Hiker's Depot|ハイカーズデポ

軽いって自由。Ultra Light Gears & Dry Foods

Minimo Quilt UDD(2017年度分完売)

SPECIFICATIONS
重量 270g±3%(実測平均値)
*湿気による誤差考慮
ダウン ダウン量 810FP 130g UDD加工
サイズ 全長 約170cm
首幅 57cm
フットボックス底面 幅21cm*高さ21cm
仕様 15*15dnl シレ加工 ナイロン
シングルキルト構造

参考対応温度 適温/10℃前後
*ミニマリスト向けの為、使用可能温度域は使用者に委ねます。
PRICE
¥31,000 + tax

Review

Minimo Quilt は年に一度の生産となります。2017年度生産分の予約は終了しております。
店頭在庫は僅少ですがご用意できる予定です。数量限定生産のため、在庫が無くなり次第終了となります。

【次回生産は2018年4月を予定しております】
・販売方法は入荷次第、代引き(着払い)にて発送いたします。
・*年度内予約期間終了後のキャンセルについては一定のキャンセル料をいただきます。

 


『TJAR トランスジャパンアルプスレース』に出場を目標とする顧客からの要望をきっかけに開発した超軽量のスリーピングバッグ「Minimo Quilt UDD」。

  • 重量 270g ±3%(実測平均値)*湿気による誤差考慮
  • ダウン量  810FP  130g  UDD加工
  • 全長 約170cm、首幅 57cm、フットボックス底面 幅21cm*高さ21cm
  • 15d シレ加工 ナイロン、シングルキルト構造
  • カラー 表地:Yellow 裏地:GREY
  • 参考対応温度 適温:10℃前後 *ミニマリスト向けの為、使用可能温度域は使用者に委ねます。

写真左から、フロントサイド、バックサイド

 minimoquilt   minimo_backside

“とにかくもっと軽く、もっと小さくして欲しい”

それはハイランドデザインの制作コンセプトからは本来外れるものでした。ウルトラライトハイキングという手法は、軽さを求めることには変わりません が、それはただ道具の軽量化ではなく「簡素(シンプル)になるからこその軽さ」であるべきと考え、それがハイカーズデポで扱うアイテムに影響してい ます。しかし、ミニモキルトには自分達自身にとってもチャレンジとなる「軽さの追求」を目的としたスリーピングバッグを作りました。
当初、私達はもっと風変わりなスリーピングバッグができるのではないかと考えていました。ところが、出来てきたものは、私達の考えている以上に広い状況に対応できるスリーピングバッグでした。ギリギリの細さだけど窮屈ではなく、最低限だけどそこそこ快適なものになったと思います。

 

1、採用した生地のこと、デザインのこと、軽さのこと

2016年度、少しでも軽さを求めるというミニモキルトの目的に合わせ、10d*7d ミニリップストップナイロンの生地を採用しました。それにより、軽くなることへの技術進歩の大きさを改めて確認することになりました。しかし、今年は同生地を使うことが叶いませんでした。
もちろん同様に軽い生地を手にいれることは可能です。すぐに検討をしました。けれどもそれに伴い価格の上昇が避けられないことであることもわかりました。少々の値上がりなら許容できたかもしれません。しかし、実際には販売価格で4,000円近くの値上がりになることもわかりました。軽さは大事です。数グラムの軽さに大枚をはたく人もいるでしょう。ですが、作り手が技術面だけを追い求めては、使い手との距離感は大きくなる一方です。そして協議の結果、2016年はダウン高騰による値上げがあり、2017年も続いてこれ以上の値上げによって「実際に使いたいと考えている使い手に届きにくい状況にはしたくない」との思いから、今季採用は15デニールのミニリップストップナイロンとなりました。

このことにより、重量は従来同様、実測値で270gとなります。昨年の253g(実測値・誤差あり)と比較して20gほどの増量とはなりますが、それでも十分軽いのには違いありません。ダウン量が130gですから、それ以外の重さが140gしかないというのは、寝袋という非常に大きな生地面積を必要とする道具としては驚異的な軽さと言えます。

生地で軽量化するのが限界であるならば、どこかデザイン面で削れるところがないのか。改めて検討しました。しかし、ないのです。下記で説明している“羽根”部分は一見無駄なものの無くしてしまうと抑えが効かないので隙間風が入ってしまいます。細さもこれ以上は無理だというところからスタートしているので難しいです。紐をもっと細くすることは可能ですが滑りやすくなりロックがかかりにくくなるので実用的とはいえません。切れても良いほどの細い糸で縫うのもありですが、いつ壊れるかもしれない不安定な状況は求められていないでしょう。あとは構造上必要なところをなくす、例えば縫わない、とか。そうしたらダウンの偏りはいよいよひどくなります。ではダウンを減らすか。そうしたら必要な保温力を確保できません。ここから先は結局のところ価格を無視した技術面での軽量化しか残っていないということが再確認できました。

 

 2、山岳マラソンとミニマリスト

「marathon マラソン」とは、長時間の耐久活動または競技を意味します。山岳マラソンとは、それを山岳エリアで行うので、一般にトレイルランニングやもちろんランニングとは大きく異なる部分が多いです。その違いの中には寝泊まりの道具を背負って、数日間に渡りレースをするという点があります。その為に山岳マラソンをする人達は出来る限り荷物を切り詰め軽量化と同時に小型化を目指します。
山岳マラソンはなにも競技だけではありません、昔から軽量化を図ってスピードハイクを楽しむ人達は多くいました。それを今は、「ファストパッキング」や「ファストパッカー」と言うこともあります。その中にはウルトラライトハイキングの手法を取り入れ軽量化するのはもちろんのこと、パッキングバランスを良くする為に軽量化よりも小型化を優先する人がいます。
バックパックの小型化を優先する人達を「Minimalist ミニマリスト」と言います。ミニマリストの代表格は沢屋(沢登りフリーク)、渓流釣り師たちでは無いでしょうか。藪漕ぎや細かいアップダウンなど、出来る限りの小型化をすることでバランス良く歩いたり行動することが可能になるからです。
ウルトラライトハイカーはシンプルさや軽さを考えますが、存外大きさにはこだわらない所があります。ところが、ミニマリストは小ささが大きい判断基準となります。例えばスリーピングマット。軽くて丈夫なのはクローズドセルに代表されるロールマットですが、かさ張りはどうにもできません。対してエア マットは軽量かつコンパクト。特に近年、エアマットの軽さはクローズドセルなどのロールマットに迫り、再び脚光を浴びています。
とはいえ、軽さも小ささも、という両方の良さを兼ね備えたものというのは、簡単なようで難しいものでした。さらにハイカーとしての快適さの追求も加えて考えていきました。

 

3、設定の季節、温度域について

基本的には夏を中心とした温暖な時期の為の寝袋です。対応温度の設定を10℃前後と定めました。
他メーカーの寝袋でダウン量 130gのものだと、最低使用温度を8℃前後に設定しています。ミニモキルトの場合、後述しますが、気室の空間は通常の寝袋よりも小さく、背中側を思い切って排除し上側に集めているため、最低使用温度は8℃より下でも暖かく感じられると推測できます。しかし、ミニモキルト は、ミニマリストやレーサーの使用を考えているため、実際の使用温度と設定値が大きく異なってしまうことがあるため、あくまでも目安となる気温のみを考えています。

<参考使用例>

サンプルを9月の北アルプスにてユーザー(トレイルランナー)に使用してもらったところ、ある程度密閉性のあるシェルター(ツェルト等)と併用で十分に過ごせたとの報告があります。気温は10℃以下、5℃未満。併用した保温着はインナーダウンジャケットのみとなります。

 

4、シェイプされたデザイン

出来る限りボディラインに沿いながらも、ギリギリのゆとりも考えて設定しています。これだけ細くなると体に密着するので空気の対流も起きにくくなります。密閉性を高めることで熱が逃げにくくなり保温性が上がると考えられます。
一度はギリギリの細さまで削り取ってみました。まるで“えんぴつ”の様に足元の細さが協調されたものになりましたが、すでに最終形が見えるところにはなっていました。ランナーの人達は太ももが太いので、股関節から足元に向かっては緩やかながらも、無駄の無いシェイプを取りました。
上半身は背中が開くためゆとりのある状態ですが、後述している、ループに平ゴムを使う方法で適度に密着させつつ、窮屈さのないフィット感になります。

5、ダウン量と使用しているダウン

夏中心を想定している他メーカーの軽量3シーズン用スリーピングバッグはダウン量280g程度のものがほとんどですが、ミニモキルトのダウン量はその半分以下の130gとなっています。全体に細いシェイプの為、ダウンの封入スペースが狭くなり、密度が上がることで保温力の上昇も狙える為、少ないダウン量に軽減しても保温力を高めることが可能だと考えます。
密度が高まったとはいえ、多くないダウン量のロフト低下を防ぐために、810FPの超撥水ダウン「UDD」を採用しています。『UDD ウルトラドライダウン』は、超撥水加工を施したダウンです。*UDDの詳しい説明はこちらのページを参照して下さい。

 

6、軽量化のための構造

ハイランドデザインの寝袋の特徴と言えるかもしれませんが、本当に必要なもの以外はまずは無くしてしまう、そんな考えのもとフードレスデザインにしています。フードの代わりに起きている時でも使えるニット帽や、使っていない衣類を頭に巻くなどすれば、頭部を保温することは十分に可能です。また、背中でつぶされてしまう背中部分は取り除くキルト構造にしています。

スリーピングバッグのフードがないことに抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。たしかにフードがあると暖かいことは間違いありません。しかし、本当に無いとダメでしょうか。冬の間、家の室内も暖房を消せば10℃前後まで下がるのは普通のことです。場合によっては一桁台に気温が下がることもあるでしょう。しかし、家でフードを被って寝ることはほとんど無いと思います。もちろん帽子をかぶって寝ることも。
スリーピングバッグのフードは寝るまで使うことが出来ずに、バッ クパックの中で常に余計な重さとなっています。対して、ニットキャップや保温性のある帽子の場合、起きている時にもかぶることができます。就寝前や、休憩時、朝のウォーミングアップまでの間など、一つの道具で様々な状況に対応できるのです。だからフードレス。やってみると季節を問わずフードレスで困ることはほとんどありません。

minimo_front

背中側は寝ている時には潰れてしまいます。3シーズンに限って言えば、背中側はマットで十分な保温性を確保することができると思います。ですので、背中の部分を無くしてしまう「キルト」にすることで軽量化を図っています。

 

ボックス構造にすると保温力は一気に上がりますが、どうしても重量増になってしまいます。また、このダウン量と使用する目的の季節や温度帯から考えても、シングルキルト(つぶし縫い)がもっとも適していると考えました。これにより縫い糸の長さや余分な部品を減らすことで軽量化を図っていま す。コールドスポットは発生しますが、10℃前後の気温の中であれば十分な保温力を確保しています。

7、目指した重量

重量は本体のみで 約270g(±3%)。設定温度10℃前後を考えたとき、現行で出ているスリーピングバッグの中で最軽量のうちの一つとなります。

山岳マラソンランナーやミニマリストハイカーの中には軽さとコンパクトさを優先するために、スリーピングバッグカバー(またはビビィ)単体での使用を優先する人達も多くいます。しかし決して暖かいものではありません。沢屋やミニマリストにその感想を聞くとたいていの場合“大丈夫”という答えが返ってきます。ですが、“温かい” とは言いません。
保温とは「断熱」と「遮熱」の複合で発生します。エマージェンシーブランケットに代表される遮熱効果を狙ったスリーピングシーツも出ていますが、断熱層がないので継続的な温かさを保持する為には着られるものは全て着てシーツとの間に空間を作り出すことが必要になります。もしどちらかしか無いのだとすれば断熱性を優先した方が温かさは得られます。
しかし、断熱性を優先しすぎてかさ張れば重くなりがちです。ミニマリストがスリーピングバッグカバーやスリーピングシーツを使う理由は小さくなるからです。そして、薄い生地であれば、軽いからです。

*本来スリーピングバッグカバーとビビィは異なる道具でした。スリーピングバッグカバーとは日本独自進化の道具。ビビィは世界に広く流通する基本1人で使う最低限の空間を確保したビバーク用シェルターのことです。ビビィはビバーク用テントでもなく、スリーピングバッグカバーとも異なるものでしたが、近年のビビィ軽量化に伴いスリーピングバッグカバーに類似するものも増えてきました。

以下でスリーピングバッグカバー(またはビビィ)を比較してみます。

  1. mont bell ブリーズドライテック ULスリーピングバッグカバー カタログ値 200g
  2. finetrack エバーブレス スリーピングバッグカバー カタログ値 280g
  3. SOL エスケイプビビィ カタログ値 241g
  4. SOL エスケイプライトビビィ 実測値 148g

a の場合、確かに軽いのですが2層構造のため単体使用はしづらいですし、遮熱性も乏しいため、保温性がほぼ無いと言って良いで しょう。入ると温かく感じるのは、遮蔽性による内部の蒸れから起こる現象です。ここでの詳細説明は省きますが「VBL ヴェイパーバリアライナー」などに見られる「高湿度での保温効果」による温かさですが、透湿性のある素材などで中途半端に行うと湿り気による冷えの方が大きくなってしまいます。収納性には優れているため、比較した中では最小サイズの収納です。面積の大きさを考えるとこの収納力の高さはメリットと言えます。

bの場合、3層構造のため単体使用も可能になるのですが、重さがデメリットになります。上記参考アイテムは3層構造の中では最軽量の一つになりますが、通常3層構造防水透湿素材を使ったスリーピングバッグカバーは 300g以上400g前後といったところでしょう。そうなると通常の夏用寝袋と重さに差が少なく、あまり良さが見えてきません。保温力もaよりはましな程度で構造上保温力は無いと言えます。3層で裏地がある為、結露が起きるのを防ぎ透湿運動を助けます。そのため数値では測れない部分も含めもっとも快適に使えるといえます。

cの場合、アルミ蒸着されているため、遮熱効果が高く体温の約70%を反射します。とはいえ、断熱性が無いため生地が肌と密着する場所は外気に触れているのとほとんど変わりません。ですが上記3点の中では商品の特性上からも、単体使用するのにもっとも適しているとは言えます。これに使用されている「タイベック」などと同じ不織布を使用した防水透湿素材は耐久性が低く、嵩張るため収納性がよくないです。上記の中ではもっとも大きな収納サイズになります。

dの場合、圧倒的な軽さです。ですが、簡単に言えば作りが小さいから軽いのです。ですが単体で使用するには十分な大きさがあります。エスケイプビビィと同じ素材で作られていますが、平面構造でシンプルな作りのために、ここまでの軽量化が可能になっています。容積は小さく、寝袋と組み合わせてのビビィとしては不十分な大きさです。同様に遮熱効果は高いですが、断熱性はありません。

スリーピングバッグカバーは確かに軽いのです。ですが総じて断熱性はありません。着用するもの次第になるので、組み合わせは自由になりますが、衣類というのは構造が複雑なので重くなりがちです。組み合わせが必要になれば荷物は大きくなります。軽量化やコンパクト性を考える人にとってスリーピングバッグカバーは本来不向きな道具なのです。

 

目指したのはその軽さでした。

Minimo Quilt の重量270g は上記のカバーやシーツなどに匹敵する軽さです。
そして同程度の保温力のあるスリーピングバッグの中では最軽量のうちの一つでしょう。

次はスリーピングバッグと比較してみましょう。

  1. ISUKA  エア130X カタログ値/300g  ダウン量/130g 参考使用温度8℃
  2. mont bell アルパインダウンハガー900 #5 カタログ値/461g ダウン量/200g 快適温度8℃ 下限温度3℃
  3. finetrack ポリゴンネスト2 x 2  カタログ値/360g 化繊シート上下2枚使用 使用可能下限温度11℃

 

1の場合、ダウン量が同重量、フードレスのデザインのため、もっともミニモキルトに近いものでしょう。もし上下均等にダウンが入っていると考えると、片面のダウン量は65gとなります。上面にダウンを多めにしていた場合でも80g程度でしょうか。ハイランドデザインのダウンバッグなどでも説明しているように上面のダウン量によって保温力は大きく変化します。ミニモキルトは上面からサイドにかけて130gのダウンが集中するため、ダウン量が同じでも保温力は高いと考えられます。

2の場合、ダウン量は1.5倍と多いのですが、上面には120g程度のダウン量だと考えられます。そうすると、ミニモキルトとほぼ同じ温かさと言えますが、重さの面では200g近い軽さのアドバンテージが取れます。

3の場合、化繊とは一概に比べられないのですが、温度域や重さから見てもミニモキルトの方に分があると言えます。また湿気の対策についてはUDDにすることで、化繊のもの特にポリゴンのようなシート上のものまでとはいきませんが、乾きやすく湿気を帯びにくい効果が得られています。

 

8、快適に寝るための工夫

先に説明したように軽さのための背中の部分を除いたキルト構造を採用しています。しかし。こうすることにより隙間から冷気が入りやすくなりそうだと思いがちです。もちろん上からかけるだけであればそうでしょう。しかし、背中側には上下で4ヶ所のループが付いています。ここにゴムひもを結びつけること で背中側が無駄に空いてしまうのを防ぎます。

もし冷気の侵入を最大限防ぎたければ、上部には必ず平ゴムを付けた方が良いと思います。これを付けずに使用すると肩や腕の動きで背中が開きやすく、 それは肩周りに隙間が出来る原因を作ります。長さも20センチ以下に留め、広がりを抑制するほうが冷気の侵入を防ぎ温かくするコツと言えます。

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使うゴムは平ゴムヒモがおすすめです。平ゴムは適度な伸び感で、いろいろなヒモを使ってみましたが、平ゴムが一番良いと思います。

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背中をあける理由は軽さのためだけではありません。体格差を補うことができます。寝袋は密度を高めることで暖かくなります。通常の寝袋の場合幅が決まっているので、体の細い人は隙間ができて寒く感じやすいということがあります。ですが、キルト構造で背中側のループに平ゴムを使って密着させることで暖かさを増すことができます。この構造だからこそ、ダウン量もギリギリまで少なくすることができます。

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もう一つ特徴としてダウンの入っていない「羽」の様なヒダ部分が背中側についています。ダウンが潰れてしまうからといって大きく背中側を切り取って しまうと、体で寝袋を押さえることができずにずれやすくなり、どうしても背中面とキルトの隙間が生じやすくなるのですが、「羽  はね」のようなヒダを付けること で押さえが効くと同時に隙間からの冷気も防ぐことができます。

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9、スタッフサックについて

・付属スタッフサックの廃止

今まで付属していたスタッフサックは私たちなりにこだわって作ったものでした。ところが、さらに軽さを求めるユーザーの場合、別の軽いスタッフサックや小さいスタッフサックに変えたりするという意見をいただきました。

スタッフサック付属はカスタマーサービスであると同時にメーカーや店舗サイドの在庫管理上の理由もありました。とはいえ、付属といえど価格に反映されるものですし、それが使われない状況があるという事実を鑑みた結果、スタッフサック付属をやめることにしました。
これにより若干ではありますが価格が上がることを防げました。ダウン原価高騰に伴うダウン製品価格上昇は止まりませんが、当社なりにお客様がお求めやすくなる為にはどうしたら良いのかを考えた結果となります。ご理解いただければ幸いです。

 

・おすすめスタッフサック紹介

収納には手持ちのスタッフサックを使ったり、フリーザーバッグを使ってもらえれば結構ですが、店舗で扱っているスタッフサックを種類別にご紹介します。

 

case-1. できるだけ小さいサイズ

この場合、袋の容量は1.5Lを目安にしてください。入れるのにかなり力を使いますので、手の力の弱い女性などは避けた方が無難でしょう。現実的にギリギリのサイズだと思います。形を変えられる余裕がなくなるので固形に近い収納になります。収納サイズは小さくなりますが、収納性(収納しやすさ)は著しく落ちるでしょう。注意が必要です。

・HMG キューベンファイバースタッフサック Sサイズ 17cm*25cm  6g(詳細はこちら)*写真は旧ロゴです。

minimo_refined_6_1*iPhone SE とのサイズ比較

 

case-2. ちょうど良いサイズ

この場合、袋の容量は2.5L〜3Lを目安にしてください。それほど力を使わなくても無理なく入れることができるサイズでしょう。多少は形状を変化させられる余裕がありますが、隙間に入れられるほどではありません。収納サイズ、収納性ともにバランスのとれたものと考えられます。

・HMG キューベンファイバースタッフサック Mサイズ 21cm*30cm  8g(詳細はこちら)*写真は旧ロゴです。

minimo_refined_6-2*iPhone SE とのサイズ比較

その他には、EXPED コードドライバッグUL(Sサイズ 13g)も同サイズとして使えます。(詳細はこちら

 

case-3. ゆったりサイズ

この場合、袋の容量は6L〜8Lを目安にしてください。かなりゆったりと入れられるので、雑な入れ方でも簡単に入ります。形状が比較的自由に変わるので、薄い隙間でも入れることができる可能性が生まれます。収納サイズこそ大きいですが、場所形状の制約が少ないので収納性は高いと言えます。他の寝具類をまとめることも可能です。

・HMG キューベンファイバースタッフサック Lサイズ 25cm*34cm  10g(詳細はこちら)*写真は旧ロゴです。

minimo_refined_6-3*iPhone SE とのサイズ比較

その他には、EXPED コードドライバッグUL(Mサイズ 15g)も同サイズとして使えます。(詳細はこちら

 

 


Hiker's Note 化繊とダウンの違いについての考察

化繊は濡れに強く水分を吸収し逃がすのは早いですが、吸湿発散することが苦手なので内部に湿度が残りやすく、それが原因で体を冷やしてしまうことがあります。それから、温かい時には温かくなり過ぎ一旦冷えてしまうと温かくなりにくいのです。
ダウンの場合は天然の湿気を吸放出する機能により、体を適度にドライな状態に保ち、温かさを保てます。もちろんこれが全てではなく一概には言えませんが、だからこそダウンはアウトドア用の保温材として永く使われているのです。

濡れに強いのに湿りやすい化繊 ドライに保てるけど濡れに弱いダウン

そんな風に言えるのかもしれませんが、ダウンをUDD加工することで、ダウンのデメリットを軽減しながらも吸収した湿度を放出する速度を上げるといったプラスの効果も狙えるところに良さがあるのです。
また昨今言われるダウンの取り方に関する問題は本来の論点をすり替えるために使われています。ダウンの採取問題はさておき、ダウンは循環生産が可能な天然資源には変わりありません。そしてどんなに化繊の良さを言っても、上質な化繊は石油製品から生まれるものであり、それは限りある資源だということには変わりありません。

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