実はたくさん置いてます。焚き火道具。

実は色々置いてます。
野歩倉庫的焚火道具あれこれ。
『ここのお店って、なかなか買わせてくれないんですよね〜。』
ハイカーズデポあるある、でございます。先日もお客様から言われてしまいました。申し訳ございません。いやはや赤面でございます。みなさんに一番良いものをと思えばこそ、、、、むにゃむにゃ。最終的にはお買い上げ頂きまして、本当にありがとうございます。納得いく品物をお渡しできて嬉しく思います。
それはさておき。
『〇〇なんて置いてないですよね?』『あるよ。』『え、あるの!?』
『〇〇見たいんですよね〜。』『あ〜、これでしょ。』『あるんだ!』
これも本当に店先で交わされることの多い、ハイカーズデポあるある、でございます。情報発信は早いほど良いと言われて久しい昨今において、まったくのんびりというか、のんきというか。それが私たちハイカーズデポなんです。はい。
焚き火が好きなアウトドアズマン(っ!舌噛みそう)って多いですよね。ハイカーズデポの面々も好きなのです。ですが、今日においては色々と気を使わないといけないものでございます。人が多ございますから、仕方もないことでございますね。それでも人は欲求を抑えられないものです。ですが少しでも「周りに迷惑をかけずに安全に」と考えると用意したい焚き火道具が「焚き火台」とか「Fire Stand」と言われる、『焚き火の薪を乗せるてその上で燃やすための台』ございます。「Wood Stove」は燃焼効率を考えたものに付けられることが多い名称ですので、厳密には焚き火台ではありません。ですが、まあ今回はひっくるめてご案内させていただければと思います。ちなみにこれは商品紹介ではけっしてございません。そんな大層なものではございませんで、つれづれに思うことをちょいと書かせていただいた漫筆だと思ってお読みいただければ幸いにございます。それでは開幕。
いろんな焚き火台が世に出ております。かくいうわたくしは前々よりの「UNIFLAMEファイヤーグリル」ユーザーでございますので、キャンプなどでは長年重宝させていただいております。軽い方が何かとよござんす。とはいえ、野歩(ハイキング)には持っていける軽さでは到底ございません。そんな欲求を叶えてくれる焚き火台(ファイヤースタンド)なんてありませんでした。
そこに、シュタッタッ!と参上したのかどうかは分かりませんが、現れましたのが『Ninjya Fire Stand』です。ウッドストーブと比べて「重いですね」というトンチンカンな当スタッフもおりますが、これは焚き火台です。それなのにたったの273g!(本体実測)。ケース・付属品込みで427g(実測)これだとちょっと重いかな(笑)軽く行きたい忍者のみなさまは本体のみを、現代技術の粋を集めて作ったかどうかは知りませんがタイベックシートや、油紙とかで包んでお持ちになったらいかがでしょうか?13,000円で、火吹棒と忍者気分が満喫できる!?丈夫な布ケース(巻物風)が付いてきます。

(273g、13,000円)
日本語ではそうですね「木材燃焼器具」でしょうか。いわゆる「ウッドストーブ」は燃焼効率を考えて、小枝をドンドン燃やしてくれるものが多いです。どちらかといえば、暖を取るものではなく、調理道具としての側面が強いです。小枝などはもちろんですが、木炭やチャコールなどを使うのにも最適です。エスビットは、、、イマイチだと思います。アルコールストーブの風防としても使えますが、、、重いです。あくまでも単体でストーブとして使う方が良いでしょう。
正直燃焼効率の良さは大きさにも大きく左右されます。基本的には小型のものは「燃焼効率が良い!」と言っていても3割くらいは引いて考えるのが良いと思います。どう考えても大きくて二次燃焼を考えた二重構造になっている「SOLO STOVE」のようなストーブには到底及びません。当店では軽さはもちろん収納性なども加味したものを選んでおりますので、まずはご理解ご了承くださいませ。
まずは『Ember Lit』のご紹介。正直良くある形です。これがオリジナルだ!という形状でもありません。しかしながら結局のところ使いやすいのはこれかと。良く燃えます。燃焼効率は、、、?ですが、良く燃えるのは確かです。特に「エンバーリット ストーブUL チタン」は適当に枝やら木炭やらを突っ込んで燃やせば、それなりに誰でも使えてしまいます。俗に言う、悩んだらこれ!です。そして、燃えて燃えて熱が高まり、いつしか自然崩壊!?することが、時々あるようなないような。これがエンバーリット、ダァ!

(150g、14,000円)
もうひとつ「エンバーリット ファイヤーアント チタン」。これは小さくて軽い!小さい割に良く燃えます。上昇気流ができやすいのでしょう。しかし小さくて良く燃えるストーブは次々燃やして行かなければならないので忙しい、というデメリットもあります。良く燃えてほんと気持ち良いのですけどね〜。だから次々枝を投入し燃やして燃やして燃やして、、、崩壊、しないのです。なぜなのか。小さいから歪みが出にくいから。板厚が厚いから。まことしやかに囁かれる噂の数々。それを信じるも信じないもあなた次第。

(106g、12,500円)
nano という言葉に反応しちゃう人、きっといるはずでございます。「Firebox Nano Stove」は組み立て式ではございませんので、崩壊の危険性がありません。ヒンジによって全てがくっ付いている「折りたたみ式」。安心して燃やしまくれます。これでもかっ、これでもかっ、いひ、いひひひひひ。。。。ごほん。え〜とですね。小さくて丈夫です。チタンのタイプは軽いのでなお良しです。119gというのは大きさからするとちょっと重たく感じるかもしれませんが、その分板厚も十分で歪みも出にくいのです。しかしこれ、ちょっとコツを把握していないと煙しかでないのです。火が出ない。燃えない。いひひって言えない。寂しい。コツは目一杯枝やら松ぼっくりやら燃えるものを詰め込んで燃やし始めるということです。中に高温を作ってあげれば、あとは少しずつの投入でも大丈夫ですが、低温にならないようにご注意をば。アメリカみたいに乾いているものばっかりなら、そこまで気を使わなくても良いのかもしれませんね〜。

(119g、10,500円)
みなまで言うな!Vargoさんだぞ!なに!きっちりはめ込めないだと!歪み!?そんなこと、、は、、、ない。む、すぐにはずれるだと。いや、それはあの、ね。
やっぱり形だよ形。愛でるのに最適じゃあないか。良く燃えるし、自然崩壊はない。畳める!そこそこ軽い。え、小さい鍋を乗せられないだって。じゃあ大きい鍋にしよう。それが、Vargoさんなのだから。

(124g、9,800円)
あの手のひらサイズのEDC BOX micro stoveを作ることで有名(なのか!?)なbushcraft essentialsのこれがフラッグシップ(なのか!?)のBushbox Ultralight Pocket Stoveは、展開面積がなんとあのEDC BOX micro stoveの約3倍。なのにも関わらずたったの69gなのですよ!これは軽いと言って間違いないでしょう。ステンレス0.3mm厚の十分なんだか良くわからないけどみんな使っているからなんとなく安心な厚みで軽量化をしています。金属にテンションをかけて組み立てているので、崩壊はしにくい構造です。あのピコグリルそっくり!ドイツ製の精密で繊細な作りは、最初によ〜く見ておかないと損ですよ!いつしかきっと曲がったりして無くなってしまうかもしれません。貴重な時間を楽しみましょうね。この背の高さで燃焼効率などは言えません。ええ、言いませんわ!まさか良く燃えるからって燃焼効率が良いなんて言ったりしませんよね〜。この背の低さは木炭ユーザーにはなかなか使いやすいと思ったり思わなかったりラジバンダ◯ー。う〜さぶっ。

(69g、5,000円)
あの、小さくて重い、いや軽いことで有名なEDC BOX micro stove。ここでは多くを語りません。もし知りたいならこちらへGO!

(74g、2,800円)
ピコピコいっても、ピコ太郎ではありません(つまんねー、いやつまんね〜)。ゴホン!ピコグリルです。85g(実測は82g)だから「ピコグリル85」。ところが、安定させるために使うコの字型の棒(wire holderというらしい)を入れると94g。残念としか言いようがありません。ピコグリル94でも良かったのに。素敵なケースが23gだから、ピコグリル117!すいません。おふざけが過ぎましたね。炎上しちゃう。ハラスメント言われちゃう!当店のラインナップの中ではエンバーリット並みに良く燃えてくれます。大きさ、高さ、空気の入り、申し分ないっす!個人的に一番グッとくるのは、組み立てる時にGrid(中板)を取り外さないで良いこと。そのまま押し込んではめ込めば完成するし、外して上げればぺったんこ。いいね〜。すごいね〜。ワイヤーホルダーが無かったら、なお良いのにな〜。さらに組み立て式ではないのに、ヒンジや“つがい”が要らないというところに本当感服。すんばらすぃでございますよ。

(94g、7,800円)
「え〜佐藤。パンッ!この漢字、なんて読む?」そんな時に黒板やホワイトボードの文字や文章を指したりする指示棒です。とてもコンパクトになるので、いつでも持ち運べます。閑話休題。もちろん指示棒ではありません。いやもちろん指示棒にも使えるんですけど、棒は棒でも「火吹棒」です。指示棒よりももっと短くコンパクトになります。メーカー値では21 inch to 3.5 inch。実際には48.5cmから9.3cm。言うほど長くもならなければ言うほど短くもならないなんて、さすがPhenix, Arizona, USA!使い方は「乾いた枝を使えば」とっても簡単。これで吹かなくてもゴーゴー燃えてくれます。そうじゃない。使い方ね。じゃあいきますよ。ケースから〜、出す!伸ばす!吹く!ダァ!

(21g、2,000円)
右から、伸ばした状態、縮めた状態、ケース
小さな焚き火台には小さな網が良く似合う。100円ショップもあるけれど、できるだけ繰り返し使える丈夫なものをお探しのエコに過敏なそこの淑女紳士の諸君には、この網がオススメだ!見た目めは100円で二枚のものと変わらないように見えるかもしれない!けれど、実物のこの厚み。太さ。安定感。けれど思っているよりは重たくないのですよ。あのEDC BOX micro stoveより軽いですからね!名前についている「135」は一辺の長さが135mmの正方形ということです。

(63g、556円)
これは、「火打ち石」と着火させるための「ティンダー」と「火吹棒」がセットになったものです。箱はそれはそれは大層大きい作りですが、半分以上空です。その分、ケースにぎゅっと詰まっております。これ以上書くことありません。

(66g、3,200円)
正直文章に息切れ感が否めませんね。ハァハァ、、、。最後はライトグリル。当HPの商品紹介でもしております。定番アイテム。軽くて、石などに橋のように架けて使います。小さくてシンプルだけど本当に便利なんですよね、これ。金属のパイプと金属棒の組み合わせは、某焚き火台の原案になったとかならなかったとか、そんな噂もあったりなかったり。これは本来、焚き火台やウッドストーブと合わせて使うものではなく、直火Lovers にこそ使っていただきたい!

(62g、4,600円)
これにていったん閉幕とさせていただきとうございます。わたくしも疲れました、はい。きっとお読みいただいたあなた様も大層お疲れでしょう。こんな駄文にお付き合いいただき、感謝いたします。もしまた何か新しいものを見聞きした折には、こちらに追記させていただければと思っております。もし一度お読みになった後でも、ふと、焚き火台や木材燃焼器具を思い出されたら、こちらにお越しいただければ幸いにございます。それでは、皆様が道道多福でおられますように。