
Ame-no-Skirt
Weight
196g
暑さを逃し
動きやすく心地よい
快適に雨を楽しもう
『Ame-no-Skirt』
レインスカートを使ったことはありますか?そもそもそんなもの知らない人も多いのかもしれません。ULハイキングの世界でも「もう随分と前」という表現になってしまいますが、レインスカートが注目されていました。僕もレインスカートを使ってあちこちとハイキングを楽しんだものです。なにが便利って脱ぎ穿きが楽。レインパンツなんてバカらしく感じてしまうほどに。そして蒸れ感が少なく快適。
「Ame-no-Skirt アメノスカート」はさらに大きなプリーツが前後にあることで動きやすいです。防水透湿性素材を使ったことで、丈を長くしても蒸れ感を軽減できますし、スカートの弱点の寒さもある程度防げるでしょう。むしろそれを補ってあまりある換気性は言うまでもありません。両サイドのジッパーはポケットではなく、内側のパンツにアクセスする穴として機能します。ぱっと見はシンプルで、その動きやすさからは想像ができないスッキリとしたデザインになっています。


レインスカートって
正直昔のものはほとんどが「シルナイロン製」でした。もしくはアクシーズクインでも販売していたことのある「巻きスカートタイプ」。このどっちもが微妙でした。同社のツユハライまでいってしまえば良いもダメも合わせて良いとできるのですが、全部を覆うタイプのスカートだと、せっかくだからちゃんと防いで欲しいわけです。
ですが、シルナイロンタイプだと蒸れはしないが結露がおきたり、カサカサとした音が気になる人もいるでしょう。そして透ける。軽いのは良いのですが、蒸れにくくするために着丈が短めで足元が防ぎ切れない丈のものが多かったです。
巻きスカートは文字通り巻くわけです。巻かないと着られない。だからきっちり巻く。巻くときつい。緩いと落ち着かない。そうする足さばきしにくくなるのです。浴衣などの着物を着た時に感じる“あれ”です。もっとスカートって足が広げやすいと思ったのに、ってスカートを履きなれない男子は余計に感じることでしょう。
アメノスカートの特徴
大きなプリーツが前後に入っていて、そのままだとスッキリしている見た目以上にゆとりがあり、足の動きを妨げることがありません。だから女の子はロングのプリーツスカートはくんだなぁと妙に納得の瞬間です。
デザインについてメーカーHPには「袴みたい」と記載されていますが、僕にはそれほど袴っぽくは見えません。前情報無しで見た時に袴を想像できる人はあまりいないと思います。実際に袴だともっと折りが多いです。実際着物では足が動かしにくいので昔の日本人は走る時には着物の裾を端折(はしょ)ったり、袴を穿いたりしたわけです。もっと言うなら裁着袴(たっつけばかま)はある意味“運動着”だったのです。話が逸れましたが、それらと比べても袴っぽくはありません。
でっかいプリーツのあるシンプルなスカートってところでしょう。だから履いてみるとそれほど違和感はないです。世界的に見ればスコットランドキルトのようにスカートの様な服自体女性専用のものだったわけではないですし、日本の着物も見ようによっては巻きスカートのようなものなので、そもそも長さがあるものは誰が履いても違和感がないのかもしれません。
ただ、Tシャツと合わせてもさほど違和感が無いのには、イギリスメーカーであるMountain Equipmentなどのウェアも取り扱っているAxesquinの企画ならではの絶妙な加減なのかもしれません。
デザインのついての話が長くなってしまいましたが、この大きなプリーツのおかげで今までのレインスカートにはなかった動きやすさがあります。また丈も長めなのでしっかりと足元まで濡れを防ぎます。丈が長くても透湿性に優れているために蒸れを逃します。実際には動いているだけでも換気されるとは思いますが、結露がしにくいのも良いでしょう。ショートパンツなどと合わせた時にも3層構造で裏地付きの生地なので、べとつき感がなく、足の動きやすさを確保します。ウェストはゴムで調整になっています。上からでも下からでもはくことができますし、もちろん脱ぐのもどちらかでも可能です。
だったらあんな使い方やこんな使い方もできるかも、と想像を掻き立ててくれるのもこのアイテムの魅力だと思います。
サイズについて
XS、S、M、Lサイズのユニセックス「4サイズ」展開です。日本サイズとなっています。USサイズと比較すると、一つ上のサイズになると考えてください。
・Lサイズで普段32インチを履くスタッフのサイズとなっています。
・比較的すっきりしたデザインですので、Sサイズを女性が穿くことも可能です。
・女性サイズと比較すると、W-SサイズはXS。W-MサイズはSサイズになります。