
Rehydrate Spoon
Weight
10g
目で見て、手に取って、使ってみて。
はじめてその使いやすさがわかるカトラリー、それがロングハンドルスプーンです。
ウルトラライトハイキングをはじめた頃、「山の道具はこうでなければ」という先入観を目から鱗のごとく一変させてくれた道具のひとつです。
こうした柄の長いスプーンはOPサック等のジッパー付プラスティックバックでの調理&食事が日本よりも一般的なアメリカだからこその製品だといえます。"収納サイズをコンパクト"にがお決まりの日本ではまず企画段階で消えていくカトラリーかもしれません。
OPサックや現在主流の縦型クッカーからの食べやすさに重点をおいたつくりです。柄が長いため、ジップロックからの食事でも奥の隅々までスプーンが 届き、食べにくさを感じずに使用することができます。またスポーク(スプーンとフォークが一緒になっているものの総称)でない、というのもポイントです。 キレイにラウンドした先端部分はプラスティックバッグ を傷つける心配も少なく、「袋飯」を好むハイカーにとっては嬉しいデザインといえます。縦型クッカーで煮込むタイプのフリーズドライなら、かき回すのにも 便利でしょう。持ち手の方はスクレーパーとして使えますのでクッカーのこびりついた汚れを落とせます。
「スタッキングや収納サイズ以外の基準、カトラリーの本質『食べやすさ』に注力」
キレイにスタッキングできた自分のギアにはほれぼれするある種の美学が漂います。またスタッキングできなくてもコンパクトなサイズの方が収納が楽な のは確かです。しかしそれとは異なるカトラリーの選択基準にも目を向けてみてはいかがでしょうか。あえて柄の長いロングスプーン、食べやすさは折り紙付き です。
<ちょっとひと言>
フォームマットを筒状にしてバックパックに挿入しているハイカーの皆さん、マットの隙間に挟んでしまうというのはいかがですか? JMTスルーハイ クをはじめ、ロングハンドルスプーンをずっと愛用していますが、この収納方法なら曲がってしまう心配もありませんし、邪魔にもなりません。