ハイキングリポート

五国 Long Distance Hiking Journal Part 2 〜ハイキングとロングハイキング

2015/09/09
長谷川晋
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PCTやArizona Trail、日本のハイキングを通して感じたものと加藤則芳との会話をきっかけに、日本の長距離ハイキングのあり方、可能性を模索した "五国ロングハイキング”。ハイカー長谷川の記録。その2(全3回)

五国ロングハイキング
日本のロングハイキングの可能性〜

Part 2 ハイキングとロングハイキング

 記事:長谷川晋 aka Turtle 

 

ハイキングとはなにか

 

Hike

  • 語源は不明
  • 古い辞書によると " A long walk, especially a cross country walk taken for pleasure." とある
  • 喜びをもって原野を長く歩く
  • 宿泊道具を持って長く歩くことともとれる

 

ロングハイキングを通して考えたこと

  • なぜ自分は歩いているのか
  • 長く歩く意味はなにか

→ ”Hike”という言葉の意味との出会い

→ 喜びをもって歩くということ

→ いままでの経験において埋まっていなかった部分にしっくりとはまる感覚

 

 

ロングハイキングを通して感じたこと

終焉は喜びのはずが、思い出されるのは途中の出会いや出来事ばかり

Keep going !
Keep going !

 

Done!
Done!

 

 

肝心なことは結果ではなく中身。旅の過程にあるのではないか。

火はハイキングの相棒
火はハイキングの相棒

 

せっかくなのでスキーも。
せっかくなのでスキーも。

 

 

いかに楽しむかということ

本当の楽しみはトレイルの外に。 photo by "Nino"
本当の楽しみはトレイルの外に。
photo by "Nino"

 

Happy crazy man. photo by "Taka" Nezu
Happy crazy man.
photo by "Taka" Nezu

 

 

同じ目的を共有する仲間との出会い。長い旅の中、”同志” とも言える存在へと変化していく心

いつも思い出せる彼らの笑顔。
いつも思い出せる彼らの笑顔。

 

旅を共にした同志。
旅を共にした同志。

 

 

”歩く” ことの可能性の高さ

乗り物では簡単に通れないところも”歩く”ことで乗り越えられる

残雪の山だって、超えられる。
残雪の山だって、超えられる。

 

”歩く”ことは、走ることや乗り物などよりも柔軟で応用範囲が広い。
”歩く”ことは、乗り物などよりも柔軟で
応用範囲が広い。

 

 

”簡素” と”最低限” の持ち物でも道具と向き合い広がる用途

経験と知識がともなうことで、多くの状況に対応できる

簡素な道具と歩くことで人間の高い可能性が生まれてくる

これで全部。これで十分。
ほぼこれが全て。これで十分。

 

歩く。続ける。
歩く。続ける

 

ロングハイキングは、本来の旅、そのもの。

 

 

アメリカでのハイカーたちの楽しそうな姿はなぜか

自国でのハイキングだからではないのか

では日本でロングハイキングをしたら、アメリカでのロングハイキング以上の楽しみがあるのだろう。

 

Wilderness はいまや存在せず

Hike の意味にある、原野を横断することは困難だが、エッセンスを集めながら歩くことでハイキングを再定義する

 

舗装路やジープロードを楽しめなかった自分

→ ”山”を歩くことが目的だったから

しかし、ハイキングで大事なのは

旅の過程

町から山。山から町へと繋いでいくために”道”を歩く

ロングハイキングとは、長く歩いて旅をするための手段である

 

ロングハイキングの目的

つなぐこと 続けること 歩くこと

 

そうすることでどんな”道”も利用し、歩く過程の全てを楽しめる。

 

 

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長谷川晋

書き手長谷川 晋

1978年、東京生まれ
学生時代の自転車日本一周が「旅人」としての原点。トレイルネームは「Turtle(タートル)」 セレクトショップ、スキー場、山小屋、アウトドアショップなどの勤務を経てハイカーズデポ スタッフへ。2010年のパシフィック・クレスト・トレイルスルーハイクの後、その経験を後進ハイカーにブログやイベントなどを通じ積極的に提供。ウェブマガジンTRAILSとの共催イベント「LONG DISTANCE HIKERS DAY」をたちあげ、日本人長距離ハイカーコミニティの中心人物でもある。現在は一般社団法人トレイルブレイズ ハイキング研究所の代表理事をつとめ、日本における長距離トレイルやハイキング文化発展に奔走している。著書に『LONG DISTANCE HIKING』(TRAILS)がある。

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