ARC'TERYX

Remige Hoody Womens

クロージング ギア
Weight

130g

スタンダードなデザインとこだわりのある細部。高い通気性と優れた紫外線保護能力。日除けだけでなく保温着の足しとして、一枚持っているとちょっとした時に使える便利な一枚。〈for Womens 〉
Weight

130g

SPECIFICATIONS

重量
130 g / Sサイズ (実測値)
素材
Talden™100%ポリエステル
防臭殺菌処理(Silvadur仕上げ)
UPF 50+
カラー
Light Immersion Heather(2021ニューカラー)
Cobalt Moon
サイズ
XS、S、M
9,000円 (税込9,900円)
Hiker’s Letter

着たときから軽くて快適
相反する能力を高レベルで
一枚あると何かと使える
『Remige Hoody』

[2021年のニューカラーが入荷しました]

スタンダードなデザインにこだわりのある細部と通気性は高いのに紫外線保護能力にも優れた、夏用だけではもったいない、一枚持っているとちょっとした時に使える長袖として、保温着の足しとして、ハイキングに便利な一枚『Remige Hoody』。

柔らかい肌触りで、テカリ感のない自然な風合い。軽量ですが、薄すぎないしっかりとした生地の印象です。柔らかいのにしっかりとは、真逆の言葉で混乱させてしまいますが、着用前の印象とは異なり、着てみると柔らかに体に馴染むように感じるのです。見た目からは想像できないですが、驚きの通気性にビックリさせられます。通気性が良いものの中には、生地が極端に薄いか目が粗いかで、紫外線ブロックが弱いものがありますが、通気性が良いのに、紫外線から守ってくれる機能は、UPF 50+の最大数値です。動き邪魔しない計算された構造の作りになっているので、生地の良さを倍増させ、着心地をよくさせてくれます。

レミージフーディは「スタンダードな見た目と存在感のあるディティール」というのが、私なりのかっこつけた表現です。簡単に言うと「アクがぬけて良い感じだな」と思います。良い感じなので、快適に過ごすための新しい定番として、長く大切につきあっていきたいウェアです。

Light Immersion Heather

 

Cobalt Moon

機能と特徴について

・紫外線保護 UPF 50+

『UPF』とは、オーストラリアやニュージランドで定められた世界基準となる衣服の紫外線保護係数です。
個人差や紫外線の強さによってことなりますが、10分~20分間に太陽の日差しを浴びると皮膚が赤くなりヒリヒリすることを日焼けと言われています。

UPF50+は、15分×50倍=750分(12時間30分) 直接浴びるより12時間30分遅らせる事ができます。
例えば、このフーディは朝の7時から着用して、日が沈むまで紫外線から守ってくれる事になります。(日本時間)

・日差しを防ぎ涼しく

皮膚は呼吸と発汗で体温を調節してるので、半袖の場合、空気にふれる肌の面積が長袖に比べて広く熱が発散しやすいです。風も衣服内に入りやすいので汗ばむ場合には涼しく感じるでしょう。しかし直射日光を浴び続けると日焼けを起こし返って熱さや痛さにもなります。

長袖は、肌に直射日光が当たるのを防げます。直射日光が当たらなければ、肌の表面温度の上昇が抑えられます。レミージーフーディは長袖ですが、通気度が高く汗の蒸発も促してくれますし、長時間肌が日光に晒されることを考えると、着ていた方が結果的に熱くなりにくいともいえます。着る日焼け止めと考えていただけたらと思います。

・相反する能力を持つ高機能素材 Thalden™

レミージフーディの素材「Thalden™」は軽量で通気性があり、速乾性のあるポリエステル生地です。軽量ですが薄いというわけではなく、透け感が少ないマットな素材感です。
蒸れやべたつき感を抑え、肌触りが良いのは速乾性の高さも要因の一つです。乾く時に温度を奪っていくという性質を利用し、速乾性が高いことで汗ばんだ時にも涼しく感じられるようになります。

加えて、防臭殺菌処理を施しています。今までの加工で防臭加工は多くありますが、殺菌、というのがポイントです。なぜなら多くの匂いの原因は菌の繁殖によるものが多いからです。ウールはこの抗菌作用が元から備わっていて、それが防臭に繋がっているのです。この加工がどの程度継続するかは分かりませんが、期待したい効果です。

一般的には通気性が高いと生地の目が粗く、透けるだけでなく紫外線保護能力も下がりますが、この素材はその相反する力を両方持っていて、紫外線保護能力も非常に高いのです。
良い能力同士が、一緒になることで相乗効果が得られ、良さが倍々となるというイメージを持っていただけたらと思います。

・高いストレッチ性

ストレッチ性が高く、体の動きを邪魔しないと思います。

 

 

・動きやすいカッティング

腕動きによって、袖に不快感をもつことなく、最大限に自由に動かせるように設計された脇の下とサイドのステッチ。身頃と同じカラーのステッチの縫い目は厚みを減らすフラットシーマー縫製です。より快適さを高めてくれます。フードも同じフラットシーマー縫製です。

サイドラインは、前身頃と後身頃に斜めに入っています。これは女性の体に合わせたもので、着用した時にウェアのラインを整えすっきりと見せてくれるだけでなく、シャープに見せてくれる効果が期待できます。


 

・日除けもちゃんと、すっきりと

フードには紐がなくすっきりした印象があります。紐があるとフードの調整ができるので便利ですが、洗濯時すると中に入ってしまったり、行動中に邪魔になることもあり、私はいつも外していました。あると便利は無くても困らない、かと思いますし、いわゆる風除けや雨避けのフードではなく「日除け」としてのレミージの考え方があるからかもしれません。

下端を交差させたクロスマフラーカラーのようなデザインですが、首元を必要以上に開けさせない工夫だと思われます。ここにも日除けとしてのひと工夫があると思います。フードをかぶった時は襟が立ちますが、このクロスになっていることで、覆うところは覆いますが、窮屈な感じはありませんし、首の動きも妨げません。

・手の甲を日除けするためのサムループ

身頃と同じ生地をつかった親指に通して、袖のズレを防ぐループがついています。柔らかい生地と平たい形状のループなので指の股が痛くなりにくいです。手の甲までおおう事ができます。紫外線から守ったり、寒いと感じた時に役に立ちます。手の甲をおおう範囲は、着用感や腕の長さや手の大きさによって変わってきます。

・便利な(つば付き)の薄型フード

日除けはもちろん、ちょっとした防寒にも役立つ薄手立体的な作りのフードです。「つば付き」とメーカー側は言っていますが、あえて()にしました。つば付きというよりは、おでこがかくれるイメージが近いと思います。このちょっとした「ひさし」があるからおでこ付近も直接日差しが当たるのを防いでくれます。ですが、髪の毛の結び方やヘアスタイルでカバーできる範囲が変わってくるかと思いますので個人差が出るでしょう。

フードは首裏や耳裏を紫外線から守ってくれます。焼けると痛かったり、のぼせやすかったりと不調をおこしやすいところを保護してくれます。キャップの上からかぶってもいいかもしれません。汗をかいたあとに寝袋で、そのまま直に寝るのは気が引けるので、私は寝袋を頭皮の汗や油から守るためにフードをかぶっています。公共交通機関を利用の際も、頭部分まである背もたれによりかかる際に、なるべくみんなが使うものですので、汚さないようにかぶったり、寒い時にかぶったりと活用しています。手ぬぐいも同じような役目ができますね。そのとおりだと思います。正解はありませんが、ひとつのご提案として、フードを活用してみてはいかがでしょうか。

・目立たないロゴ

ロゴマークやブランドタグの位置は重要ではないでしょうか。同じモデルの男性用は、ロゴマークは胸についています。女性用は裾のサイド側についています。私はロゴマークが胸に入っていたら、機能は良いのだけど使いにくい、と思ってしまいます。ブランド泣かせかもしれませんが、腰ベルトのあるバックパックをお使いの方は、かくれてしまう位置です。しかしアークテリクスのデザインは、デザイン自体の主張がありますので、ロゴは控えめなのは嬉しいことですね。


 

・すっきりとしたサイズ感

大きすぎる印象はなく、素材もストレッチするせいかすっきりとしたサイズ感です。袖丈は手の甲まで日除けで覆うこと意識したせいか少し長めのつくりです。

下記のメーカー公式ホームページのボディサイズをご参考にしていただけたらと思います。メーカーとしては、
「自分の寸法が2つのサイズの中間の場合は、ゆったりフィットをお求めの場合は大きめサイズぴったりフィットをお求めの場合は小さめサイズ、を選択してください。」
と追記があります。

上記の袖の長さですが、測る位置によってズレがあるので分かりにくいかもしれません。身長はサイズ選びの目安になるかと思いますが、レミージフーディのようなトップスは、胸囲やウエストサイズの方が判断しやすかと思われます。ゆったりフィットですと風通しがより良くなり、ジャストサイズですと体のラインがよりキレイに見えると思います。

 

 

使用感について

生地は軽量ですが透け感が少ないところにビックリしました。黒の無地インナーの上から、(カラーはシナプスを)着用したところ、インナーの透け感はさほど気にならなかったです。また淡い色の柄のインナーの上か着用した時の方が、透けが気になりました。しかしこの生地であれな、濃いカラーにすれば、ほとんど透けないのではと思います。

汗をかいた時の肌にはりつくような不快感は少ない印象です。風が吹いている時はより快適で生地の風通しの良さを感じました。無風の場合は、気温や湿度など環境によりますが、やはり多少の蒸れを感じました。速乾性にもすぐれているので、ゆったりフィットの着用でも汗や湿気を溜め込んで重くなることがなかったです。

暑い夏だけでなく、インナー次第で、春、秋から初冬まで使える可能性があると期待をしています。防臭殺菌処理(Silvadur仕上げ)の効果ですが、数回着用と洗濯のため、まだ言い切れないのですが防臭殺菌処理が施されているというのは、ほっとする機能です。

ポリエステル100%のトップスのご紹介はお久しぶりかもしれません。私自身も、ウールの天然の機能に助けられ、環境の事を考えるとヘンプなどの素材を積極的に使いたいとおもっています。しかし、軽量でUPF値の高い数値を出せるのは高機能な合繊繊維の素材ならでは。とてもこだわっているカッティングなどレミージフーディの魅力をご紹介したく、選択肢の一つになれば嬉しいです。

急に、紫外線をあびると湿疹が出てしまうなど、紫外線に敏感な体質になってしまったという話も聞きます。環境のことを考えると、日焼け止めを使う部分を少なくしていきたい。紫外線だけでなく、草にふれるとアレルギー症状が出る方もいっらしゃると思います。レミージフーディは、自分の体をカバーしつつ少しでも快適にフィールドで過ごせるお手伝いをしてくれると思います。

 

『ARC'TERYX』について

ARC’TERYX(アークテリクス)は、カナダ・バンクーバーにて1989年に創業。優れた品質のハーネスを製造していたRock Solid社を原点に1991年社名をARC’TERYXと改名し誕生しました。
特徴的なロゴマークとブランド名は、恐竜と鳥類をつなぐ始祖鳥、ARCHAEOPTERYX(アーキオプテリクス)に由来。進化を加速することで、アウトドアにおける人間の進歩の推進に役立つということを象徴しています。
持続可能性、長期使用に向けたデザインや気候変動対策などの環境に対する取り組みも行っています。Ocean Wiseという組織の海洋汚染調査プログラムが率いる協力調査プロジェクトに参加し、このプロジェクトでは、アークテリクスの布地サンプル30種類の「特徴を特定」し、布地の流出量を測っています。


 

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