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軽いって自由。Ultra Light Gears & Dry Foods

Gorilla

SPECIFICATIONS
重量 全体 975g / Mサイズ(実測値)

本体 514g
ウエストベルト 239g
フレーム 85g
リッド 81g
SitPad 56g(誤差 ±3g)
容量 約40L〜45L
*本体のみ容量 約36L程度
素材 本体 70 dn Robicリップストップナイロン
補強部 100 dn Robic リップストップナイロン
背面部 70 dn シリコンコーテッドリップストップ
サイズ S、M、L
PRICE
¥33,500 + tax

Review

1998年に創業した"Ultralight"のパイオニアGossamer Gear。同社のバックパックはインディペンデントメーカーとして、各モデルがUltralight Backpackのマイルストーンともいえる役割を果たしています。

特に2008年に発売されて以来、2012年にフルモデルチェンジを加え、GorillaはGGのフラッグシップモデルとなりました。一代目 は"Gossamer(蜘蛛の糸、透き通るような薄い羽)"という名を裏切るかのような 210dn ダブルリップストップナイロンという丈夫な生地を採用。二代目はオリジナルオーダーの生地 140dn ダイニーマグリッドストップナイロンを使用。これは、その後のULな生地のスタンダードのひとつとなりました。どちらも”軽さ”、”丈夫さ”というバランス感の良さを重要し、絶妙なカーブを有するアルミステーはマスプロダクトにも劣らない高いフィット感を持っています。現在、岩場や渓流などでのハードな使用にも対応できるULバックパックとして、少なからぬ支持と実績とを積み重ねるようになりました。

2014年には二度目のフルモデルチェンジ。再び今までのUL界では使われることの無かった新たな素材『100 denier Robic Ripstop Nylon』を採用し、今まで以上の軽さと丈夫さを手に入れたのです。

140dn ダイニーマグリッドストップの時もそうでしたが、この素材もゴッサマーギアのオリジナルオーダーで、ULバックパックでは初めての使用素材となります。100dn Robicナイロンは、以前の210dn、140dn よりもさらに番手の細い繊維を使用していますが、高密度に織り込むことで、以前と同様の生地強度を確保し、軽量化も成功しています。バックパック全体の軽量化を図った分、今までよりも、ショルダーやウェストベルトの素材を見直し、より剛性感を持ったウルトラライトなバックパックへと改良されています。

そして2016年。70dn Robicナイロンをメインボディに使用し、トップリッドポケットを搭載した新たな姿へと進化しました。

 

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トップリッドを外したスタイルはまるで初代ゴリラを彷彿とさせるシンプルなライトウェイトバックパックデザインです。クロスでの固定方法は斬新かつ、安定性の高い方法。

 

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ゴリラの基本となる特徴を見ていきましょう。

  1. 高密度に織り込まれた、生地強度の高い『70dn Robic Ripstop Nylon』と『100dn Robic Ripstop Nylon』。
  2. 奥行き 5.5inch(14cm)の薄手フォルムによるパックバランスの良さ
  3. カーブしたアルミステーによる高いフィット感
  4. ウィークエンドからロングディスタンスまで対応する、45L程度という容量
  5. 追加されたトップリッドポケット
  6. ハイカー自身による自由度の高さを生むユーティリティループ

素材について

メインボディには『70dn Robic Ripstop Nylon』。強度の必要な部分には『100dn Robic Ripstop Nylon』。複雑で高密度に織り込んだナイロン素材は引裂強度も向上しています。糸の径そのものは細くなったことで、生地重量は減少しました。
フロントの大型メッシュポケットの素材は、従来のPower Meshから、これもオリジナルカスタムのストレッチメッシュへと変更し、伸びを充分に活かしながらも、今まで以上の強度を手に入れました。

ショルダー&ウエストの補強

ショルダーは従来のパッドを封入したタイプから、3D Air Meshを採用しました。この素材は決して珍しいものではなく、以前は数多くのバックパックに当たり前のように使われていたものです。

パッドを封入するタイプは軽量化には役立つものの、使用頻度が高くなると痩せてきてしまったり、どうしても耐久性に難がありました。使い込んで柔らかくなるのも一つの良さではありましたが、パッドは汗を吸うと菌が発生しやすく、臭いのもとになったりする原因のひとつでした。

しかし、3D Air Meshは、耐久性も高く、汗だまり、保水も防ぎ、通気性も高いことから、臭いの発生も抑えられる良さがあります。使われなくなった理由は重さです。良い素材ではあったが、重いので、真っ先に軽量化の対象となっていました。ところが、素材変更にともない全体に軽量化できたことで、より良い素材をショルダー、 ウェストハーネスの両方に使うことが可能になりました。

確かにこれが原因で、総重量の増加には繋がってしまったけれども、今まで以上の高いフィット感を手に入れることになったのです。

ULバックパックは肩甲骨を中心に背中全体で背負うものですが、ハイキング期間が長くなったり、積載量が増えたときなど、腰のサポートが安定感をもたらすのは事実で、ロングトレイルを歩く多くのハイカーが、ウェストベルトのサポートを必要としているのです。3、4日から一週間、そして一ヶ月、数ヶ月のロン グハイキングへ。そうしたロング志向のハイカーには頼れる機能だといえます。

 

新しくなったショルダー、ウェストのハーネス。強化されたメッシュ素材

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ショルダー、ウェストハーネスは厚みがしっかりとしています。幅は従広めですが、柔らかくしなやかなので、より多くの人にフィットしやすくなりました。裏側は汗ぬけの良いパワーメッシュを採用。
フロントポケット下部はバックパックを置いた時にもメッシュを保護できるよう、ナイロンでの補強が施されています。またフロント、サイド共に水抜き穴があります。フロントポケットのメッシュ素材「Darlington Mesh」は一般に普及しているパワーメッシュと比べ強度が高くなっています。パワーメッシュは4方向ストレッチに対し、ダーリントンメッシュは横方向のみですが伸び率は非常に高く、また長期使用などで紫外線に長く晒されても、パワーメッシュと比べて劣化しにくいという利点もあります。

 

トップリッドポケット

Gossamer Gearでは初となるトップリッドポケット。正直なところ上手な造作、付け方とは言えないでしょう。荷物が少ないと前に垂れ下がってしまうので、荷物が多いときのエクストラポケットとして考えると良いと思います。
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クロスオーバーストラップ

トップリッドを外して使う場合は、ストラップをクロスさせて上部を固定します。吹流しを最大限伸ばした長さは、旧モデルとほぼ同様のサイズ感になります。ということはメーカー表記では40Lとなっていますが、旧モデル同様の45L前後の容量がトップリッド抜きであると想定できます。試しに、Trail Bum/Steadyを横に並べて見てもわかります。奥行きもゴリラ約14cm、ステディ約15cmとなりますので、容量にそこまで大きな開きがあるとは考えにくいです。とすれば、トップリッドがない状態でも十分に数泊からスルーハイキングまでに対応する容量があるということです。このトップリッドなしを標準と考えてしまい、トップリッドポケットはエクストラポケットとして、もっと荷物を積み込む必要があるときだけ使うほうが、様々な条件に対応できると考えられます。

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パッキングの自由度を高めるコードループ標準装備

*写真は旧モデルですが仕様は同じになります。

全面から見ると上から4ヶ所(隠れているところもあります)

側面から見ると後ろ側に2ヶ所。前側に4ヶ所(全面に見えているところと同じ)

ここに別途購入したバンジーコードを使ってコンプレッションをかけたり、ものを挟んだりするのに使うことができます。

*オプション品 ゴッサマーギア パックコンプレッションコード(2mmブラックバンジーコード2m、2ホールコードロック2個のセット)/¥450+tax

ポールホルダー、アイスアクスホルダー

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左側がトレッキングポールホルダー。石突きを指して固定します。右はアイスアクスホルダー。どちらも上部には特定のホルダーが付いていないので、コードループなどを使用し固定します。

背面パッドについて

今まではオプションパーツとしての扱いだった、背面パッドとしてや座布団やスリーピングマットのプラスにも使える「SitPad」が標準装備になりました。

追加、または交換用としても販売しております。
Gossamer Gear  SitPad / ゴッサマーギア  シットパッド(平均60g)   ¥1,200+税

従来の無骨でどことなください、Gossamer Gearのデザインに魅力を感じているのは確かです。しかし、毎回リニューアルデザインをした製品の細部を見れば見るほど、各改良点に意味があることが見て取れるのです。日本ではガレージメーカーと言われますが、彼らはガレージメーカーとは思っていません。インディペンデントではあるものの、メーカーとしてより良い商品を作ることを考えています。今回のモデルチェンジで重量は増しました。これは以前Goliteにも起きた動きです。しかし、これこそメー カーとしての成長の明かしです。多くのカスタマーに支持されるようになったからこそ、多少の重量増を受け入れてもより多くの人が使いやすいものへと、正常な進化をしていると言えるのです。

サイズについて

アメリカサイズとなります。

  • Sサイズには、Sサイズのウェストベルト

身長155cm以上の女性
身長160cm以下の体が小さい男性

  • Mサイズには、Mサイズのウェストベルト

身長165cm以上のほとんどの男性
身長160cm前後大柄な男性
身長165センチ以上の女性。(場合によってはSサイズのベルトへの交換も可能です)

  • Lサイズには、Mサイズのウェストベルト

身長185センチ以上の男性、もしくは大柄な男性向け

基本アメリカサイズですので、Lサイズはかなり大きめの作りになると考えて下さい。普段から、US Lサイズの服を着ている方は良いと思います。今までの販売実績から考え、Lサイズには、Mサイズのウェストベルトを組み合わせています。ですが、ご購入時であれば、Lサイズのウェストベルトに交換することも可能です。

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