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山と溪谷社

ハンモックハイキング HAMMOCK for HIKING

書籍
Weight

280g

ハンモックをハイキングに。人力での旅に活用するための知識や技術を整理したハンモックハイキング入門書。著者の国内外における実践に基づいた技術や歴史を掘り下げた知識は、読者のハンモック経験をさらに豊かなものにするはずです。
Weight

280g

SPECIFICATIONS

重量
280g
判型
A5版 160ページ
著者
二宮勇太郎
発行元
山と渓谷社
発行日
2022年11月17日
1,800円 (税込1,980円)

HAMMOCK for HIKING
人力移動の旅のためのハンモック
実践に基づいたその技術と知識

 

著者の二宮勇太郎は2012年のPCT(パシフィッククレストトレイル)でハンモックと出会ってから、自らのハイキングやバイクパッキングにハンモックを積極的に導入しはじめます。自らの故郷である中国地方のローカルトレイルはもちろん、関東近郊の山々、さらに南アルプスの長期縦走でもハンモックを活用してきました。2016年、GDMBR(グレートディバイドマウンテンバイキングルート)における北米縦断のバイクパッキングの旅でも彼はハンモックとタープを旅の相棒に選んでいます。ハンモックにできることできないこと、ハンモックだから考えなければならないこと、ハンモックを使うことで広がる可能性など、国内外における経験の中で積み重ねてきた実践的な技術や知識を整理した書籍が本書「ハンモックハイキング HAMMOCK for HIKING」です。

日本の山岳地帯は急峻でテント設営の適地となる平坦地は決して多くはありません。そして森林限界が高く山々の多くは森に覆われています。日本の自然環境はハンモックに適しているといえるでしょう。北米の団体Leave No Traceでは環境負荷が少ない宿泊方法としてハンモックを取り上げてもいます。日本と似た自然環境であるアメリカ東海岸にあるアパラチアントレイルではテントサイトを作れない場所ではハンモックを推奨する論調がでています。キャンプやリゾートで使用するハンモックとは違う、船乗りや軍隊が移動の中で使用してきたハンモックへの原点回帰ともいえる流れが大きくなっているのです。

 

目次

第1章 suggestion なぜハンモックハイキングなのか
第2章 basic ハンモックの基礎知識
第3章 howto 設営の手順と基礎知識
第4章 field 設営場所の探し方
第5章 gear 必要な装備の考え方
第6章 advance 使い方のアレンジ方法
第7章 FAQ ハンモックの疑問

 

ハイキングでハンモックを使う。言うのは簡単ですが、実践は簡単ではありません。すべての場所で使えるわけではありません。しかしそれはテントも同じです。ある程度の面積の平坦地がなければ設営ができないのと同じです。ハンモックハイキングは日本ではこれまで取り上げられなかったスタイルですので、賛否も疑問もあるのは当然です。しかし日本の自然の中での使用について議論を重ねていくことは、これからの豊かな自然体験にきっとつながるはずです。

本書はハンモックの活用というスタイルの提案にとどまらず、自然環境について、アウトドア活動について、考える契機を与えてくれる書籍です。

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