
Metro Pack
Weight
160g
アメリカ東海岸を拠点とするHyperlite Mountain Gear。アクティビティーに対するフォーカスがハイキングに絞られる傾向が強い西海岸のUL系メーカーに対し、HMGはハイキング、パックラフティン グ、マウンテニアリング、アルパインクライミング、MTBとより多方面のアクティビティーでの使用を前提にバックパックづくりをしています。その結果、突 き抜けた軽さよりも、軽さと強度のバランスに特徴をもつバックパック達がリリースされています。
そんなHMGのバックパックの中で異彩を放つ挑戦的なモデルがこのメトロパックです。
パックライナー(注1)にショルダーストラップを縫い付けただけ、ただそれだけのバックパック。
ポケットもストラップもバンジーコードも無いデザインはまさにSimple & Minimalの極致といえます。
使いやすいかと問われれば、使いにくいと答えるしかありません。
ペットボトルを入れるポケットも、ストックを固定するストラップも、ジャケットをひっかけるバンジーコードも無いのですから。しかし軽い、だからこそ軽い、実測わずか160g。
省くものはこれ以上何もない。この潔いまでのシンプルさはそれ故の美しさもうみだします。
2011-12シーズンの冬、ニューヨークはブルックリンのセレクトショップがメトロパックをとりあげたのは、このバックパックにそれだけの魅力があったからでしょう。
どのように使うかはあなた次第。
シンプルであるからこそ、いかようにでも自分色に染め上げることができるはずです。
どう使うか、ご相談をお受けしながら一緒に考えるのも楽しいコミュニケーションかと思います。
Ultralightという言葉が年々広がりをみせていくなか、
単なるLightweightではなく、Ultralightであるというのはどういうことか、
メトロパックは”Ultra”の持つ意味を考えさせてくれるバックパックではないでしょうか。
Hyperlite Mountain Gearの挑戦を受けてみませんか。
注1)荷室入口はロールトップクロージャー、本体の縫い目はすべてシームテープで目止めされています。生地そのものは完全防水であるため構造的には パックライナーと同じです。個人的な事例ですが、雨天使用でもいまのところ内部への漏水は発生しておりません。本国サイトでも高い防水性をうたっておりま すが、万が一のため貴重品は他の防水措置をとるように記載されています。ご注意下さい。
防水性向上のためには縫製箇所を少なくしたい。そのためにショルダーのパーツは左右一体式。バックパックのパーツが最小限で構成されているのも興味深いところでしょう。