MONTANE

Podium Pull-On

クロージングギア

Weight

113g

軽量レインシェルの名品を発表してきたMONTANEがあらためて「軽さ」と「小ささ」にこだわったレインシェル。ポリエステル100%のニット素材を基布にしているところにも注目。疎水性の高さとしなやかなストレッチ性も特徴になっています。

Weight

113g

SPECIFICATIONS

重量: 113g
素材: 防水透湿膜：Aqua Pro Lite
基布：20D 100% polyester knit
耐水圧＆透湿性: 耐水圧：15,000mm
透湿性：15,000g/㎡/24hrs
サイズ: XS、S、M、L（ユニセックス・UKサイズ）
カラー: Chacoal

16,000円 (税込17,600円)

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実測重量113g
収納はこぶしサイズ
Ultralight
&
Compact

スペクタージャケット、ミニマスジャケットなどプルオーバータイプの軽量レインシェルの名品を発表してきたMONTANEの2020年最新モデル。「軽さ」と「小ささ」のレインシェル。難解だったり瑣末な特徴ではなく、誰にとってもわかりやすい特徴を重視した「わかりやすい」レインシェルです。

レインシェルの競争

2000年代後半以降、レインシェルの競争は2つのテーマにおいて激化してきました。ひとつは「重量」もうひとつは「透湿性」です。少しでも軽く、少しでも蒸れにくいレインシェルを。それがレインシェル開発の大きな流れでした。
重量に関しては2000年代初頭はジャケット単体で250gが最軽量クラス、300g台のモデルがまだまだ一般的でした。しかし2010年頃に200gを下回るレインシェルが登場しはじめたことから一気に軽量化が加速、この10年でレインシェルの最軽量クラスはついに100gをきるまでになりました。現在は軽量化競争もひとまず落ち着きをみせています。100g前半という軽さにくわえ、どのような付加価値をユーザーに提示できるか、それがポイントになっています。
透湿性に関してはPOLARTEC社のNeoshell®︎の登場以降、新たな段階に突入しました。透湿にとどまらず「高通気」を謳う防水透湿素材が登場するようになったのです。これにより抜け感の良さは格段に進歩しましたが、同時に「気化熱が奪われる=寒く感じる」という避けられない問題もクローズアップされはじめます。レインシェルを濡れや冷えから体を守る体温保持の砦と考える場合、これは見過ごせないポイントです。レインシェルの行動着としての側面を重視するのか、防寒着としての側面を重視するのか、それによって透湿性の落とし所は変わるでしょう。今後はコンセプトがより重視される状況になるはずです。

MONTANEの系譜

こうした開発競争の中にあって、MONTANEは創業当初から積極的に軽量レインシェルのリリースを重ねてきました。スペクタージャケットではeVENTの採用で透湿性の高さを先取り。ミニマススモックで透湿性よりも軽さに舵をきりました。着丈の長いGTモデルなどレインウェアを細分化させた時期もあります。そしてミニマス777では7デニールという基布の薄さを突き詰めました。

そして定番としてのミニマスジャケット以外を整理したうえで提案してきたのがポディウムプルオンです。あらためてレインシェルとしての「軽さ」と「小ささ」という基本部分を重視したレインシェルであることは間違いありません。更に基布の見直しが付加価値にもなりました。ポリエステル100%のニット素材を選んだことで疎水性の高さとしなやかなストレッチ性を得たのです。近年においては20デニールという生地も安心感につながるはずです。