1955年、67歳でアパラチアン・トレイルをスルーハイクした「エマおばあちゃん」ことエマ・ゲイトウッド。

女性初のATスルーハイカーとして知られていた存在ですが、ウルトラライトハイキングがひろがりをみせた2000年代、彼女の装備にあらためて注目が集まりました。水食料込みでも10ポンド(9kg)以下に抑えたそのシンプルでライトウェイトな装備はまさにULの源流といえるものだったからです。身の回りのものを上手に工夫して、過分なものを持ち歩かないシンプルで飾らないスタイルはまさにお手本。そんな伝説のおばあちゃんハイカーの旅が絵本になりました。

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「エマおばあちゃん、山をいく」

〜アパラチアン・トレイルひとりたび〜

ジェニファー・サームズ 作/松村由利子 訳(2018 廣済堂あかつき)

柔らかな筆致で描かれるエマおばあちゃんが可愛らしいこと!とっつきにくい伝説のハイカーというよりも、自分たちの身近にいる誰かのように感じられます。親しみやすいエマおばあちゃん。旅の描写もロングハイク経験者なら思わずうなずいてしまうエピソードにあふれています。ハイカートラッシュ、トレイルエンジェル、ハイカータウン、ハイカーコミニティー、そして歩き続けること。大上段に構えることなく、誰の心にもすっと入ってくる表現です。子供はもちろん、大人にも楽しんでいただける一冊ではないでしょうか。

地図や年表、アパラチアン・トレイルの解説なども充実しているので絵本としてだけでなく資料としても楽しめます。

ハイカーの心情をうつしだす文章が心に沁みます......

 

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<日本語訳出版記念トークショー>

「エマおばあちゃんって、どんな人?」

=アパラチアン・トレイルを歩いて、見えてくるもの=

エマおばあちゃんの旅を描いた絵本の日本語訳の出版を記念イベントが開催されます。絵本の訳者である松村由利子さんとアパラチアン・トレイルを2014年にスルーハイクした当店スタッフ勝俣隆が登壇。松村さんからは絵本に込められた作家の思いや絵本の見所を訳者という視点からお話いただきます。勝俣は自身が撮影したアパラチアン・トレイルの写真を見せながら実際の旅の模様や絵本との共通点をハイカーの視点から話します。

自然の中で過ごすことが好きな方、ロングディスタンスハイキングに興味を持たれている方、そしてもちろん絵本好きの方、

多くの方に是非ご参加いただければと思います。

 

日時:2018年9月6日(木) 18時30分〜20時00分

会場ブックハウスカフェ 2F(千代田区神田神保町2-5北沢ビル)

参加費:1,500円

申込:予約制となります。

ブックハウスカフェ店頭、お電話(03-6261-6177)、メール(book@bookhousecafe.jp)、ホームページにて「氏名、電話番号、参加人数」をお知らせください。

注意ハイカーズデポではお申し込み受付をしておりません。必ずブックハウスカフェ様へお申し込みください。