
Mega Light Tent
販売終了
Weight
671g
フロアレス形態で使用すれば、重量あたりの居住面積で圧倒的なアドバンテージを持つワンポールシェルター。ソロではなくグループでのULハイキングならば最軽量クラスの軽さとなります。
2人使用の場合)一人当たり336g(Finetrack ツェルト2相当)
3人使用の場合)一人当たり224g
4人使用の場合)一人当たり168g(MSR Eウイング相当)
*)トレッキングポールをポールとして使用した場合となります。
下記の理由からもソロ用以外のシェルター(無雪期ハイキング用)を検討しているならば、まず検討したい秀逸なモデル。定番としての理由がキチンとあるのです。
ワンポールシェルターの人気に火がついたのはアメリカのウルトラライトシーンで注目をあびたGOLITE ヘックスの登場以降。かつての名品DANA DESIGN ヌックタックはいまや博物館行きです。しかしマスプロダクトモデルの元祖といえるのはBlack Diamond メガミッド。1990年代前半には既に販売されています。遠征登山でのキッチンテントや倉庫テント、スキーツアーでの休憩用、もちろんハイキングやクライ ミングのベーステントとして使用されてきたユーティリティーさは、床が無い、まさに「天幕」だ からこそかもしれません。後発で発売される他社のワンポールモデルが、フロアレスシェルターとしてでなく、ダブルウォールテントとして発売されたのに対し て、Black Diamondは発売当初はもちろん、近年になるまでそうしたオプションが存在しませんでした。あくまで「フロアレスシェルター」だからこその「使い勝手 の幅広さ」を意識していたからではないでしょうか。「幕体のみで完結した製品」であるというメーカーの自負が伺えます。
そのメガミッドの系譜を継ぐ軽量モデルがメガライト。このモデルの最大のポイントは正方形のフロア形状にあるといえます。
ワンポールシェルターの空力的なアドバンテージは設営時にいかに円錐形状に近づけるかにかかっています。そのため近年のモデルの多くがフロア形状を 正多角形にしていますが、正多角形をフリーハンドで描くのが難しいのと同様、正多角形の頂点にキレイにペグをうつのも難しいのです。ワンポールシェルター はまず幕体の裾をペグで固定した後に内部からポールで立ち上げます。最初のペグ位置がキレイにでていないと美しく張れないのです。それに対して正方形のフロアを持つメガライトはペグ位置を簡単に誰でもだすことができます。疲労困憊したときや、夕暮れが近づいているとき、天候があれそうなとき、素早くキレイに設営できることは山で大きなアドバンテージです。なお、テンションをキレイにかければ底面から上にいくにしたがって円錐に近い形状をだすことは可能です。
またフロアが正方形ということは多人数で就寝するときや、荷物位置を決めるとき等、デッドスペースがうまれにくく使いやすいというメリットもあります。面積的には最大4人まで対応可能です。
なお、設営時には天幕下部に15cm程度の隙間ができます。換気のため、結露対策のため、この隙間は必要なのですが、降雪時にはこの隙間から雪が舞 い込みます。もちろんスキーツアーやアルパインクライミングにおける冬季使用実績もありますが、冬のハイキング用としてはこの雪の舞い込みと寒気流入によ る寒さに何らかの対策が必要になります。
(こうした雪対策、寒気対策がとられている2人用シェルターがMSRツインシスターズ)
付属)専用ポール
全長165~195cmまでの任意の位置で調整可能なカーボン製ポール
付属)ポールリンクコンバーター
トレッキングポールをシェルター用ポールに転用するパーツ
備考)ポーラーモスキートネットによる虫対策
別メーカー製品ですが、サイズ的にメガライトに適したバグネット。