
T's Stove Ti固形燃料ストーブ
Weight
19g
無雪期を中心としたハイキング等でクッキングシステムを最大限軽量化するには固形燃料の導入に行き着きます。強風下での着火の困難さ、絶対的な火力の低さ、ランニングコストの高さ、クッカー等に付着するススなどもちろん問題点も多々ありますが、
簡易で確実な燃料計算
絶対的な軽量性
から一部ハイカーの間では高い人気を誇っています。
最大の問題点は固形燃料用ストーブのバリエーションの少なさにあります。これまでゴトク込みのストーブとして市販されていたものは「Esbitミリ タリーストーブ」「Firelite ウイングストーブ」「Firelite チタンウイングストーブ」の3種類といっても過言ではありません。この中でULハイカーに最も支持されているチタンウイングストーブと比較してみましょ う。
Firelite チタンウイングストーブ
メリット)
ー実測12gという圧倒的な軽さ
ー無駄を極限まで省いたデザイン
ー収納性の高さ
デメリット)
ーゴトク形状から安定して使えるクッカーが限られる
ーゴトク接続部のハトメにトラブルが生じる可能性がある
ー固形燃料台座部分のススの掃除がしにくい
T's Stove Ti固形燃料ストーブ
メリット)
ー使用するクッカーを選ばない安定感の高さ
ー溶接、ハトメ等が無いので故障時も修理しやすい
ー固形燃料台座部分の交換が可能
デメリット)
ーチタンウイングストーブよりも重たい実測19g
ー台座とゴトクが分離するためパーツ紛失の可能性がある
個人的には優劣がつけられません。チタンウイングストーブは今まで愛用しており、JMTスルーハイクでも使用しています。プロダクトデザインをとっ ても非常に魅力あるストーブです。現在メーカー欠品のため当店ではまだご用意できませんが、扱うことは確実です。しかし使い勝手からすると最も気になるの がゴトクの安定感の低さです。3本足であることとゴトクの受けの部分がカーブを描いているためクッカーによっては非常に滑り落ちやすいのです。特に日本の ULハイカーに人気のSnowpeakチタンシングルマグ450やA&Fチタントレールマグとの相性には問題があります。かなり注意してクッカー を置く必要があります。固形燃料を使用したULハイキングにトライしたい、という新しいユーザーにとってこのストレスはかなり面倒なものに感じるはずで す。
(クッカーを置いた時の高い安定感)
(収納性の高さ、A&Fトレールマグにも収納可)
ゴトクの安定感をはじめとするトータルな使い勝手の高さはあらゆるハイカーに満足いただけるでしょう。いままで固形燃料ゴトクが決まらず固形燃料の使用に踏み切れなかった方はこのストーブをベースにクッキングシステムを決めていっても良いかもしれません。Made in JAPAN、Hand madeのチタンエスビットストーブ。