ハイキングティップス

ダウンバッグとハンモックの合わせ方

2018/04/14
長谷川晋
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当店の中でも最古参のオリジナルアイテムである「ダウンバッグ」。じつは上下のないシンプルな構造だからこそハンモックを包んでしまうことができます。こうすると、マットが不要になり軽量化。それだけでなく包まれて暖かい!

当店の中でも最古参のオリジナルアイテムである「ダウンバッグ」。じつは上下のないシンプルな構造だからこそハンモックを包んでしまうことができます。こうすると、マットが不要になり軽量化になります。それだけでなく包まれて暖かいのです!

1、これが可能なのもサイドジッパーが足先まで開くようになっているからです。一度完全にジッパーを外してお布団の状態にします。

downbag4th_4

 

2、ハンモックを包むように被せて、ジッパーを締めます。そうするとこんな状態になります。足先のジッパーはあまりキツく締めないでください。ジッパーのスライダーに横方向の力がかかり破損の原因になります。

*言葉よりも実際にやってみるとわかりますので、ジッパーに負担がかからない程度に緩めるのを忘れずに。

Hammock&sleepingbag_3

 

 

シンプルな構造もさることながら、大きさにゆとりを持たせたダウンバッグだからできます。ハンモックに装着してみると、ちゃんとフィットしているのが分かると思います。

Hammock&sleepingbag_2

その代わり、ハンモックの大きさに関わらず寝袋の幅以上には対角に寝ることもできないので、ハンモックの吊るす方向に対して常に正対に寝ることになります。ですので、ダウンバッグと合わせるハンモックは小さくて軽いものの方が相性が良いと言えます。例え大きいものを使っても結局は寝袋に合わせて真っ直ぐのようになってしまうということです。

 

寒い時は長さがあれば頭まで入ります。写真ではロングサイズを使っているので、身長175cm 程度の人であれば入れます。レギュラーサイズで頭まで入ろうと思うと170cmくらいの人までが限界かもしれません。頭まで入れるようなら、頭で蓋をすると暖かくなります。

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長谷川晋

書き手長谷川 晋

1978年、東京生まれ
自転車で日本を旅して回ったのが「旅人」としての原点。トレイルネームは「Turtle(タートル)」 セレクトショップ、スキー場、山小屋、アウトドアショップなどの勤務を経てハイカーズデポ スタッフへ。2010年のパシフィック・クレスト・トレイルスルーハイクの後、その経験を後進ハイカーにブログやイベントなどを通じ積極的に提供。ウェブマガジンTRAILSとの共催イベント「LONG DISTANCE HIKERS DAY」をたちあげ、日本人長距離ハイカーコミニティの中心人物でもある。現在は一般社団法人トレイルブレイズ ハイキング研究所の代表理事をつとめ、日本における長距離トレイルやハイキング文化発展に奔走している。著書に『LONG DISTANCE HIKING』(TRAILS)がある。

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