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Big Agnes

参考商品:Fly Creek UL1 prev. 2013(モデルチェンジに伴い廃番・在庫無し)

シェルター・テント
Weight

1020g

ULシェルターは決してマニア向けのものだけではない。「テント」として当たり前の機能を過不足無く提供、多くのスルーハイカーにも評価されているモデル。
Weight

1020g

SPECIFICATIONS

参考理由
廃番商品のため
仕様
重量
866 g(実測値)
本体 293g、フライ 308g、ポール 265g
その他 154g(ペグ 123g、袋他 131g)

サイズ
全長218cm、最大幅106cm、最小幅76cm、天井高96cm

耐水圧 フライ1,200mm、 フロア1,200mm
33,000円 (税込36,300円)
現在お取り扱いがございません
Hiker’s Letter

 

500g以下のフロアレスシェルターやツェルトでもなく、1,300g台の軽量山岳テントでもなく、

その中間に位置する橋渡し的モデルとして、現在800~900g台のシェルターやテントに注目が集まっています。フロアレスシェルターに何を加える のか、軽量山岳テントから何を省略するのか、各メーカー毎のコンセプトが非常に明確にでてくるのが、このカテゴリーの特徴かもしれません。

BIG AGNESは、キルト構造のスリーピングバッグとスリーピングパッドを組み合わせたスタイルが特徴的な、独特の視点と発想でモノ作りをすすめているメー カーです。フライクリークULシリーズは名前のとおり同社の「ウルトラライト」テントのラインナップ。日本はもちろん、本国アメリカでもライトウェイト志 向のハイカーの間で高評価を得ているモデルです。同社は第二のCascade Designsを意識しているのでしょう、独創的にも関わらず決して奇をてらわない、あらゆるハイカー&キャンパーに訴求する製品をデザインしています。フライクリークにもそうした精神があらわれています。

 

①自立式

世界最軽量のダブルウォールテント、としてはTERRA NOVA レイザーレーサー(2012年当時)がありますが、そこに「自立式」と付け加えた場合はこのフライクリークUL1が候補のひとつにあがるのではないでしょ うか。1,000g以下のシェルターやテントは様々な構造が入り乱れているため、比較が難しいという一面もありますが、マスプロダクトメーカーの中では自立式で866g(ミニマルサイズ)というのは図抜けた数字であることは間違いありません。

②ダブルウォール

ダブルウォール構造は広さに関わらず「前室」が確保でき、「結露」をフライに留めることで本体への影響(注1)を少なくします。現在、テントとして当たり前だと思われている機能の多くはこのダブルウォール構造だからこそ提供できているといえます。

③落ち着いたカラーリング

冬季は外部からの目視しやすさを最優先にすることから、エマージェンシーカラーが採用されることの多いカラーリングですが、オレンジやイエロー、レッド等は内部にいると目がチカチカするなど刺激が強いのも事実です。無雪期、三季用ならば、内部でくつろげる落ち着いたカラーリングというのもひとつの魅力です。
突出したストロングポイントは無いものの、他社のどのモデルよりもバランスがとれています。ソロ用テントを検討する際、特徴が強いモデルは「ここは好きなんだけど、あそこが。。。」と考えさせることがあります。それがまた魅力でもあるのですが、ハードルの高さともいえるのです。
フライクリークUL1はどんなハイカーが使用してもフィットする、ユーティリティー性が高いモデルです。軽量テント選びに困ったら思い出したい最有力モデル。

<使用時の注意>

ー剛性

ハブ構造のポールが三カ所をおさえるのみです。MSR ハバ等と同様、決して高い剛性を誇るモデルではありません。風がでてきた場合は確実にガイラインを追加ししっかり固定することが必要でしょう。

ーペグ固定

自立式とはいえ、「テント後部両端」「テント両サイド中央」はしっかりと固定する必要があります。

これをおこなわないと十分な居住スペースを確保できません。

 <フライと本体とを接続することで、居住スペースを確保>

なお、テント両サイド中央部は写真のようにフライと本体とを接続してください。そのうえでここをガイラインで外に引っ張り出せば、テント内部の空間が非常に広くなります。

 

ー付属アクセサリー

付属するガイライン&ラインロック(自在)のうち、ラインロックは交換した方が良いかもしれません。軽さは十分なものの「調整がしにくい」「折れや すい」「ガイラインが摩耗しやすい」というように感じました。個人差はあるでしょうが、使いにくく感じるので早い段階での交換をお薦めします。

注1)実際には本体天井部がメッシュ構造のため、フライの結露が本体内に入る可能性もゼロではありません。

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