
Key Chain Knife
Weight
24g
クライミング、フィッシング、ハンティングなどでは必須の道具ですが、ハイキングやトレイルランニングではほとんど出番が無い道具、それが「ナイフ」です。アウトドアといえばナイフというイメージが強いのですが、それは一概にいえるものではありません。
- オフトレイルが舞台のアウトドアアクティビティではナイフは必須
- オントレイルが舞台のアウトドアアクティビティではナイフは不要
このように捉えていただければ良いでしょう。購入したもののナイフを使ったことがないというハイカー、ランナーの方は意外と多いはずです。トレイルでの生活が中心となるハイキングやトレイルランニングではナイフよりもハサミの方が刃物としての出番が多いのです。ウルトラライトハイキングのティップスとして「大きなナイフを一番小さなアーミーナイフへ変える」というのは有名なもののひとつ。ハイキングで刃物を使いたくなるのはきっとこんな時ではないでしょうか。
- ポテトチップスの袋をあける時
- ダクトテープやテーピングを切る時
- 細挽きやナイロンテープを切る時
- 指先のささくれなどを処理する時
- 靴擦れや肉刺を処理する時
- 爪を切る時
ロープを切る、魚や肉をさばく、木を加工するといった作業ではもちろんナイフが必要です。しかし、今あげたような作業にはナイフよりもハサミの方が好まれます。Victorinoxクラシック(21g)がULハイカーに長く支持され続けているのはただ小さいから、軽いからではありません。「ハサミ」がついていることが大事なのです。日常に近い行為で便利なのは圧倒的にハサミなのです。
Victorinoxクラシックにはハイキングに必要な最低限度のハサミがついています。しかしブレードが小さいため、作業に手間どることがあるのも事実です。そんなに大きくなくて良いのですが、あともう少し大きなブレードのハサミがあればハイキングにはベターでしょう。ハイカーにとってもう一歩先のティップスは「一番小さなアーミーナイフを小さなハサミへ変える」というものかもしれません。
ハイキングにベターな小さなハサミ、それがこのキーチェーンナイフです。
クラシックとほぼ同重量の実測24g、そしてブレード長40mmというハサミとして使いやすいサイズが魅力の小型ナイフ&ハサミです。
<ブレード収納時は73mmの小さなサイズ>
<ブレードを一枚引き出せばナイフとして> <ブレードを二枚引き出せばハサミとして>
アーミーナイフのような多機能性こそありませんが、ハサミやナイフといった刃物としての使い勝手は比較するまでもありません。そして重量はアクセサリーナイフとほぼ同じ軽さを誇ります。紛失しないよう、また使いやすい場所に取り付けておけるよう、脱着しやすい大きめのキーホルダーがついていることも魅力です。
<大きめサイズのキーホルダー> <刃物の街 岐阜県関市での製造>
刃物としての品質は間違いありません。今やアメリカの大手ナイフメーカーの生産をも手がける世界一の刃物の街、岐阜県関市でこのナイフも作られているのです。実はこのモデル、OEMモデルとしていくつかのブランドからも販売されてきました。当店でも2011年のアメリカの展示会で即売されていたこのナイフを仕入れてきたことがあります。また日本の某アウトドアメーカーではフライフィッシングアクセサリーとしてロングセラーを続けています。
ロングディスタンスハイカーなら爪切りがついている「ネイルクリップ」を選びたくなりますよね。ウルトラライトハイカーなら重量とハサミの使い勝手からこの「キーチェーンナイフ」を選びたくなりますよね。ハイキングアクセサリーの隠れた名品のひとつです。
記事:Hiker's Depot