2018年8月26日に開催された、Hiker's Depot(デポ)とSunny Emotion(サニエモ)の合同開催となるパックラフトイベントの6回目は、年間通して比較的安定したBig Wave が立ち上がることで知られる天竜川の鵞流峡。パックラフトでのリバークラス「Packraft Rating(PR)System」で言うと「PR3」となります。

PR3は、30〜60cmの高さの連続したウェーブ、エディライン、それからホールによって浸水したりひっくり返ったりする可能性がある川。技術的にはフェリーイング(フェリーグライド)、バックパドリングといった、岩やホールの障害を避けられることが必要です。その他にも色々ありますが、このクラスまでを意識的に下れるようになることは、「自分の荷物を積んで旅するパックラフティング」には求めたいところです。

さてはてそんな天竜川ツアーのアフターリポート。

 


暑い。暑い。4時過ぎ東京を出発する際の外気温を車の温度計で確認すると「30℃」の表示。嘘だろ、と言いたくなるようなそんな良い天気が予想された1日でした。が、予想に反せず、焼ける、焦げる、溶ける。そんな暑い日。

朝9時ごろ、集合場所に集まる人たちの顔はそれぞれに緊張を隠せないようでした。どこかそわそわ。どこかふわふわ。サニーエモーションといえば「犀川」ですが、犀川は川幅も広く、場所によっては水深が深いので水流の強さを感じることがあります。天竜川も同じように川幅が広く、水量も多いです。しかし、その水量はさらに多く、また大きめな石が多いことからもウェーブが立ちやすい環境にあります。特にその中で鵞流峡は一気に川幅が狭まることから、川のスピードやパワーが増します。とまあ、言葉だけ聞けば聞くほど怖い気持ちになってしまうのでしょうか。かくいう私も最初に来た時はそこそこビビっていたのかも知れません。数年前になるのでもう思い出せません。けれど、今だって緊張しますよ。上記しているように、PR3はいつひっくり返されても、何かが起きてもおかしくないのですもの。

さてはて、そうはいえども今回集まってくれた面々は、今年始めたばかりの人もいますが、みんななかなか実力をつけて来ていると僕が思っている人ばかり。ということで安心しておりました。ですけどみんなにとってまた緊張を誘うのが「スプレー」の存在です。サニエモではPR2だとスプレーなしでやることがほとんどです。しかし小型のラフティングボートながらもスプレーがつけられるというのはパックラフトの強み。ましてやこんなに水を被りそうな川だもの、スプレーが必要です。ですがみな初体験。付けていてもしフリップしたらどうなるの?出られるの?といった不安があります。ですので、まずは陸上でどういったものなのか、取り付け方、外し方を説明します。

それが終わったらとっとと川へ。だって、暑いんだもの。午前中はまだ体も心も準備できていません。ですので、ポーテージして怪しい箇所は迂回したり、ゆっくり一つずつ説明しながら下っていきます。ですが、あっという間に鵞流峡。うーん。この前来た時よりも水量が少ない。その分波が大きい!そんなこともあるんです、ええ。しかしみなさん緊張しながらも上手。やっぱり心配いりませんでした。はい。一応しっかりめのホールはみんなでスカウティングをします。結果フェイキーで入った「研修生」以外は余裕でおりてきました。その後も大きな波を上手に乗りこなしながら、最後に「あずあずさん」のフリップで締めて午前終了。

休憩中はみな満足感を感じつつ、午後のためにしっかりと急速。びしょ濡れが乾いてちょうど良いクールダウン。東京と違いまだ日陰にいれば過ごせるだけ良かったですね。

午後はなるべく止まらないように、川を下っていきます。スタート地点すぐにある瀬は午前中ポーテージしましたが、午後はフェリーグライドから下流を向いて瀬に突っ込んでいきます。鵞流峡手前のウェーブもしっかりと漕いで安定しながら通過。と思ったら「ロディさん」がフリップ。攻めていった結果なのでナイストライ!午前にスカウティングしらホールは、みんな連続してなんなく通過。うーん。つまらん。その後岩場で休憩を挟んでからの後半戦です。後半戦の厄介はカーブの瀬ですが、ここもなんなく。みんなでエディキャッチ。と思ったら自分がフリップ(笑)言い訳すると、他の人がエディに入っててぶつからないように気を使ったところ、エディフェンスのボイルの力であえなく反転。いやはやお恥ずかしい。そのあとがフリップ祭り!ウェーブに対してストリームインやフェリーをしようとして、ロディさん、Mogiさん、りょうじさん、と次々にフリッパーの仲間入り。いいね〜。そんなこんながありまして、鵞流峡を抜ける最後のところでまたりょうじさんが綺麗にフリップしたところで、あとはのんびり漕いで、午前中よりも先のところでゴール。

なんとなく興奮していたからなのか、いつもよりもみんながなかなか帰らずに、解散が遅くなってしまいましたが、みなさん本当に楽しんでいただけましたでしょうか?帰り道遠くてきっと大変だったことでしょう。本当にお疲れ様でした。今回の参加者は、合同ツアー、サニエモツアー含めるとだいぶパックラフトの泥沼いや楽しさに一歩踏み込んでしまった奇特な方々だったと思います。まだマイボートオーナーでない人がほとんどです。別に無理にとは言いません。ですけど、自分のものを持つともっと世界が広がることでしょう。またそのきっかけになるようなことを続けて行きたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします!

Hiker's Depot はいつでもパックラフトについてのご質問やご案内をお受けしております。そしてパックラフトをやりたくなったら、ぜひまたサニーエモーションを訪ねてみて下さい。

 


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