
参考商品:Pinnacle ~before '12 model(メーカー廃番・在庫なし)
Weight
935g
アーカイブ記事となります。メーカー廃番品。在庫はありません。
GOLITEのフラッグシップであり、ULバックパック界のスタンダードである「GOLITE JAM」。重量が増えたことからULハイカーの間で「GOLITEは終わった」というような評価もでましたが、ULハイキングのスタイルが拡大浸透する中 で、GOLITEの役割が変わってきたのでしょう。個人的にはかつての先鋭的なバックパックを懐かしく思いますが、いまやそうした役割は様々なガレージ メーカーが担っています。GOLITEはそれら典型的なULバックパックと他メジャーメーカーのバックパックとの間をつないでいるのです。
▪️ウィンタートリップにも対応できる大容量約70L
▪️大きく上に伸びる吹き流しで増量に対応
「ライトウェイト」で「シンプル」なバックパック。その利点に気づき始めたハイカーが最初に手にとるバックパックとして、ULの歴史が息づいているGOLITEのJAMシリーズは間違いないパックです。
ピナクルは大容量のバックパックですが、コンパクトにすると見た目はジャムとほとんど変わりません。それでいて重量も1kg 以下というのは対比重量からするとJAMシリーズの中ではもっとも軽いものになります。また、どうしてもかさ張る冬用の寝袋を簡単に収納できる広々とした 空間を持っています。この大きさでもこれだけ軽いので、スタンダードなハイキングスタイルの荷物を余裕で入れて、バックパックだけ軽くすることも可能で しょう。
しかし、そこに落とし穴もあります。せっかくバックパックを軽量化をしても、これだけ大きく余裕があると“つい”荷物をたくさん詰めてしまい、結果的に重くなってしまうことが往々にしてあります。それでは本末転倒です。あくまで軽量化した上で、どうしてもかさ張るものが増えた時、例えば冬季などに使用するのが適していると言えます。
実際にバックパックの構造はPeakやJamと変わらないため、適応パッキング重量も同じと考えて構いません。目安ですが、ベースウェイトは8kgくらいまで、総重量では13kgくらいまでが良いと思います。
①背面メッシュパッド
センター部分にショルダーストラップと同じメッシュ素材
ULパックに時々見られるパッド無しの背面では汗をかいた時に、不快に感じそう、という意見は少なくありません。パッドがあることで、背負った際のあたりが良くなることももちろんですが、トータル的に背負い心地&使い心地の向上に役立ちます。
②ウエストベルト
腰へのフィット感を高めた構造
フレームが無いウルトラライトバックパックは原理的に重量の腰荷重にむきません。GOLITEでは背面長も、基本的には背中上部での荷重を前提に設 計されているようです。ですので、一般的な骨盤での腰荷重にはなりません。しかし、止まる位置は腰骨の上部に覆いかぶさるようになりますので、従来ほどで はないにしても、腰でサポートすることが可能です。ウエストポケットは目の細かいストレッチ素材を採用、ひっかかりにくく、容量も見た目以上に入るでしょ う。
③ショルダーストラップ
ショルダーストラップはやや幅広めとなっています。3Dメッシュをメイン素材とし、耐久性、フィット感が良くなっています。幅が広いことから荷重もうまく分散されており、誰にでも合わせやすくなっています。
④フロントポケット
GOLITEはフロントポケットの容量が非常に大きなバックパックです。マチも十分にとってあるので、本体をパンパンに詰めていてもポケットへの荷物のだしいれば容易です。ポケットというよりも二気室というイメージで使うことができるでしょう。
⑤サイドストラップ
バックルの軽量化だけでなく、調整感もスムーズに
サイドストラップは、左右でオスメスが互い違いになっているため、センターで留めてコンプレッションを全体にかけたり、荷物を挟んだりすることに利用できます。
軽いバックパックを選ぶ際、Granite Gearではカッチリしすぎ、Gossamer Gearなどのインディペンデント製品では強度面で不安、と感じる場合には、GOLITEのジャムシリーズが最適なバックパックのひとつであると思いま す。「ウルトラライト」といわれるバックパックやそれを使用したハイキングスタイルに興味を持つハイカーが最初に検討するバックパックとして、「軽さ」「強度」「使い勝手」のバランスは魅力的であることでしょう。
MEN'S
カラー)左から Black、Pinot
WOMEN'S
カラー)Black
*)W's Blackのロゴカラーはグレーとなります。