
Ao-Nero
Weight
105g
さらりとした心地よい肌触り
穿いていないようなふわっと感
主張はするけど癖はない
『Ao-Nero』
日本の夏の暑さは、ずっと住み暮らす日本人にとってもしのぐのが難しい問題です。そんな時にこそ穿いて欲しい、涼しいパンツが「アヲネロ」です。
アオニビ
リカンチャ
スミイロ
青い嶺(ね)ろ。山の嶺が青く染まったように見えるそんな晴れた日のことを想像させる言葉です。もしくは夕暮れ時の薄青い色なのかもしれません。
アヲネロを見て一番に思うのは薄い。そして軽い。しかしその薄さほどは透けません。理由としては比較的太めの40Dという繊維にあるかもしれません。同様に薄い素材では15デニールや20デニールなども一般的です。しかし糸が細くて生地も薄いと当然透けてしまいます。ですが糸自体はそれなりの太さがあり、透けないまでも適度に隙間があいた織りにすることで通気性を確保しながら透けないようになっています。そして同社のハゴロモを越える通気性があります。しかし数値ほどはスカスカということもなく、適度な防風性も感じられます。
これだけ薄いのですから、当然ながら乾くのも早いので、積極的に汗をかいても良いですし、濡れてしまうのも躊躇する必要はないでしょう。薄さからつい心配しがちですが、意外にも生地は弱くありません。リップストップにもなっているので万が一切れたとしても、引き裂きが止まるようにもなっています。
着丈については八分丈けとありますが、そこまでは短くないように感じますがフルレングスはありません。やや細みなので、素材の柔らかさから出てしまうルーズさを抑えていて、綺麗なシルエットになっています。
ウェストはゴムで調整。カーゴとハンドポケットの中間のような両サイドのパッチポケットも特徴的ですが、意外にクセも少なく、使いやすいデザインだと思います。
撥水性にも優れているので、水を含みにくいだけではなく汚れも付きにくいです。さすがこの辺の素材選びはアクシーズクインらしい上手さとこだわりを感じられます。
そしてハイカーズデポとしても見過ごせないのがこの軽さ。Lサイズで105g(実測値)しかなく、MやSサイズでは100gを切ってきます。ですのでハイキングや普段使いとしてはもちろんのこと、ロングハイキングや長旅の着替えとしても役立つでしょう。当店土屋もCHT(中央ハイトレイル)ハイキングの時には着替えの一本として携行していましたし、今では夏のロングパンツはアヲネロが定番になっています。
アクシーズクインのデザインには独特の世界観があります。モデルによってはそれが強いもの弱いものがあるのは否めない事実ですが、その点でアヲネロはシンプルで色の切り替えも目立ちにくく、他のウェアとも合わせやすいのも良いでしょう。アメノヒ、アマアシ、シュゴやハゴロモなどもそういったアイテムで、その特徴あるパターンよりは主張しないですし、なによりもそのパターンからくる動きやすさや使い勝手の良さの方が際立つでしょう。
サイズについて
XS、S、M、L、XLサイズのユニセックス「5サイズ」展開です。日本サイズとなっています。USサイズと比較すると、一つ上のサイズになると考えてください。
・Lサイズで普段32インチを履くスタッフのサイズとなっています。
・比較的細身ですっきりしたデザインですので、Sサイズを女性が穿くことも可能です。
・女性サイズと比較すると、W-SサイズはXS。W-MサイズはSサイズになります。