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軽いって自由。Ultra Light Gears & Dry Foods

Biosensor Liners

SPECIFICATIONS
重量 約47g(Lサイズ/実測値)
素材 本体:メリノウール 100%
指先:ポリエステル 96%、ステンレス繊維 4%
PRICE
¥3,700 + tax

Review

Biosensor Liners(バイオセンサーライナー)はタッチスクリーン対応の親指人差し指の先を除いて、メリノウール100%を使用しており、適度な厚みと保温性があり、濡れても冷えにくく、火にも強いです。
そのため一年を通してのベースグローブ、温暖な季節の防寒グローブや軍手代りの万能手袋として使えます。寒冷期には単体での保温性はもちろんのこと、オーバーグローブのインナー、手のためのアンダーウェアと、オールシーズン活躍ができるものになっています。

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ウールであること

ウールの良さや特性は今やアウトドア市場において多くの人が知るところになりました。まず挙げられる特徴として、濡れても冷えにくいということです。これはウール繊維がスケールという水分を吸収しない鱗状のもので覆われており、肌の接触時に濡れを感じさせないからです。また湿度の吸収性にも優れているため、調湿性があるといった言われかたをすることもあります。化学繊維の速乾には敵わないものの、繊維内部まで水分を吸収しにくいことからも十分に速乾性があると言えます。さらに天然の防臭、抗菌効果もあるというアウトドア素材としてはかなり優秀な素材です。

 

他との比較

バイオセンサーライナーは良いグローブですが、とはいえ基本はウールという素材に頼った機能がほぼ全てです。では他のものとはどう違うのでしょうか。
似たようなグローブは他社からもリリースされています。しかし、良く見るとウールが半分以下で、アクリルやナイロンがメインのものが多いのです。理由としては補強や手入れの簡便さにあるのでしょう。ウール100%では摩擦に弱いところもありますし、洗い方によっては縮んでしまうこともあるからです。たしかにウールの割合が低くてもウールの性能をあるていど享受することはできます。しかし、熱には弱くなります。そうするとアウトドアグローブとしてのオールラウンド性は低くなります。また防臭抗菌といった機能は、化学繊維に付着する汚れによって妨げられてしまうのです。

 

Biosensor Liners ならではの使い方

焚き火での積極利用は決しておすすめできるものではありません。どうしてもタッチスクリーンのための指先は電導性の化学繊維でできているからです。しかし、そこを理解した上であれば、十分に使うことはできるのです。実際僕自身焚き火の時にレザーグローブを忘れた代わりに使うことが良くあります。その時は両手のうちどちらか使う方を決めています。

熱に強いですから、アルコールストーブや固形燃料、ウッドストーブを利用するときに、熱々になったクッカーを持つのにも重宝します。アルコールストーブに着火するのが怖いという人はこのグローブをつけたままなら燃えたり熱かったりしないので安心です。

もともと備えている油分は抜かれてしまっていますが、雨に濡れても手が一気に冷えてくることはありません。多少の濡れであれば濡れているのに気がつかないことだってあります。それが化学繊維が多く含まれているものだと、濡れていくに従いどうしても冷えにつながっていくのが体感で分かります。こうなってしまうと化学繊維100%のもっと安い手袋とさほど違いがわからなくなってしまいます。条件が悪くなるほどに、メリノウール100%のバイオセンサーライナーの利点が浮かんでくるといえるでしょう。

単体でもそれなりに暖かいですから、冬の単体使用も十分できます。それでも寒ければ、P.I. Wrist Band やPower Wrist Gaiter を組み合わせれば作業性と保温性を両立できます。

それに、“Liners”と書いてあるのでどのグローブのライナーとしても使うことができます。アンダーを一枚着ることの暖かさは多くの人の実体験と共に語られている事実です。ライナーグローブは“手に着せるアンダーウェア”のようなもので、一枚入れるだけでグローブの暖かさが大きく変わるのです。中綿入りなどのウィンターグローブであればなおさらその効果を実感するでしょう。その理由は手の汗です。手は思った以上に汗をかきやすい箇所です。手に潤いがなくなると物が持ちにくくなったりするからでしょう。それを温かい手袋の中で密閉するので想像以上に湿ってきます。湿り気は外気に近い表側から徐々に冷やされその冷えは内部へと伝わってきます。それによって手が冷えてしまうのですが、ライナーをすることで汗の蒸散を促すだけでなく、手の表面をドライに保つことで湿り気で手が冷えることを抑制してくれるのです。

 

このグローブを使い始めるまでは、冬のライナーグローブとハイキング用グローブは分けて使っていました。ライナーグローブは薄いのがほとんどで、細かい作業には便利でしたが、スキーのエッジで新品を切ったり、面ファスナーに引っかかればすぐに穴が開いたりしていました。ハイキング用グローブはポリプロピレンなど化学繊維100%のグローブでした。けれども今はバイオセンサーライナーで全てが補えます。
グローブは消耗品ですから、実際にはいろいろなトラブルがあるかもしれません。強度だって過剰な期待は禁物です。けれどもこれだけ広い用途をひとつでカバーできるグローブは珍しいのです。もしグローブでお困りのハイカーはこの多用途なウールの“軍手”を試していただければと思います。

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