<< 一覧へ戻る

G4

SPECIFICATIONS
重量 466g(実測値)
 本体 359g
 脱着式ウエストベルト 87g
 ショルダー用フォーム 6g x 2
 ウエスト用フォーム 4g x 2
容量 66L
*各ポケット容量が大きい、純粋な本体容量は55L程度
サイズ 背面長
 S 42cm
 M 48cm
 L 55cm

ウエスト
 S 64-76cm
 M 76-89cm
 L 89-107cm
PRICE
¥21,000 + tax

Review

*2013年より、細部の構造が変わっております。(主にショルダーとメッシュ素材)

*現行ではブラックのみの生産となっております。

 

1998年、それはGoLite、Gossamer Gear(当時はGVP Gear)、というウルトラライトハイキングをテーマとして掲げるふたつのプロダクトメーカーが産声をあげた年です。書籍『PCT Hiker Handbook』を通じてシンプルでライトウェイトなハイキングスタイルを啓蒙してきたRay JardineはGoLiteに協力、そこでうまれたオリジナルプロダクトが「Breeze」だとすると、ULハイカーとして認められる存在となっていた Glen Van Peskiは自らブランドを設立、つくりあげたオリジナルプロダクトが「G4」なのです。GoLiteではその後主力モデルとして改良を加えられたJAM が登場、Breezeを手にとることはいまやかないませんが、Gossamer Gearでは発売開始から12年を経た今でもオリジナルプロダクトであるG4を手にすることができるのです。ウルトラライトバックパックのグランドファーザー、それがG4というモデルなのです。

G4というバックパックが持つ付加価値、それは何も創業当時からのオリジナルというだけではありません。その型紙が同社ウェブサイトでフリーダウンロードされてきた点にもあります。ウルトラライトハイキングでは「道具の自作自活」と いう哲学があります。もちろん全てのハイカーが道具を自作できるわけではありませんし、自作しなければウルトラライトハイキングでは無い、というものでも ありません。しかし自分が使う道具は自ら工夫し、自ら作るというかつては当たり前だった姿勢へのリスペクトが息づいているのです。Ray=Jardine もレイウェイパック(Breezeの原型)の型紙を公開しています。この点でもウルトラライトハイキングを象徴するバックパックといえるのではないでしょ うか。

公開されても、誰が作っても、12年という年月を経ても色あせない魅力がG4にはあるのです。

 

 

<表:3つの深くて大きなメッシュポケット 裏:マットをフレーム替わりにするスロット付>

メイン素材は昔から軽量素材のスタンダードである70dnlリップストップナイロン(2.2oz/sq yd)、底部は210Dnlリップストップナイロンで す。12年間続くアイテムということで変化球にたよらない正面からの直球勝負な素材使いといえそうです。またGossamer Gearバックパックのアイコンデザインでもある背面のスロットはこのG4からはじまっています。各種マットを入れることでバックパックのフレーム兼マッ トにするという考え方。特に外部についたことで、休憩時や不意のビバーク時、バックパックをあめなくてもまずマットを取り出して座ることができるのは大き な利点といえそうです。

 <少し外側に膨らんだボトム形状>

これぞULバックパックというプレーンなデザインですが、G4ならではという特色を見つけるにはボトムに注目して下さい。ボトムは外側にややふくらみを持っています。これはダウンスリーピングバッグやインサレーションウェアのロフトを損なうことなくゆとりをもって収納す る為の工夫です。過度なコンプレッションはおこなわずざっくりと寝袋や衣類をつめてみましょう。結果としてバックパックの重心も自然と上部に位置します。 バックパックのカタチを下部からしっかりと作ることもできます。ウルトラライトハイキングならではのパッキングを実践するための特徴といえます。

 <特徴的なショルダー根本の位置>

もうひとつの特徴がボトムにあります。それがショルダーベルトの下側の付け根です。バックパックの背中側ではなく、むしろ正面側に位置しています。これによりショルダーベルトを引き絞った際に、バックパックを下から上へ持ち上げるようにストラップが機能するのです。これによりバックパックは背中のより上部へ位置するようになり、より身体に密着、重心バランスがとても良くなるのです。

 <付属バンジーコードで自由なアレンジが可能>

G4はバックパック正面、サイドあわせて8カ所のループが縫い付けられています。これに付属のバンジーコードとコードロックを使って衣類等を挟み込 む工夫も行えます。バックパックのメインコンパートメントにアクセスしなくてもトレイルで必要な道具を出し入れするために、大型のメッシュポケットはじ め、こうしたバンジーコードによるカスタマイズは利便性を向上させるのです。

 

ウルトラライトバックパックの源流のひとつであり、今のシーンをつくりあげるきっかけになったバックパック。マスプロダクトをみても12年にわたって愛され続けているバックパックにはなかなかお目にかかれないものです。

 

 Ultralight Hiking黎明期を知る数少ないバックパック

 

背面パッドとしてや座布団、スリーピングマットのプラスに使える

Gossamer Gear  SitPad / ゴッサマーギア  シットパッド   ¥1,050(税込)
も販売しております。