の方にご来場いただきました。5/12、5/13の両日で行われたイベントも2日目の午後からは強い雨に見舞われたものの、会場はいつものハンモックイベントらしい終始穏やかな雰囲気に包まれていました。

 

イベント模様を撮影した動画はTRAILSのインスタグラムにて紹介されています。以下リンクよりご覧いただけます。

TRAILSインスタグラムへ *別ページが開きます。

エントリーから「一歩先」まで

今年のイベントでは、各メーカーブースを巡るツアーや、昨年よりも範囲を広げた「ハンモックを吊るしてから泊まるまで」をテーマにした『ベーシック編』ワークショップなど、これからハンモックを使ってみたい方に向けてのコンテンツを特に強化しました。

ハンモックに関心はあるけど、なにをどう使っていいのかがわからない。そういったハンモック初心者の方たちが各ブースでメーカーさんの声に耳を傾け、基本設営のワークショップに積極的に参加される姿が印象的でした。今回のイベントでは来場者のうち半数近くがハンモック初心者の方だったことは予想外でしたが、これだけハンモックが新たな関心を集めていることが実感できたのはうれしい誤算です。

また、急斜面や特殊な状況でも快適に過ごすための「アドバンス編」ワークショップにも多くの方が参加していただき、真剣に話を聞いたり、写真を撮ったりしていました。

各メーカーブースを回って説明をしていく
『ハンモックギアツアー』は昨年のトラブルから生まれた“タナボタ”キラーコンテンツ!

 

『アドバンス編』でギアハンギング用のリッジラインについての説明をする“ハンモック師匠”。
お客さんが期待通りのポイントで「お〜〜」との反応にご満悦。

ハンモックギークの交流の場として

一方で今回のイベントでも初回から参加されているハンモックのベテランハイカー達の姿が目立ちました。特に泊まりでご参加いただいたベテラングループのキャンプサイトでは、経験者ならではの工夫が凝らされた個性溢れるサイトがいくつもあり、見て回るだけでもたのしい場になっていたと思います。またそういったベテランたちに、今回のイベントが初めてのハンモック泊という初心者の方がアドバイスを求める姿も見られるなど、キャンプサイト全体で一体感が感じられました。ハンモックという共通項だけで経験を問わず交流が生まれるのもこのイベントの魅力です。

 

ハイカーのためのハンモックイベントとして始まった「HAMMOCKS for Hiker」では、ハンモックの面白さや有用性を伝えるべく様々なかたちの提案をしてきました。当初はまずハンモックがどんなものなのか知ってもらうことが最優先事項でしたが、回を重ねるごとに少しずつ認知されるようになり、情報が充実してきた現在ではより具体的にハンモックを捉える方が増えてきたようにおもいます。特に今回のイベントでは皆さんの関心の高さと内容の質に驚きました。ハンモックをただ目新しい、気持ちいいだけの道具で終わらせない為には製品だけにとどまらないあそび方や使い方の提案をする場として、「HAMMOCKS for Hiker」を続けていきたいとおもいます。

今回ご来場頂いた皆様、そしてイベントにご協力頂いたメーカー様、運営のTRAILSクルー、イベント運営の応援に駆けつけてくださった皆さんありがとうございました。


「HAMMOCKS for Hiker 2018」に出展されたハンモックや遊び方をTrail Cultural Web Magazine『TRAILS』のサイト内でもご紹介しております。

イベントに先立ち、今年はどんな楽しみ方をしようかなと仲間で集まってハンモックキャンプを楽しんできた模様をまとめています。

HAMMOCKS Meeting#3 / ハンモックキャンプ 2018 Spring *Trailsのサイトが別ページで開きます。

イベント内で紹介されたハンモックギアや今年のトピックスアイテムなどはこちらからご覧ください。

HAMMOCKS for Hiker | ハンモックギア2018 #01 軽さは正義?ハンモックの最新スペック調査 *Trailsのサイトが別ページで開きます。

TRAILSによるイベントの詳しいアフターリポートも近日中にアップされる予定です。お楽しみに!

長谷川晋

書き手長谷川 晋

1978年、東京生まれ
自転車で日本を旅して回ったのが「旅人」としての原点。トレイルネームは「Turtle(タートル)」 セレクトショップ、スキー場、山小屋、アウトドアショップなどの勤務を経てハイカーズデポ スタッフへ。2010年のパシフィック・クレスト・トレイルスルーハイクの後、その経験を後進ハイカーにブログやイベントなどを通じ積極的に提供。ウェブマガジンTRAILSとの共催イベント「LONG DISTANCE HIKERS DAY」をたちあげ、日本人長距離ハイカーコミニティの中心人物でもある。現在は一般社団法人トレイルブレイズ ハイキング研究所の代表理事をつとめ、日本における長距離トレイルやハイキング文化発展に奔走している。著書に『LONG DISTANCE HIKING』(TRAILS)がある。

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