
Cozy Up T-shirt
Weight
111g
見た目はシンプル
しっかりこだわり
肌にも地球にも優しい
エブリシングウェア
『Cozy Up T-shirt』
Text by Mika M. / Hiker's Depot
スタンダードなTシャツの見た目にはわからないこだわりがたくさんのTシャツは、肌に優しく、プラナらしい環境への配慮も詰まっています。
素材にはヘンプ、リサイクルポリエステル、再生繊維のテンセルの三つを混紡した生地を使用しています。ヘンプには、「紫外線防止」や「抗菌・消臭性」「吸水・吸湿性」の機能を備えています。また、ヘンプは地球環境への負荷が非常に少ない植物と言われています。このTシャツは環境に配慮をしながら作られています。
ただのTシャツだけど、袖に折り返しをつけたデザインなど、ただでは終わらないのがプラナです。隅々まで丁寧に、そして服を楽しむディテールのこだわりがあるからです。そして柔らかい生地に驚かされ、コージーアップTシャツの肌触りのよさに引き込まれるでしょう。
コージーアップTシャツは、着てみると良さが倍増します。「気が付かずにごめんね」と謝りたくなります。シンプルだからこそごまかせない。ごまかせないからシンプルが好き。どこでもいつでも毎日でも着たくなるTシャツだと思います。


機能と特徴について
紫外線保護 UPF 30+
『UPF』とは、オーストラリアやニュージランドで用いられている衣服の紫外線保護係数。
個人差や紫外線の強さによってことなりますが、10分~20分間に太陽の日差しを浴びると皮膚が赤くなりヒリヒリすることを日焼けと言われています。
UPF30+は、15分×30倍=450分(7時間30分) 直接浴びるより7時間30分遅らせる事ができる。
機能に優れ持続可能な天然繊維「ヘンプ」
日本で“麻”と言われるものの中には、亜麻(リネン)、苧麻(ラミー)といった種類がありますが、実は本当はそのどちらもアサ科ではなく、本来の麻とは大麻(ヘンプ)のことを指します。人と付き合いが長い、世界最古の繊維と言われ、衣類はもとより、紙の素材としてや様々な利用方法のある作物の一つとしての歴史があります。広義の麻繊維類の中でもヘンプは、吸汗性や吸湿性に優れ、綿と比べても非常に高い強度を持っている素材です。
ヘンプ繊維には微細な穴が無数にある(多孔質構造)ため、水分をすばやく吸い上げ、拡散し、水分の蒸発を促進します。そのため汗を蒸発させ、早く乾かす効果にすぐれています。また調湿性にも優れているので暑いときは湿度を吸湿し、寒いときは多孔構造の特徴をいかしあたたかい空気を保ってくれるので、一年中快適に使用できます。このような構造は、熱伝導率が低いウール素材に似ているともいわれています。菌の増殖を防ぐ抗菌性と天然の制菌性を備えているので、臭くなりにくいです。
さらにヘンプは古くから栽培された「繊維作物」で、そのため現代のような作物法が無い時代でも簡単に作れるものでした。
- 農薬・化学肥料が不要
- 成長が非常に早い
- 輪作が可能
- 土壌が改良される
- あらゆる土地で栽培可能
など栽培する上でも環境に負担をかけません。プラナは独自のヘンプファームを持っており、もちろん無農薬で栽培しています。
持続可能な活動(SUSTAINABILITY MOVEMENT)に配慮した素材
このウェアに使われている素材は全て環境への配慮をしたものになっており、「ヘンプ」、「リサイクルポリエステル」、植物由来の再生繊維であるレンチング社「テンセル」の三つを混紡した生地を使用しています。
ヘンプは先にも説明したように、持続可能などの繊維よりも環境負荷が少ないと言えます。プラナは環境ゴミで出たプラスチックの漁具などのリサイクルにも積極的で、ポリエステルはリサイクルされたものを採用しています。テンセルは、木材パルプを主原料とし「農薬・化学肥料が不要」「成長が非常に早い」「輪作が可能」「土壌が改良される」「あらゆる土地で栽培可能」など栽培する上でも環境に負担をかけません。プラナは中国にヘンプファームを持っているようです。もちろん無農薬とのことです。
ジャージニット生地
ヘンプ、リサイクルポリエステル、レンジングテンセルの混紡素材の柔らかい肌ざわりの良いジャージニット生地です。自然の風合いがあるのが特徴です。生地の厚みは、薄すぎない程よい厚みです。

ロールアップの袖
半袖は袖の長さやデザインによって二の腕の見え方が変わってきます。ロールアップのデザインに目がいくので、二の腕の太さが気になりにくいと思います。画像を見ると袖が短く感じますが、ドロップショルダーなので着用すると、袖の長さは極端に短すぎないです。ユニセックス用や男性用のTシャツに比べると短めです。
きれいに見えるドロップショルダー
肩のラインがスッキリみえる効果があります。袖が付いている縫いのラインが通常の位置より落ちていることで、肩のラインが女性らしく見えると思います。ロールアップデザインの袖とあわせて、着痩せ効果が期待できます。コージーアップTシャツには女性をよりキレイにみせる工夫がつまっています。
きれいに見えるライン
脇下の身幅サイズと裾の幅のサイズは約2㎝の差がありました。(Mサイズ採寸)Aラインほど広がってないかと思います。骨盤にひっかからないように裾にむけてやや広くなっているイメージです。
目立たないロゴ位置
前身頃の裾の左サイドに約1㎝×約2㎝ (縦×横)がついています。主張しずぎていないので、合わせるウェアとのタグのケンカが軽減できるかと思います。ロゴを目立すぎないようにの気使いが嬉しいポイントです。そのおかげで、普段使いもしやすいでしょう。
サイズ感
生地が柔らかいので、ゆとりがあるように感じました。ジャストサイズでフィットしすぎないサイズ感かとおもいます。下記のメーカー公式ホームページの仕上がりの数値をご参考にしていただけたらと思います。下記のゆき丈は、タグの中央あたりから袖口の長さを表しているようです。
使用感について
暑く湿度の高い状況を想定して通気性のよくないウィンドシェルを上から着用してランニングをする、というちょっとしたテストをしてみました。速乾性に関しては、速乾性に特化した化繊のものよりは劣るように感じました。しかし、止まった時にヒンヤリと体が冷たくなることが、化繊素材100%より少なく感じました。汗っかきで寒がりな私にはとてもうれしいことです。
また私は毎年、汗疹や汗かぶれに悩まされています。化繊のTシャツは必要以上に肌の水分などを吸ってしまう傾向があるせいか、湿疹ができたところが刺激され、より痒くなります。コジーアップTシャツは、なめらかな肌ざわりで汗かいた肌に対しての負担が少なく感じるので、私も期待しています。汗をかいた後の嫌な臭いも化繊100%よりは気にならなかったです。上記で述べたように、ヘンプの持っている特性によるものだと考えられます。けれども、ポリエステルが入っている以上は、継続的にみると臭いが残る可能性もあると思います。
Tシャツの透け感に関しては、濃い色の場合は透けにくいので、アトランティックヘザーの方はあまり気にしなくても良いかもしれません。ですが、特にシャンパンヘザーの場合は主張の強い色や柄の入った下着は少し透けると思います。Tシャツの着用サイズでも変わると思いますが、透けを予防するのにコジーアップTシャツの為だけに特別に対策する必要はなく、一般的なベーシュ系などのカラーを合わせてご対応で十分だと思います。ワンサイズ大きめのサイズ感で、アトランティックヘザーを着用しましたが、私は透け感は気になりませんでした。※透け感に関しましては個人差があるとおもいますので、予めご了承ください。
『prAna』について
prAnaは、1992年にカリフォルニア州カールスバッドにて生まれました。BeaverとPam Theodosakis夫婦が愛するヨガ、クライミングそしてアウトドア全般で使えるウェアを二人のガレージで作り始めたことがきっかけでした。当初から、日常生活でもアウトドアでも使える汎用性をもっていること、そして二人が愛する自然に負荷を与えない、リサイクル素材を中心とした自然に優しい製品づくりをすることを目標としていました。
そのコンセプトは最初から徹底していて、初めて商品を発送する時には、近所のグローサリーストアの果物の空き箱を再利用しお客様に送ったそうです。また商品につけるタグは、自分たちで新聞紙や雑誌を小さく裂き、水と自然由来の接着剤を混ぜ作りあげました。サスティナビリティの向上にむけてサスティナビリティへの取り組み(地球上のあらゆる限りある資源を大切にして持続可能なものにしていこうという考え方)、たとえ小さなことであっても環境に配慮した活動に積極的に取り組みをしています。「オーガニックコットン」、「リサイクル/サスティナブル素材」、「フェアトレード」、「ブルーサイン」と言ったキーワードかかげています。
1993年から製品タグには再生紙を使用し、2018年には全ての製品の綿を100%オーガニックに変更。他の素材も、再生利用可能な素材を積極的に採用し開発をしています。