
Men's Vapor Brief
Weight
79g
機能を最大限発揮する非常に珍しい無加工ウールと化繊を混紡した、温暖な季節に最適なVaporシリーズ。履きやすいボクサーデザイン。
アンダーに求められる高機能性を持ち合わせた
ボクサーブリーフ『Vapor Brief』
Duckworth のVapor Wool は無加工のRambouillet Merino Wool とリサイクルポリエステル、植物由来のModal を混紡した、温暖な季節に最適なウール素材です。
フレンチメリノとも呼ばれることのある「Rambouillet Merino ランブルメリノ」は今では生産量の少ない種類の羊です。それをダックワースの農場「Helle Rambouillet」で大切に育てています。そのウールは一般的に加工しないと使いにくいメリノウールと異なり、無加工で使っても「チクチク感」が少ないためウールそのものの機能を最大限活かすことができます。その分、混率が少なくなっても十分な機能を果たしてします。混紡するのはリサイクルポリエステルが50%とModalが12%です。Modal(モダール、モダル)は植物由来の再生繊維で、レーヨンの一種です。古くからある素材ですが植物由来のためウール同様、循環生産が可能なことから近年改めて注目されています。
この混紡の割合に最初は疑問だった僕らですが、着てみると改めて無加工ウールの機能性なのでしょうか、ウール混率が半分以下ということが信じられないほどです。ですが化学繊維が半分以上のため温暖な季節でも快適で、速乾性にも優れています。しかしウールならではの防臭消臭性能などは十分だと感じています。
生地の目付けは平米あたり130gというのは従来のウール素材からするとかなり薄いです。これがメリノ混率の高いものなら結構透けてしまうかもしれません。しかしこのTシャツの「Vapor Wool 130g」は化繊との混紡により生地の密度が高いので薄い色でも体が透けてしまうようなことはありません。
デザインはシンプル。特筆するような箇所はないように思います。しかし、最近だとゴムバンドを内蔵したものなどもありますが、速乾性で言えばウェストバンド直縫いのこのタイプに限ります。ガゼットがあるので履きやすく動きやすいのは当然です。丈はどちらかというと長さがあるほうでしょう。それ以上にアンダーウェアに求めたいのは快適性です。ダックワースのWebサイト内では「Nothing keeps you more comfortable than all-natural, chemical free wool.」と書かれています。速乾性の高さ。防臭性に加えウールならではの消臭性能。だからこそ温暖な季節でも快適でいられるウールアンダーウェアなのです。


ウール100%の方が良いと思うかも知れません。確かにその柔らかさは病みつきになります。ですがそれはウール本来のものではなく、加工された柔らかさでもあるのです。さらにウール100%ですとどうしても「穴あき」が避けられません。これは天然動物繊維ならではなのですが、ウール繊維一本一本にも強い弱いがあるために、どうしても穴があきやすくなるのです。ですので最近では「ナイロンコア メリノウール素材」が普通になってきました。しかしダックワースがやっていることは他メーカーでは真似することが難しいでしょう。
自分たちで羊を育てる。
高品質のランブルメリノウールは無加工でも肌着として使える。
ウール本来の機能を最大限に活かせる。
だからこそダックワースにしかできないことがある。Vapor Woolならでは高機能があると思います。