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アーカイブ:ツェルト2

シェルター・テント
Weight

315g

日本オリジナルのULシェルターとしてツェルト再評価の契機となったモデル。透湿性と軽量性とでBCスキーヤー中心に支持が集まっています。
Weight

315g

SPECIFICATIONS

アーカイブ理由
メーカー生産中止のため
重量
実測 315g
サイズ
フロア:全長200*幅100cm 
天井高:95cm
天頂部長さ:150cm
素材
15Dnlリップストップナイロン PU透湿コーティング
耐水圧 1,000mm
透湿 8,000g
¥19,000 + tax
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非常用ギアとしてとらえられるツェルト。しかし日本の登山史の中で最も実績があり、かつ日本独自のデザインで産み出されたこのシェルターをもっと積極的に使用する動きが少しずつうまれています。実際に春のスキーツアーでは長く宿泊ギアの定番としての地位を占めていますし、アルパインクライミングにおいてもビバークギアといえばツェルトです。軽量化を真摯に突き詰めねばならない状況下での道具だけに、快適性とは相容れにくい部分も多いのですが、多少の問題を割り切ることができれば世界的にも稀な軽量シェルターといえるのです。

①居住空間

ツェルトⅡはフロアサイズがソロ用軽量山岳テントとほぼ同サイズのため、十分な広さを確保しています。またサイドリフターにより壁面を外側に引っ張れば、積極的なシェルター利用においてツェルトとは思えない広い居住空間を確保できます。またグラウンドシート部分の重ねが10cmほど重複するのでフロアレスシェルターに躊躇を感じているハイカーにも比較的入りやすいのではないでしょうか。

 サイドリフターを利用しての設営

②設営方法

ツェルトは外側に配置したポールを利用し、外側にテンションをかけながら設営するのが基本となります。これ以外にも状況により下記のような設営例がとれます。

 

左)トレッキングポール2本でAフレームを組み、後方の木とあわせて設営、。居住性高い。

右)風上のポールを省略、片側を低く設営することで強風対策。各所はガイラインで固定。

エマージェンシー用としてかぶっての使用、広げて雪洞の入口用として、等は比較的知られていますが、シェルターとして上記のような使用例もバリエーションを広げる意味で有効でしょう。

③結露対策、雨対策

このツェルトは「結露が少ない」いうユーザーの評判から注目された経緯があります。実際の使用感も他メーカーのものより結露が少なく感じます。しかし元来、空間が狭いツェルトではいかに生地の透湿性をあげたとしても限界があります。また生地を薄くすればそれだけ外気温の影響をうけるため、温度差から結露が生じることがあります。結露が少ないのであり、ゼロではないということを念頭に置いておく必要があります。これに対してはやはり換気に気を配るしかありません。このモデルはジッパー開閉が前後二カ所なので換気しやすい点が特筆されます。

 凍結した結露(外気温−10℃、内部−6℃)

また雨に対してですが、このツェルトの対水圧は1,000mm。普通のダブルウォールテントのフライの耐水圧と大差はありません。しかし長時間もしくは強雨の中ではテントに比べ快適性がそこなわれる傾向にあります。それは「幕体の張り」が大きく影響します。ツェルトは生地が薄く、柔らかいためどうしてもテンションをかけにくくなっています。またラダーロック等の調整機構も無いため、一度設営した後に再度テンションをかけ直すことが面倒なことも指摘できます。同じ対水圧でもテントのフライが水を弾き続けるのはこの「張り」が維持できるからです。傘は対水圧が500mm以下なのに水を弾き続けるというのも同じ理由からです。このモデルは要所要所にダイニーマテープを配置することでテンションをかけやすくしていますが、使用者自身がかなり意識的にテンションをかけて設営することが必須になります。

 雨天設営15時間経過後(内部で煮炊きもしている)

ツェルトは決してテントと同じではありません。重量で1/4から1/5というアドバンテージを得るために失っている機能もあるのです。しかしそれをうまく工夫することでカバーしたり、ちょっとだけガマンすることで、立派に使用することができるのです。

ツェルトをここ数年、積極的に使用していますが、確かにいつも快適なわけではありません。ちょっとうなだれる時もあります。でも確かに山の中で眠れますし、それになによりも行動の自由度が増えるのです。

ジャパンスタイルのULシェルターとして検討に値するアイテム。

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