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antigravity gear

参考商品:Katahdin Stove(メーカー廃番・在庫なし)
販売終了

キャンプ キッチン
Weight

36g

低重心設計と高火力、ストーブの基本にこだわったMade In JAPANのアルミ製サイドバーナー。安定した燃焼のためプライマリーパンを標準装備。
Weight

36g

SPECIFICATIONS

重量
36g

ストーブ本体 30g
プライマリーパン 6g
仕様
直径 φ73mm x 高さ 43mm
燃料部内径 φ38mm
プライマリーパン直径 φ83mm

最大容量 60ml

アルミニウム製
2,730円 (税込3,003円)
現在お取り扱いがございません
Hiker’s Letter

アーカイブの記事になります。メーカー生産中止。在庫無し。

ポットをアルコールストーブに直接載せて使用するサイドバーナーはゴトクを必要としないシンプルさと軽さから、これまでも注目をあつめるストーブが リリースされています。軽さと小ささにこだわった元祖ミニマルストーブのGram Winnie Stove、ウインドスクリーンを標準装備し、使い勝手よいサイズが人気のWhite Box Stove、そして日本が誇るミニマム&低燃費が本場アメリカをも驚かせたT's Stove サイドBストーブ。

アルコールストーブ好きの間に話題を提供してきたサイドバーナーですが、ポット底面に十分なサイズを必要とするため、ストーブとポットとの相性を問 われてしまいます。汎用性におとるという弱点はどうしようもないためか、ここ数年はニューモデルのリリースはありませんでした。そんななかアストロフォイ ル製軽量コジーによる保温調理をハイカーのクッキングシーンに持ち込んだantigravity gearと某国内メーカーの軽量ポット&ストーブの開発に大きく貢献したチームが協力し、基本に立ち返ったアルミ製サイドバーナーを開発しました。

<30gのストーブ本体>   <安定燃焼に必須のプライマリーパン>

「軽さ」

「高火力」

「安定感(低重心)」

「コストパフォーマンス」

antigravity gearの社長"Tinman"と日本側開発チームの方とに伺ったところ、最も重視したのは上記、特に最初の3ポイントだそうです。軽く、火力が強くて、安定しているストーブ。まさに基本に立ち返ったストーブだ といえそうです。アルコールストーブの面白さはバランスの良さではなく、モデル毎に突出した個性にあるのは事実です。だからこそ今までの常識をブレイクス ルーするようなアイディアが産まれてくるのだと思います。しかし、そうした個性あふれるガレージメーカーのストーブに比べ、トータルバランスにすぐれたア ルコールストーブが少ないのもまた事実。サイドバーナーはある意味、それだけで個性的なストーブです。その他に関してスタンダードかつバランスに優れたモ ノを目指すことは現状において意味あることだといえそうです。

 

*アルミ製とプライマーパン

アルミ製にしたことで、ライトウェイトなアルコールストーブの合格ラインである30g台を実現。またプレヒート時間が短く、安定燃焼に移ればそれがしっかり維持されるという特性があります。しかし、低温下では冷却されやすいという弱点もあります。特に地面に奪われる熱は想像以上です。就寝時の保温にはマットがより重要であることと同様、低温化でのプレヒートおよび安定燃焼にプライマーパンは重要な役割を果たします。ストーブのパフォーマンスをしっかりと引き出していただくためにプライマーパンが標準装備されているとご理解ください。

なお、このプライマーパンはEvernew チタンストーブとの使用にも適しております。

*12孔から24孔へ

Katahdin Stoveのジェット孔は24孔。実はプロトタイプは半分の12孔。燃費の点などではこちらの方が優れていたらしく、発売ぎりぎりまで12孔で制作が進ん でいました。しかし、アメリカでの直前テストで更に高い火力がリクエストされました。これはストーブの安定感とも関係しますが、低重心なこのストーブ、平 型ポットとの相性が良いので縦型ポットよりは大容量の水を沸かすシチュエーションも考えられます。800ml程度の沸騰にも十分対応する火力ということで孔数を変更したようです。

* 低重心と平型ポット

ハイカーズデポとしては「軽さ」は道具の前提条件であり、ある意味当たり前です。そのため店舗として最もKatahdin Stoveを評価している点は「低重心」に あります。ほぼ同サイズのtrangiaやEvernewのアルコールストーブが必要とする高さはゴトクこみで約7cm、それに対してこのストーブはゴト クを使わず、直接ポットを載せるため、4cmの高さしか必要としていません。更に今までリリースされてきた他のサイドバーナーと比較しても直径が大きいた め、<直径:高さ>の比率で考えてもかなり低重心なストーブに仕上がっています。直径が大きくなっているため、ここまでくるともはや平型ポット専用ストーブとでもいえるでしょう。縦型ポットが使えるギリギリの直径にすれば安定感を欠くため大容量のポットの使用は難しくなりますし、結果せっかくの高火力も意味をなさなくなります。

直径を大きくする→低重心に徹する→平型ポット専用設計→大容量対応も可→高火力が活きる

trangiaミニセットのようなフライパン付平型ポットを愛用するハイカーには、「湯沸かしに徹する」というよりも「調理も楽しむ」というスタンスを持っている方が多いように思います。まさにそうしたハイカーには是非一度使っていただきたいストーブです。

なお、こうしたサイドバーナーはポットを直載せすることでストーブ内部にプレッシャーをかけていますので、原則としてポット直載せでの使用と考えて下さい。

 

様々なアルコールストーブが手に入れられるようになった今だからこそ、その位置づけが明確になったアルコールストーブだといえるのではないでしょうか。

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