
参考商品:Extralight UDD Jacket 2015 Limited ver.
Weight
240g
SPECIFICATIONS
- 参考商品の理由
- 2015年限定品
完売につき販売終了となりました。再生産はいたしません。 - 重量
- 240g / JPN Lサイズ(実測値)
- 素材
- 素材)15デニール×15デニール ナイロン シレ撥水加工
ミニリップストップナイロン
中綿)ヨーロピアン グースダウン810FP UDD加工
ダウン量)100g(ダウン 97%、スモールフェザー 3%) - カラー&サイズ
- カラー)レッド
サイズ)Unisex XS、S、M、L(日本サイズ)
*XS、Sは女性向き(新パターンを採用)
*M、Lは男性向き - その他
- 販売当時価格 27,600円
個別の受注が可能です。その場合はカスタム料金が別途かかりますので要見積りとなります。参考予価35,000〜50,000円となります。
超撥水ダウン(UDD)採用でさらに多くの状況に対応することが可能になった超軽量ダウンジャケット『NANGA x HIGHLAND DESIGNS Superlight UDD (UltraDryDown) Jacket』を更に軽量化。2015年度の数量限定生産モデルとなります。
*生地は15×15デニールのシレ撥水加工ミニリップストップナイロン
軽量かつ保温力が高い素材といえばダウン。ダウンジャケットは今やハイキングのアイテムの中でも防水透湿クロージングやハイキングシャツと同様に重要なクロージングの一つです。
『スーパーライトUDDジャケット』はダウン量100g/総重量270g(日本Lサイズ)という重量対比で言えば国内で最も最軽量かつ保温性の高いダウンジャケットの一つと言えます。この厚みはアウターでの使用はもちろんインナーでも着られる、 ちょうど良いバランスのダウンジャケットだと思います。さらにUDD(ウルトラドライダウン)を採用しているので湿気にも強く、保温性の変化を最低限に抑 えてくれます。私達の知る限り、2013年、日本のメーカーでは初めて撥水ダウンを採用したダウンジャケットとなります。
販売3シーズン目となる2015年秋冬シーズンに数量限定でお届けするのはこのスーパーライトダウンジャケットを更に軽量化したダウンジャケットです。従来比で約10%、約30gの軽量化を実現した意欲作かつ実験作ともいえるダウンジャケットです。
ダウン製品の軽量化を図るにあたりひとつのポイントとなるのは、ダウンそのものの品質を上げることで少量のダウンでも従来と同様のロフトを確保するというものがあります。しかし高品質ダウンを採用したとしてもダウン量を減らすことには限界があります。やはりいかに軽量な生地を採用できるか、が大きなポイントとなるのです。どんなメーカ−でも10年前のダウン製品と現代のダウン製品を比べた場合、デザインに大きな変化はなくても重量には大きな変化があります。これはひとえに採用している生地が大幅に軽量化されているからです。とはいえ、ただ薄くすればいいというわけではありません。通気性を確保しつつもダウン抜けを最小限に抑えられるものでなければなりません。当然のことながら生地が薄くなればなるほど耐久性の点についても注意が必要です。これらのバランスをとりながらダウン製品の生地は変化、進化しているのです。
Highland Designsの定番、スーパーライトUDDジャケットでは20×20デニールナイロンを採用しています。これは当店での使用テストや使用実績だけでなく、他ブランド製品でも信頼を得て採用されている生地といえます。軽さ、通気性、ダウンプルーフ、耐久性のバランスに優れているこの素材は軽量ダウン製品の製作において現時点ではベターな素材のひとつといえるでしょう。しかしこのエクストラライトUDDジャケットでは更に軽く薄い15×15デニールナイロンを採用してみました。結果、従来比約10%の軽量化を実現しています。既にウインドジャケットなどの世界では10デニール前後の素材が採用されていることからすれば驚くべき生地ではないかもしれませんが、まだまだ実績が少ない生地であることは否めません。冬季の衣類には夏季と比べより耐久性を求める傾向もある中でやはり15×15デニールナイロンを採用するということはUL的にもチャレンジングなものといえるでしょう。
*カラー
フィールドで視認しやすく、見た目にも暖かいレッドを選びました。
*デザイン
スーパーライトダウンジャケットと同じオールドスクールなデザインを採用しています。シンプルなデザインは状況を問わずに幅広く使用できるというコンセプトに変わりはありません。
*サイズ
スーパーライトダウンジャケットと同じサイズ感となります。
日本サイズのユニセックスですが、XS、Sサイズは女性向けにしていますのでユニセックスでも男性には小さめになります。女性は日本サイズのXS、Sと同様に選んでいただければと思います。M、Lサイズが男性向け。日本サイズとなりますので、USよりは一つ大きめのサイズが適正です。
ハンドウォーマーポケット付き。表地裏地とも共通の15×15デニールの生地を採用しています。
超撥水ダウンによるオールシーズンにわたる使いやすさはそのままに更に軽量化されたエクストラライトダウンジャケット。生産背景などの事情から2015年は数量限定生産となりますが、とにかく少しでも防寒着の軽量化を図りたい全ての方にご検討いただきた いダウンジャケットです。
*注意点
数量限定生産となります。発売の予約分を優先とさせていただきますので、サイズによっては店頭販売用に十分なご用意が見込めないものもございます。あらかじめご了承ください。またダウン量の追加、カスタムカラー&サイズなどはお受けできません。こちらも合わせてご了承ください。
<参考 Ultara Dry Downについて>
『もっと自由にダウンを使いたい』
そんな気持ちから当店では日本国内で工場を持つスリーピングバッグメーカー『ナンガ』の協力のもと、通常の撥水を超えた『超撥水』能力を持ったダウンを用意しました。
ダウンとは水鳥の羽毛を指します。本来水に浮かぶ水鳥の羽は水分に強いです。川面に浮かんで沈まない羽毛を何度も目にしています。しかしそのままだと臭いが出るため、通常使われるダウンは洗浄をして匂いの原因となる油脂を抜いています。そうすることでふくらみが出る反面、濡れには弱くなってしまうのです。
実 際のところ人間の身体からでる汗や湿度の量は私達が思うより多いものです。しかし、その程度では、いくら油脂を抜いてしまったダウンだからといってロフト が落ちることはありません。ロフト低下の多くは降雨などの多湿時に外気から吸ってしまうことや、寒冷時において身体からの蒸気を吸ったダウンが放出 (乾燥)しにくくなることが原因です。これらの問題をクリアにするには油脂抜きをする以前のような機能をダウンに付加し直すことです。
そこでナンガ協力のもと、通常の撥水力以上の『超撥水』を付加したダウン、『UltraDryDown』略して『UDD』を使用することを決めました。
*より詳しい説明は『ダウンバッグUDD』のページをご覧下さい。
UDD採用によって、湿気を含くみにくくなり、軽さとふくらみ感を保ってくれるようになります。長期使用においてもストレスを感じることを軽減してくれますし、雨の多い時期にも安心して使っていただくことができます。
使用しているダウンは、加工前で810FP(フィルパワー)のヨーロピアンマザーグースダウン。 それなら他のメーカーでも同程度の数値のものを使っていますが、Nangaでは洗浄前のダウンを輸入し、国内洗浄、国内加工をしています。そのため品質管 理が行き届いています。またマザーグース(親鳥)になってダウンボールが大きくなったものを使っているため、そのふくらみ感や保温力が高くなっています。
スーパーライトUDDジャケットは高いFP値のダウンをたっぷり100g入れ、ダウンメーカーらしく膨らみと密度のバランスが良い気室の大きさで、 ダウンの保温力を最大限活かせています。
*FP(フィルパワー)値のこと
試 験数値は薬品でふっくらと仕上げてしまえばある程度FP値を高く出来てしまうのであくまでも目安の一つです。また最近ではFP値と暖かさを同義語として扱 うメーカーがありますがそれは、当たらずも遠からずですが、正しいというわけでもありません。暖かさ、保温性というのは断熱と遮熱の複合によって変化しま す。 そこにはただ空気を溜め込めば良いのでは無く、その空間一つ一つの小ささや密度なども関係します。ダウンは膨らませれば暖かいと言われることもあります が、ダウンの密度が増せばそれもまた断熱力の上昇に繋がるので、FP値が高くてもダウン量が少なければ暖かさはそれほど変わらず、”ただ軽いだけのもの” になってしまう可能性があります。
<撥水ダウンに関しての注意点>
超撥水ですが、永久に保つものではありません。また完全防水ではないので、浸水するような状況では使わない方が良いです。しかし、撥水ウェアなどと違い内部にあるもので、こすれたり摩擦が起きないことを考えると長持ちすると考えて良いと思います。