
Woolies 2 Bottom
Weight
177g
従来のWoolies は素材の見直しや進化に伴い、新名称のシリーズとなりました。
Woolies1は150g/m2 。完成度が高かったのでしょう、従来のWoolies150 とほぼ同様で生地にも大きな変更はありません。
Woolies2は230g/m2。Interlock Knit に変更され、従来のものよりも生地の密度が上がりやや厚みを増しました。伸びは従来より落ちたものの着心地にはほとんど影響がなく、むしろ保温力と丈夫さともに向上しました。
ウールのウェアは様々なコンディションでも体温を調節する機能をもっていることは多くの人が知るようになりました。ハイキングにおいてはほとんどの人がウールのソックスを使うのもそういった理由からでしょう。
Baseシリーズの“Woolies2”は他シリーズやwoolies 1とも違いInterlock Knit(両面編み)に 編むことでフィット感を損なわずに、保温力を高めています。Woolies1ほどのフィット感と伸びがありません。新規格の230g/m2は一般的な中厚の195g/m2よりもやや厚く、一般的な厚手の250g/m2よ りもやや薄い、中間的な厚みのウール生地です。冬用厚手より薄くても身体にフィットすることで保温性を高め、厚手のものにありがちな重ね着でのもたつき感、ごろつき感も軽減してくれます。また激しい動きに際しても生地が良く伸びるためストレス無く動け、ずり上がりを防ぎます。
18.5 micron という細さのウールを使用しており、着用時のチクチク感を抑えてくれています。230g/m2 のインターロックニットはよく身体へフィットし、薄手ですが高い保温性を発揮します。また、生地面積が少ないので通常の長袖Tシャツタイプよりも軽量となっています。
たしかに夏場の標高の低いところなどでは圧倒的に化繊アンダーの方が熱を奪い身体をクールダウンさせてくれます。しかし、高山帯は夏といえど気温も低くな るので、汗をたくさんかく上に汗冷えも起こります。その為に化繊シャツを着ているひとの中には撥水性や疎水性のあるアンダーを重ね着することが最近では増 えてきました。しかし、そんな時こそ濡れ感が少なく汗冷えしにくいウールが役に立ちます。雨に降られ雨具の中がどんなにびしょ濡れになっても体温の低下をできる限り防いでくれます。それも、一枚で、です。天候の変化が激しい春や秋には特に必要な機能でしょう。
ウールは確かに乾きにくい素材です。その理由はウールは水分を吸うと繊維の中に閉じ込めてしまいます。繊維の表には髪の毛でいうキューティクルの様なうろ こ状のものに覆われ、それ自体は水を含んでいないため肌に触れても濡れ感が少なく汗冷えがしにくいのです。また、乾きが遅いからこそ乾く時に熱を身体から 奪って行くことが化繊と比べ少なく汗冷えしにくいと言えます。
また化繊と違い、ロングハイキングや長期山行においてもウールの防臭性の高さから臭いを気に する必要が無いのも良いところでしょう。最近では臭いが出ないような加工が化繊のものにはされるのが普通になってきましたが、それでも化繊のものを長く着 続けた人ならばあの嫌な臭いはわかると思います。もし着替えがなくてもウールならば一目を気にせず電車やバスに乗ることだってできるのです。もちろん身体 が臭いのはどうにもなりませんが。。。
ibexは製造過程をより自分達でコントロールし、より高い品質を得るため、アメリカ国内での循環生産に力を入れ始めました。それが全てに及ぶのは時間がかかりますが、メーカーとしての姿勢は素晴らしいものと受け取れます。ibexクロージングの素材はほとんどを高品質ニュージーランドメリノウールを使用しています。Woolies2はその素材を使い Canadaで縫製されています。
確かにハイブリッド素材や高機能な化学繊維生地が多く作られていますが、着た人にはわかるウール100%の良さが確かにあると思います。ウールは天然素材 でそれ自体が温度を持っているのため、寒冷な季節にはふんわり暖かく、温暖な季節には少しひんやりと感じるのです。素材は化学繊維と比べ摩擦に弱く耐久性 は低いのが事実です。しかし、循環可能な天然繊維であればこそきっと使う価値が大きいのだと思います。
このこだわりがあればこその高品質をぜひ体感してみて下さい。
<Men's>
カラー/Black
サイズ展開/S、M、L
*サイズについての注意点
ibex のボトム(アンダーパンツ等)は、特にMen's は、かなり小さめの作りとなっています。ですので、通常よりも一つ上のサイズを選ぶようにしてください。
- US XSサイズ、JPN Sサイズを通常着用している場合 → Sサイズ
- US Sサイズ、JPN Mサイズを通常着用している場合 → Mサイズ
- US Mサイズ、JPN Lサイズを通常着用している場合 → Lサイズ