
Ace Shirt
Weight
210g
*2015年 新色入荷しました。
New Sequoia(左)、New Pale Sky(中央)、Clay Grey(右)
サイズ展開はUS Sサイズ、Mサイズ
Ace Shirt を軽く羽織って山に行きませんか。実は機能的なシャツのデザインは野山でも活躍します。ちょっと肩の力を抜いて、山の服を楽しみましょう。
Ace Shirt はシンプルなデザインなので、カジュアルにもハイキングでもちょっとお洒落に着ることができる山シャツです。山シャツは以前は当たり前のように着られていましたが、実はとても機能的なデザインなのです。襟を立てることで、陽射しから大事な首を守ります。また寒さも軽減してくれるので、手ぬぐいなどを巻かなくても、スマートに保温をすることができます。また、フロントがフルボタンの為体温調節が容易です。ジッパーの場合だと、上からしか開かなかったり、ダブルジッパーでも上下からしか開けられません。しかしボタンは自由自在です。上だけ、下だけ、真ん中だけ。思ったように思っただけ開け閉めができて、体温調節を的確におこなうことができます。胸のポケットは小物を入れるのに便利ですし、腰のポケットのようにバックパックのハーネスと干渉することもありません。
IbexのLiveシリーズはオン、オフを問わずに使うことができるものをデザインしています。Ibexにあって他メーカーに無いのはこのLIVEシリーズのデザイン性の高さです。一見普通のデザインでも着てみるとシルエットが美しいです。また、ほとんどのものがハイキングでも使えるように、主張しない程度に切り返しやオフセットなどがあり、機能を増しています。
ウールのウェアは様々なコンディションでも体温を調節する機能をもっていることは多くの人が知るようになりました。ハイキングにおいてはほとんどの人がウールのソックスを使うのもそういった理由からでしょう。
Ibexのウールアンダーウェアは18.5 micronという細さのウールを使用しているのは他のメーカーと同様ですが、独特な光沢感があり、シルキィな雰囲気で着心地に優れています。
ウールは暑い。冬のもの。
そう言った考えがあるのもわかります。事実僕たち自身がそう考えていました。そんな考えを払拭してくれたのが、150g/m2 という薄手のウールジャージ素材です。他メーカーではウルトラライトやマイクロウェイトと呼ばれることもあります。もちろん標高の低いところなどでは圧倒的に化繊アンダーの方が熱を奪い身体をクールダウンさせてくれるでしょう。しかし、高山帯は夏といえど汗をたくさんかき、汗冷えも起こります。その為に化繊シャツを着ているひとの中には撥水アンダーを重ね着することが最近では増えてきました。しかし、そんな時こそ濡れ感が少なく汗冷えしにくいウールが役に立ちます。雨に降られ雨具の中がどんなにびしょ濡れになっても体温の低下をできる限り防いでくれます。それも、一枚で、です。天候の変化が激しい春や秋には特に必要な機能でしょう。
ウールは確かに乾きにくい素材です。その理由はウールは水分を吸うと繊維の中に閉じ込めてしまいます。繊維の表には髪の毛でいうキューティクルの様なうろこ状のものに覆われ、それ自体は水を含んでいないため肌に触れても濡れ感が少なく汗冷えがしにくいのです。また、乾きが遅いからこそ乾く時に熱を身体から奪って行くことが化繊と比べ少なく汗冷えしにくいと言えます。
また、このシャツは冬にも役にたちます。冬には化繊の長袖アンダーもしくは吸汗性のあるフリースの下に着ると、普通は乾きにくいウールですが上に着た吸汗性素材が濡れをどんどん外へと出してくれるのです。そうすることでウールがドライな状況が続きより保温性が高まります。もちろんウール同士を重ねても良いのですが、水切れの良さや速乾性ではポリエステルにかなわないので、上手くその両方の機能を役立てる一つの方法だと考えて下さい。
化繊と違い、ロングトレイルにおいてもウールの防臭性の高さから臭いを気にする必要が無いのも良いところでしょう。最近では臭いが出ないような加工が化繊のものにはされるのが普通になってきましたが、それでも化繊のものを長く着続けた人なら ばあの嫌な臭いはわかると思います。もし着替えがなくてもウールならば一目を気にせず電車やバスに乗ることだってできるのです。もちろん身体が臭いのはど うにもなりませんが。。。
Ibexは製造過程をより自分達でコントロールし、より高い品質を得るため、アメリカ国内での循環生産に力を入れ始めました。それが全てに及ぶのは時間がかかりますが、メーカーとしての姿勢は素晴らしいものと受け取れます。Ibexクロージングの素材はほとんどをZQueという高品質ニュージーランドメリノウールを使用しています。Ace Shirt はその素材を使いアメリカ国内で縫製されています。
確かにハイブリッド素材や高機能な化学繊維生地が多く作られていますが、着た人にはわかるウール100%の良さが確かにあると思います。ウールは天然素材 でそれ自体が温度を持っているのため、寒冷な季節にはふんわり暖かく、温暖な季節には少しひんやりと感じるのです。素材は化学繊維と比べ摩擦に弱く耐久性 は低いのが事実です。しかし、循環可能な天然繊維であればこそきっと使う価値が大きいのだと思います。
このこだわりがあればこその高品質をぜひ体感してみて下さい。