
参考商品:Side-B Stove Welded Wire Comb(旧モデル/モデルチェンジに伴い廃番・在庫無し)
Weight
50g
(サイドB&Welded Wire、SU風防、ボトル)
ウルトラライトハイキングの本場、そしてアルコールストーブのガレージメーカーがしのぎを削る本場、アメリカに進出した日本のガレージストーブメー カーT's Stove。その制作技術、精度の高さはプロダクトとしての高い魅力です。またアルコールストーブ、エスビットストーブ、その他関連品のノウハウを一般開 示することで、シーンを盛り上げる役割もになっています。
そんなT's Stoveの記念すべきアメリカ進出モデルが「サイドB Stove」。クッカーをストーブ本体に直接載せて使用するサイドバーナースタイルです。クッカーを載せるには不安定な面も否めないため、賛否が分かれるサイドバーナーですが、あえてこのモデルを選んでいるのは
ーT's Stove製アルコールストーブの中で最も燃焼効率に優れる
ー着火後すぐにクッカーを置いても炎が消えない
(他のサイドバーナーモデルは炎が安定してからでないとクッカーを載せられません)
こうした他のアルコールストーブにない独自性を持っているからです。そんなサイドBストーブの最大の特性である燃焼効率を追求したのがこのWelded Wireコンボです。
Welded Wire部とサイドB本体 Wire径を指でまげて本体内側にしっかりセット
T's Stoveホームページ&ブログでも様々な実験が報告されていますが、サイドバーナーの最大火力&最良の燃焼効率をもとめる実験は興味深いモノといえま す。サイドバーナーからクッカーをやや浮かすことで、サイドからの炎と直噴する炎、両方を効率的に使用できるのです。サイドBからクッカーをやや浮かすにあたって、同T's Stove Ti固形燃料ストーブのゴトク部分も使用できるのですが、ゴトクを使用せず、サイドバーナーの特色であるクッカー直載そのままに浮かすための仕様がこのWelded Wireなのです。このWelded Wireコンボによって、サイドBはT's Stove内で最大火力、最大効率を更に押し進めたカタチになりました。
もちろん使用にあたっての注意点もあります。
1)炎が大きいためマグカップをクッカーとして使用すると炎が側面をなめ、逆に非効率
2)Welded Wireの追加で高さが更にあがるため、安定感をだすためには下地の選定が重要
そのため、自身が使用するクッカーとの相性を考えると同時に、まずはサイドBとしての使用に慣れることも必要になってきます。それでもこのシンプルな構造にアルコールストーブの可能性が秘められていると思うと、工夫をしつつ使ってみたいと思わされるのです。