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THERMOS

Titanium Vacuum Bottle
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ウォーターボトル
Weight

206g

山専ボトル比20%、50g軽量化の真空断熱チタンボトルがサーモスからついに復活。寒冷時の基本装備ともいえる保温ボトル、その軽量化&コンパクト化に大きく貢献します。
Weight

206g

SPECIFICATIONS

重量
総重量 206g
 本体 134g
 外蓋 43g
 中栓 29g
容量
500ml
サイズ
直径φ63mm × 全高235mm
保温効力
69℃以上(6時間)
保冷効力
10℃以下(6時間)
材質
本体 チタニウム
外蓋 チタニウム、ポリプロピレン
中栓 ポリプロピレン
品番
FJN-500T
13,000円 (税込14,300円)

同社山専ボトル比、20%の軽量化
多くのメーカーがあきらめた真空断熱チタンボトル
心意気で作られ、心意気で使う保温ボトル

シンプルでスマートなフォルム

サーモスでは以前もチタンボ トルをリリースしていました。覚えている登山者、ハイカーも多いかと思います。惜しまれつつも長らく廃盤となっていましたが、 2021 年ようやく復活です。チタンの真空断熱ボトルはその加工が非常に難しく、生産時のロスも多いと聞いています。コスト、技術力ともにハードルが高いことは、近年アメリカで大きなシェアを誇るボトルメーカーが真空断熱チタンボトルの発売を発表しつつも断念した経緯からもよくわかります。ステンレスボトルで重量面でも機能面でももちろん十分です。とはいえやはりULハイカーにとってチタンボトルへの憧憬は捨てられないのです。もうマーケットにはあらわれないのかな、とあきらめかけていた2021年、急転直下の復活劇。やっぱりチタンボトルがでるとなれば気になって気になって仕方ないのです。
技術的な意味でもサーモスがステンレスボトルの軽量化で長年培ってきた技術を注ぎ込んだチタンボトルに注目していただきたいと思います。

THERMOSにしかできないチタンボトル

 

山専ボトル比20%の軽量化

ハイカー、登山者の間で高い支持を得ている保温ボトルといえば同社の「山専ボトル(FFX-501)」。比較するならば山専ボトルを基準とするのが良いでしょう。

山専ボトル(FFX-501)シリコン製ボディリング、底カバー付 280g

山専ボトル(FFX-501)シリコン製ボディリング、底カバー無 260g

真空断熱チタンボトル(FJN-500T) 206g

こうして数値でみると50g以上の軽量化です。比率ではボディリング、底カバー付で26%、ボディリング、底カバー無で21%です。たかが50g、されど50g。比率で考えればこの50gの持つ意味はきわめて大きいことがよくわかります。サーモスがステンレスボトルの軽量化で培った技術を注ぎ込んでいるというのは決して誇張ではないのです。

 

保温効力はいかに

たしかに大きな軽量化がはかられたチタンボトルですが、なぜ秋冬の基本装備たりえるのかを考えればその保温性能は確認しておかないとなりません。こちらも山専ボトルと比較してみます。

山専ボトル(FFX-501)77℃以上(6時間)

真空断熱チタンボトル(FJN-500T) 69℃以上(6時間)

保温効力とは、室温20度において、製品に熱湯を中せん下端まで満たし、縦置きにした状態で湯温が95度±1度のときから中せんとコップを付けて6時間放置した場合におけるその湯の温度です。登山用として秋冬の保温性能を重視した山専ボトルの保温性能はさすがの一言につきます。メーカー公称値からは真空断熱チタンボトルはひけをとると言わざるをえません。

そこで実際にはどうなのか、真空断熱チタンボトルで実験をしてみました。


実験1

製品に熱湯を中せん下端まで満たし、縦置きにした状態で中せんとコップを付けて8時間放置。4時間後、6時間後、8時間後の湯温を計測。室温20℃、無風。

スタート時 95.8℃
4時間後 80.6℃
6時間後 74.3℃
8時間後 69.3℃

 

実験2

製品に熱湯を中せん下端まで満たし、縦置きにした状態で中せんとコップを付けて8時間放置。実際の使用状況に即して2時間ごとに100mlずつ湯量を減らしながら、2時間後、4時間後、6時間後、8時間後の湯温を計測。室温20℃、無風。

スタート時 96.3℃(500ml)
2時間後 91.1℃(400ml)
4時間後 82.1℃(300ml)
6時間後 73.1℃(200ml)
8時間後 66.8℃(100ml)


実際に実験してみたところ、実験2の結果は興味深いものでした。中栓をあけて湯量を減らし、外気がボトル内に入る状況でもこれだけの保温効果が確認できました。十分な性能だといえます。もちろん外気温20℃という条件ですので実際の秋冬の山では同じような結果はでないでしょう。しかし保温効力の計測値としては山専ボトルには劣るものの、あと一歩という結果であることも確認できました。

あなたは重量と保温効力をどう考えますか。

 

真空断熱チタンボトルの仕様

本体、外蓋、中栓のシンプルな3ピース構造

 

真空断熱の魔法瓶構造

軽いだけじゃないスマートでコンパクトな設計

シンプルなスクリュー中栓は湯量が使い分けられます

 

冷静に考えれば、ステンレス製でも軽量化は十分、保温効果も高い山専ボトルで間違いありません。50gの軽量化で歓喜するなんてULハイカーだけなのも知っています。そしてきっとサーモスの技術者もわかっているはずです。わざわざコストも技術的ハードルも高いチタンボトルに市場ニーズという価値を理屈では見いだせないことを。ならばなぜわざわざ復活リリースするのでしょうか。それはメーカーとしての心意気なのだと思います。他メーカーがどこも販売にこぎつけられない真空断熱チタンボトル。サーモスはかつてもつくっていたし、これからもつくれる。自らの技術力への自信とこだわり。きっとそれが復活の理由なのだとわたしは思いたい。しかし前回のチタンボトル同様、いつまで生産されるのか、定番化するのかはまだわかりません。

メーカーが心意気でつくったのなら、ユーザーも心意気でつかってみる、そんな製品なのだと思います。
チタン製で少しでも軽くなるなら、ULハイカーの心意気で使ってみたいのです。