アメリカ本国ではアウトソールの5,00mile warranty(8,000km保証)をうたっているベアフットシューズ&サンダルメーカー Xero Shoes(ゼロシューズ)。アウトソールの耐久性への評価は確かに内外で高いものがありましたが、実際にみちのく潮風トレイル1,000kmで新品からテストしてみました。実際に使用したXero Shoes エクスカーションフュージョンを店頭展示しています。
モデル)Xero Shoes エクスカーションフュージョン
トレイル)みちのく潮風トレイル全区間(約1,000km)
期間)2021年10月〜2022年1月
ハイカー)勝俣隆
2000年代前半に北米を中心にハイキングシーンにおどりでてきたトレイルランニングシューズ。2010年以降は完全に北米の長距離ハイキング、トレイルランニングにおける基本シューズとして定着したといえます。道具の軽量化が進み、極端なUL志向をとらずとも、ベースウェイト6kg程度は誰もが実現できるようになりました。これならば4-5日のオーバーナイトハイキングでもトータルウェイト12-3kgにすることが可能です。10kg前後でのテント泊が可能になったからこそトレイルランニングシューズはシーンの中心に躍り出てきたわけです。
しかしここで問題となったのが耐久性。パシフィック・クレスト・トレイルやアパラチアン・トレイルなどを半年かけて歩くスルーハイカーはシューズを6足ほど履き潰します。もちろん状況にもよりますが一般的なトレイルランニングシューズの寿命は500-600kmというのが目安と言えます。日本のようにトレイル(登山道、自然歩道)がテクニカルな環境ではユーザーの実感としてはもっと短いと感じている方もおおいよいうです。300km程度という意見もありました。トレイルランニングシューズは結局のところ「ジョギングシューズ」「スニーカー」なわけですから、いたしかたない部分ではあります。とはいえハイカーにとって耐久性はできるだけ高い方が嬉しいというのもまた事実です。
そこで、アウトソールの耐久性を誇りにしているXero Shoes(ゼロシューズ)の最新ハイキングモデル「エクスカーションフュージョン」で実際に耐久テストを行いました。テストしたハイカーはJMTをはじめとするシエラネバダ山脈に毎年通っている2014ATスルーハイカーの当店スタッフ勝俣隆。昨年2021年10月からセクションハイクでみちのく潮風トレイルを全線歩いてみました。アウトソールだけでなく、アッパーもどうなったでしょうか。
その答えとなる使用サンプルを店頭展示しております。ご興味がある方はぜひ見てみてください。