2021年ハンモックギア新製品でハイカーズデポ が最も注目しているのがCOCOONのアクセサリー。特にツリーストラップは標準的なウーピースリングタイプと目新しさはないものの、ペア実測74gというULツリーストラップ。ULハイカー注目のこのツリーストラップをはじめ、定番のULハンモックが入荷しました。
COCOON Ultralight Hammockシリーズ
高品質でデザイン性に優れたシルクトラベルシーツのメーカーCOCOON。旅の寝具を扱うメーカーとして2020年からはハンモックの販売もはじまりました。コクーンの基本モデルとなるウルトラライトハンモックはハンモックの幅ではなく長さを伸ばし、そして設営角度を一定に保つためのリッジラインを標準装備させることで寝心地の向上につとめています。特に前者はコクーン独自といえるアプローチです。ファーストモデルから完成度と独自性の高いハンモックを発表したことで2021年も期待が高まります。同社は主力商品のトラベルシーツをはじめとしてスタンダードな製品づくりがその特色といえます。今後ULハンモックの定番となるであろう注目ギアが入荷しました。
実測74g ULツリーストラップの2021決定版
COCOON ウルトラライトハンモックストラップw/ウーピースリング(74g) ¥4,200+税
ULツリーストラップとしてよく目にするウーピースリングタイプ。最軽量モデルはHumming Bird ULツリーストラップだが、2020年モデルでは軽量化を押し進めた結果、木にまくストラップ部分がよれやすく扱いづらくなったのも事実である。さらに生産と供給の安定が見込めないことから2020年秋からは日本代理店が取り扱いを中止することとなった。そこで2021年のULツリーストラップとしてハイカーズデポが最も注目しているのがCOCOON ULハンモックストラップw/ウーピースリング。
軽量化のために薄くしてしまうテープストラップ部分だが、設営時に簡単によれないような張りとコシを保った薄さにとどめている。
ハンモックとの接続部分のつくりはeno ヘリオスサスペンションと同じ。カラビナで接続するモデル、トグルで接続するモデル、どちらにも対応できる。
ウーピースリングタイプのツリーストラップについては耐荷重とテープ部の強度を重視するなら「eno ヘリオス」、軽さとコンパクトさを重視するなら「COCOON ULハンモックストラップ」というのが2021年の図式といえるだろう。
バランス感に優れた優等生的モスキートネット
COCOON ウルトラライトモスキートネット(192g) ¥6,200+税
ハイカーズデポで提案しているハンモック用軽量モスキートネットはDutchWareボトムエントリーバグネット(140g ¥10,000+税)。COCOONはそれには及ばないもののULモデルとしての基準と考えたい200gを切っている。年間での使用頻度がそれほど高いわけではないモスキートネットならば軽さよりはコストパフォーマンスを重視するむきがあってもよいでしょう。
モスキートネット付ハンモックのエントリーモデル
COCOON ウルトラライトモスキートネットハンモック(400g) ¥10,500+税
ハンモックキャンピングでの虫対策に頭を悩ませる方は多いでしょう。モスキートネットを追加する方法がありますが、ハンモックシステムをシンプルにするという観点ではモスキートネット付ハンモックに軍配があがります。しかしタープ込みのハンモックシェルターとして一式で販売されているものはあっても、モスキートネット付ハンモックを単体で販売しているメーカーは決して多くはありません。そんな状況のなかで誰もが手に取りやすい製品がこれなのです。
ULモデルが追求する寝心地とは
COCOON ウルトラライトハンモック(276g) ¥8,500+税
2020年の新製品として注目を集めたCOCOONウルトラライトハンモック。リッジラインを標準装備したハンモックということも目を引いたが、それ以上に印象的だったのは全長を長くすることによる寝心地の追求。一般的なハンモックはベッド幅を広くとることで寝心地の向上を図っている。それがハンモックのセオリーともえいる。それに対して独自のアプローチを試みたのがCOCOONのこのハンモック。
ハイカーズデポ ではULモデルの中でも寝心地を重視する方にはeno スーパーサブかこのCOCOONウルトラライトハンモックのどちらかを提案している。幅か、長さか、店頭でも実際に体験できる機会をこの春には設けたいと思います。