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KTS / K10 Crampons

SPECIFICATIONS
重量 KTS Steel : 654 g / ML size
K10 : 636 g / Regular size
Snow Release Skin(付属) : 37g
*全て実測値
素材 KTS Steel & K10 : 4130 Chromoly Steel
カラー KTS Steel : RED
K10 : Grey/Black
価格 KTS steel : ¥16,500 + 税
K10 : ¥13,000 + 税
サイズ KTS :
SM size
 MEN: US 4-9 / EU 36-43
 WOMEN: US 5-10 / EU 36-43
ML size
 MEN: US 9-14/ EU 43-48
 WOMEN: US 10+ / EU 43+

K10 :
Regular size
 HIKING BOOTS
  MEN: US 6-13 / EU 40-47
  WOMEN: US 7-14 / EU 39-45
 PAC BOOT(スノーブーツなど)
  MEN: US 5-10.5 / EU 39-44
  WOMEN: US 6-11.5 / EU 39-44

*ブーツの種類によってサイズが変わることがあります。
PRICE
¥16,000 + tax

Review

Kahtoola Traction System 略してKTS。簡易アイゼンやスノースパイクから一歩進んでみたい積極的なハイカーに検討して欲しい『歩く』10本爪クランポンです。

2015KTS_6604PflexRGBKTS_6387aRGBKTS steel
2015K109287GBlackA-rgbK10_6238aK10(steel)

 

なぜ「歩行用」ハイキングクランポンと言うのか?他の10-12本爪クランポンと何が違うのか整理してみましょう。

 

【KTSとK10 ディテールの魅力】

○前爪
登山用の爪が前を向いたものと違い歩行に特化して前爪が下を向いています。爪が前を向いていても慣れれば歩ける、というのも真実ですが慣れたとしても爪が 前向きに出ていると、大き過ぎる靴を履いているときのようにつまずきやすくなります。ですから、爪が下向きなだけで歩きやすくなります。その代わり雪面を 蹴り込んで『登る』ことには不向きになります。

○スパイク
通常のクランポンと比較するとスパイク(爪)が短めなのも特長です。スパイクが長ければその分”下駄”の様に実際の足の底よりも地面が遠くなります。その 上接地面も少ないですから、確実にバランスが取りにくくなるのです。長すぎず短すぎないスパイクは、伝統的なものから変化の少ない従来の縦走用クランポン よりも歩くことを重視し考えた結果なのです。

 

○ストラップシステム

1. KTSストラップシステム
他メーカーのクランポンは冬用登山靴に合わせて作られています。最近の主にスリーシーズンを考えている登山靴やハイキングシューズは安定性を考え靴底が広 く作られているのに対し、冬用登山靴は力がかかりやすいように靴底が小さく作られています。冬用登山靴に合わせてサイズが作られているクランポンがほとん どで、靴底の幅が広いと、どんなにしっかりした冬でも使えそうな本革の登山靴でも、装着が出来ないのです。しかし、KTS ではどんな種類の靴にも着けられるようなシンプルな構造にしています。前足部はアジャスターでサイズ調節ができ、X字で上から押さえつけます。踵はシンプ ルに足首の大きさを調節し固定するだけです。さらに収納性もコンパクトなので言うことなしです。

2015KTS_6604PflexRGB

2. K10 クイックフィットバインディングシステム
KTSのストラップシステムは、丁寧にフィッティングをすれば、非常に高い装着性がありますが、少々手間がかかります。コンパクトにはなるのですが、複雑な構造でパーツが多く、重量を増やす原因にもなっていたのです。
新たなK10のバインディングシステムは、足先と足首部分をストラップひとつで簡単に調整でき、脱着はバックルの取り外しだけです。それらのストラップに 引っ張られるように、幅の広いプレート部分が足を押さえ込みフィットします。KTS同様にどんな靴にでも合わせられるような作りになっています。

2015K109287GBlackA-rgb

こだわり抜いたシステムだからこそ、歩きやすさはもちろん、走るのに使う人もアメリカでは少なからずいます。走れてしまうくらいつまずきにくく、安定性が高いということなのです。

 

 

○フレックスセンターバー
なぜ走れてしまうのかというと、クランポンの前後を繋いでいるセンターバーがとても柔軟性があるということです。通常クランポンのセンターバーは硬く作ら れているので、柔軟性のあるハイキングシューズや、スキーでもつま先の曲がるテレマークには適さないものでした。しかし、Kahtoolaのセンターバー は柔軟性に優れているのでどんな靴でも使用できます。一時期、ヨーローッパやアメリカの老舗メーカーにもKahtoolaからセンターバーが供給されてい ました。この柔軟性のあるセンターバーのお陰でどんな靴でも合わせることの出来るクランポンになりました。

 

【KTSとK10 共通する素材】

KAHTOOLA ハイキング用クランポンとしてロングセラーを誇るKTSクランポンですが、素材には、強度のある4130 Chromoly Steel(スチール、一般言う鉄を強く合金にした鋼)を使用しています。K10も同様です。

○KTS
クロモリブデン鋼(略してクロモリ)を使用し軽さと強度のバランスに優れています。標準的な10本爪スチールクランポンが800g以上あるのに対し、実測 重量654gと群を抜いた軽さです。爪の長さは1インチ、約2.5センチとなっています。しっかりとした長さがあるので、雪や氷に対しても十分なトラク ション性能を発揮します。
KTS_6387aRGB

○K10
KTSと同じくクロモリブデン鋼を使用し、軽さと強度のバランスに優れています。実測重量636gと、KTSと比較し、やや軽量となっています。爪の長さ は3/4インチ、約1.9センチで、少し短いのが特徴です。そのおかげで、KTSよりも歩きやすくなっています。爪も三角形に近くなっていますが、トラク ション性能には大きな違いはないでしょう。
K10_6238a

 

【KTS、K10の魅力】

- KTS、K10の共通点
1、簡易アイゼンやスノースパイクと明確に機能を分けて考えられる
2、氷や岩がミックスする状況でも気兼ねせずに使える。
3、トラクション性に優れる。
4、従来のスチール製クランポンより軽量化できる。

- KTSのメリット、デメリット
○、小さく収納できる
▲、しっかりとフィットさせるのに手間がかかる

- K10のメリット、デメリット
○、サイズ調節が簡単で、フィット感が良い
▲、バインディングがかさ張り、収納しづらい

 

前爪を使うようなハードな『登り』ではないが、積極的に雪山で『歩き』を楽しみたいハイカー。

簡易アイゼンから一歩進みたいけれど、本格的なクランポンに は気後れしてしまうハイカー。

シンプルだけど、技術に応じて可能性も広がるハイキングクランポンのスタンダードモデル。雪山に遊ぶ多くのハイカーにぜひ検討して欲しいクランポンです。

 

 

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KTS aluminum
廃盤となりました。

541g(M/L)、7075 Aircraft Aluminum