Trail Bum

Steady [for Women]

パッキング ギア
Weight

506g

女性に合わせて考えたサイジングの登場です。ハイカー舟田 “Yas ヤス”の自作バックパックをベースとし、ハイカー“Turtle タートル”のアイデアを加えた簡素かつ機能的で丈夫な長く歩く旅のためのバックパック。ULらしいシンプル構造と、ロングディスタンスハイキングに対応する大きさや機能を詰め込んでいます。ULトラディショナルデザイン。
Weight

506g

SPECIFICATIONS

サイズ
46L
*エクステンションカラー部分で10リットル程度ある。
*本体 約38L

高さ55cm x 幅26cm x 奥行15.5cm
*エクステンションカラー平面の長さ 約30cm
**計算で出る容積と実体感・通例で言われる容量とは違いがあります。
重量
総重量:506 g(実測値)
  本体:421g
  背面パッド:約60g
  スターナムストラップ:25g
素材
100d ripstop nylon
:PU(ポリウレタン)コーティング
:テフロン®撥水加工
カラー
KHAKI
20,000円 (税込22,000円)
Hiker’s Letter

女性に合わせて考えた
長くを歩くための
軽くシンプルなバックパック
『Steady [for Women]』

Trail Bum® ファーストモデルのうちの一つとなるバックパック「Steady」 。アメリカ3大トレイルを踏破したハイカー舟田 "Yas" の自作バックパックをベースとし、ULらしいシンプルな構造でありながら、ロングディスタンスハイキングに対応する大きさや機能を詰め込んでいます。名称はYasの堅実なハイキングを目の当たりにしたアメリカのハイカーが驚きと愛着をもってつけたトレイルネームが由来です。

Khaki(women's)

 

Women's Version ≒ Short size

女性のためのサイズを。その思いで作くられたのが「Steady Sサイズ」です。ただ背面長とショルダーの長さだけを変えるメーカーが多い中で、そのサイジングに対して違和感がありました。このSサイズは、一つ一つを実際の状況をイメージしていく中で調整されているのが特徴です。特に注目したい点が以下です。

1、本体の幅を約2cm細く
男性と比較して体が細い女性がバランス良く背負えるように少しすっきりとしています。こうすることでウェストベルトがフィットしやすくもなります。

2、ショルダーハーネス、ウェストハーネスを短く
荷重分散をするためにも幅は変更していません。しかしフィットしやすいように長さが少し短くなっています。

3、あえて本体の高さはそのまま
背面の長さにあたる「ショルダー付け根付近から腰付近の縫い目付近まで」の長さがレギュラーと比べて約5cm短くなっています。しかしながらロールマットなどが影響する本体の高さはレギュラーと同じになっています。これで安心してロールマットをフレーム代わりに使うことができます。

4、吹き流しを調整
吹き流しの長さも特徴ですが、さすがに満杯に荷物が入った時を考えるとSサイズにしてはアンバランスになってしまいます。容量が小さくはなってしまうものの、吹き流しの長さが約5cmほど短くなっていて満載時の全高を低くすることで女性でもバランス良く背負えるように工夫されています。

女性の体格などを考慮しながら作られているものの、体が細かったり、小柄な男性にも背負っていただけるサイズになっています。

 

It's "Steady"

「ウルトラライトハイキングらしいバックパックが少なくなった」という言葉がきっかけになり今だからこそ“これがウルトラライト”といえるバックパックを作ることにTrail Bumはこだわっています。

トレイルバムのファーストモデルとなるステディ。アメリカのULハイキング黎明期に、手に入りやすい素材でバックパックを作っていたホームメイドハイカーたちが選べるのは流通している素材、特殊なミシンを必要としないシンプルな構造でした。そこから生まれるデザイン。ULH黎明期から時間が経ったいま、その雰囲気は Steady や Bummer に受け継がれているのではないでしょうか。

レギュラー素材は100dリップストップナイロンです。

 

Steadyはロングディスタンスハイキングに対応する適応力を持ったバックパックです。その細部について順番に説明します。(以下画像は現行展開外のカラーが含まれます。ご了承ください。)

1、長めにしてある吹き流し

長くてたっぷりのエクステンションカラー(吹き流し)。使い勝手を考えて初期モデルからは5cmほど短くなっています。

2、背負い心地が良いパッド

適度に柔らかく耐久性のあるパッド。硬質なパッドよりはヘタリが早いのですが、ヘタリにくい硬さと肩にフィットしやすい柔らかさのバランスを考えて選んでいます。

3、幅広のウェストハーネスのデザイン

同社ホーラーと同じデザインです。たっぷり荷物が加わったバックパックの重さを肩だけでなくしっかりと腰でも分散できるようになっています。

4、たっぷり荷物が入るメッシュポケット、サイドポケット

広がりやすいように角に大きめのマチをつけています。フロントポケットは行動中に取り出したいものを余裕で入れることができる大きさです。
サイドポケットはボトルが二本余裕を持って入る大きさです。サイドポケットは背負っていても手が届くように設定しているので、細々としたアイテムを出し入れすることも簡単です。

5、調整できるサイドストラップ

サイド丈夫にあるストラップは、スライダーバックルで調整可能にしています。これによりスキーを固定したり、トレッキングポールやタープポールなどの固定がしやすくなっています。

6、標準装備の背面パッド

ショルダーやウェストと同じパッドを背面内側に標準装備。保温力のほどは微妙ですが、クッション性はかなり良いです。これによりパッキングに自信がない人にも気軽に使ってもらいやすいでしょう。もちろん不要な人には簡単に取り外せる構造です。

7、がんばって抑えた本体重量421g

旧モデルは400gを切るか切らないかという軽さでした。ウェストのデザインやサイドストラップなど機能を足した結果の重量増になっていましたが、背面パッドを加えても481gで、500gは切る重量になっています。

 


シンプルハイキング=ウルトラライトハイキング

ウルトラライトハイキングは少しずつではありますが広がりを見せつつあります。それもそのはず軽量化はハイキングの歴史でもあるからです。ですが、ウルトラライトハイキングとはただ軽ければ良いとか、軽いものだけを揃えれば良いというわけではありません。今では軽くても丈夫で機能的な道具は増えていき、それは多くのカスタマーを満足させるものでもあります。確かにそれもウルトラライトハイキングの一つの進化の方向といえるでしょう。しかし本来のウルトラライトハイキングとは、シンプルゆえの軽さ、という意味も含まれていました。

 

各部詳細について

Steady はロングディスタンスハイキングに対応する適応力が求められたバックパックです。それが、余裕のある50L程度という大きさにあるでしょう。本体の大きさは約40L程度ですが、エクステンションカラー(吹き流し)が長く、相当量のエクストラに対応します。メッシュポケットなども含めると、想像以上の荷物がこのバックパックに入れられるでしょう。それに対応するように長めにとってあるセンターストラップ。間違ってもここを短くカットしてしまうと、最大に荷物が入った時にストラップが届かなくなる可能性もあるので注意。

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トップリッドはなくULバックパックらしく一本締めのストラップ。ストラップの固定する向きは背面側にバックルでストラップ部分は前面方向に落ちます。この製作においてのこだわりの点でもあり、バックパックを下ろした時に手前側にくるので、それに合わせた使い勝手を考えています。

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ハイカー“Yas” 自身も必要と感じたウェストベルトですが、ベースとなったデザインにはとてもシンプルな形状で最低限のものしか付いていませんでした。もちろんこれでも十分。けれど、もう少しだけ欲しい。ウルトラライトでもありながらロングハイキングに目線を向けて、ホーラーと同じ幅広ながらシンプルなデザインのウェストベルト変更。裏側には3Dメッシュで腰への当たりも軽減。テープ幅も25mmから40mmにしたことで、見た目のシンプルさ以上に腰に荷重が乗る感覚があるでしょう。町から離れた直後は水も食料も多く、これでもちょっと心許なく感じるウェストベルトかもしれませんが、総合的に考えれば十分な機能を果たします。本体にそのまま縫い付けられていて、この作りのほうが別体式よりも軽くなることは明白です。

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ウルトラライトバックパックのスタンダード機能として、フロントには大きめのメッシュポケット。両サイドにもメッシュポケットが付いています。どちらのポケットも角にマチをつけ、ゆったりとしたサイズに変更。サイドポケットはボトルが二本余裕を持って入る大きさになっています。背負っていても手が届くように設定しているので、細々としたアイテムを出し入れすることも簡単です。フロントポケットもこれだけの変更でたっぷりと収納できるようになり、食料以外で行動中すぐに取り出したいもの、例えば救急セットやトイレセット、レインウェアなどを全て収められます。

使用者の自由度を高めるために、バックパックをコンプレッションしたり、荷物をくくりつけられるきっかけ用に、いくつかの小さなループ(ユーティリティループ)が付いています。前面 縦3カ所、背面 縦2カ所(共に両側)。

Trail Bum®のBummer、Steady、Hauler の三つに共通のショルダーハーネス。荷重が大きくなった場合にショルダーが食い込むことを防ぐために太めのテープを合わせています。スターナムストラップ(またはチェストストラップ)はオプションで付属していますので、必要に応じて付けて使用してください。スターナムストラップのスライダーバックルはグレーのホイッスルになっています。

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以前はサイズ調節のできないサイドストラップでしたが、それは“Ray Way”から受け継がれたもので、元々は薄手の生地の強度を補うためだったと考えられています。Goliteの初期モデルにも付いていて、GoliteとRay Way へのオマージュとして付けていましたが、どうせ付いているなら実用的にしてみました。これによりスキーを固定したり、トレッキングポールやタープポールなどの固定がしやすくなりました。

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ショルダーやウェストと同じ素材のパッドを背面内側に標準装備。保温力のほどは微妙ですが、クッション性はかなり良いです。これによりパッキングに自信がない人にも気軽に使ってもらえるようになりました。もちろん不要な人には簡単に取り外せる構造です。

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旧モデルの重量は400gジャストくらいでした。今回のバージョンアップに伴い、少し重量が増えています。それはウェストハーネスの項目でも述べていますが、少しだけULハイキングよりもロングディスタンスハイキングに目線を向けた結果です。

重量は背面パッド抜きで、432g。多少の誤差はありますが、背面パッドだけで55g前後でしょう。するとパッド込みで、485gです。ですので本体だけで言えば30gほどの増量に抑えたことは大きな努力の成果だと思います。

 

生地や素材について

・100D リップストップナイロン

生地は極薄素材でも特殊で高価な素材でもありません。X-pacのように生地を重くしてまで防水性を付加することもしていません。Trail Bum®のバックパックに共通する 100d リップストップナイロン。ブランド素材ではありませんが、引っ張り強度や摩擦強度は Codura® と比べても同等もしくは部分では上回る強さがあります。また 100dという細さにしては生地に張り、コシがあるのが特徴です。
それ以外にも利点があります。この生地厚であれば修理なども家庭でしやすいですし、手縫いでも縫いやすいでしょう。ということは修理や改造といった自分に合わせたカスタマイズができるということです。修理が簡単にできればメーカーに頼らずとも自分で直したり、近くの“お直し屋”でも可能なので、気軽に直して長く使うことができます。
また改造だってやりやすいということです。自分ではそんな器用なことできない、と諦めずにお直し屋で相談してみると意外に大抵のことはやってくれるものです。すでにお客様の中にもそうやって自分に合わせた使い方を楽しんでいる人がいます。ぜひチャレンジしてみて欲しいです。

・メッシュ素材

目が大きく、伸縮性のない素材を選びました。伸縮性のあるものの方が使い勝手は良いのですが確実に劣化が早いので、そこを考慮してあえて伸縮性のないものを選びました。目を大きくしたことで濡れたものも乾きやすくなります。強度だけを考えれば、ハードメッシュという硬い素材を選べば良いのですが擦れると手が痛いので、やや強度は落ちるもののソフトメッシュを選んでいます。フロントポケットもサイドポケットもメッシュの穴を出入り口にして、細いバンジーコードを通しています。片側はコードロック付き。片側は結んであるだけです。こうすることで、ポケットからの不意な荷物の落下を防ぐために口を締めることが可能になりますし、バンジーコードの伸縮強度が欲しい場合は太めのバンジーコードを通し直せばよいですし、バンジーコードが伸びきった場合には交換が容易にできるようになります。

 

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メッシュの穴に通されたバンジーコード。片側はコードロック。もう片側は結んであるだけ。交換も簡単で楽に行える。

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サイドポケットも同様に、片側のみコードロック。

 

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ショルダーはしっかりと縫いこんであるので安心できる

 

Bummer と Steady の違いについて

Bummer はウルトラライトハイキング寄りに、Steady はロングディスタンスハイキング寄りに考えて作られています。この二つの違いとはなんなのでしょう。

ロングディスタンスハイキングの中でウルトラライトハイキングが語られることは多いですが、この二つは兄弟のようなもので、同じものではありません。ロングディスタンスハイキングが長い時間を経ていく中でハイキングそのものが生活になっていくため、必要以外の嗜好品も含まれることが多いですが、ウルトラライトハイキングとは必要最低限しか持たないのです。

日本のUL黎明期からアメリカの情報を発信し、2014ATスルーハイカー勝俣 "Loon" の言葉を借りると、

『ロングディスタンスハイキングは慣れてしまった経済社会から長期間離れて、別のソサエティーに入ることだと思う。ウルトラライトハイキングはミニマルなライフスタイルへ、さらにギリギリと挑戦したもの。ロングハイクは持てるなら無駄も持ちます。“多すぎない”だけです。だけどウルトラライトハイキングは要らないものは持って行かない。』

ということになります。

Steady には長い期間に対応する柔軟性が求められます。それが、ベアキャニスターのように大きくかさばるものの場合もあるでしょう。大量の食料なのか、かさばる冬用の寝袋なのか。短い期間ではなく、季節を越えて、環境の変化を越えて歩くロングディスタンスハイカーにとってはある程度の容量の余裕が求められます。

Bummer には期間は関係ありません。短い期間だろうが、長い期間だろうが、ウルトラライトハイキングは、不要なものを持って行かないのです。食料がかさばるならかさばらない食料に変えるようにし、持っていけないものは持たないでも状況に対応できるように考えて行動していく必要があります。それに必要なサイズはこの大きさがあれば十分でしょう。むしろ大きすぎるかもしれません。ポケットすら必要ないのかもしれません。そう思える方はぜひ余分な部分を切り落としてさらに軽量化してみて欲しいです。

 

・サイズ比較

ステディとバマーのサイズを比較してみます。

容量はステディが約40L(吹き流し除く)、バマーが約30Lです。写真で比較するとよくわかりやすいのですが、本体には高さに大きな差がありますが、メッシュポケットの高さはほぼ同じです。横幅はステディの方が大きくなっています。

横からの写真を見ると奥行きの違いがわかります。奥行き幅の違いはメッシュポケットにも影響してきます。それ以外サイドテープやショルダーの高さ位置は同じです。

 

The ultralight backpack

ウルトラライトバックパックのオリジナルとはなんでしょう? Gossamer Gear創設者のGlen V. Peski氏の言葉を借りれば  “ULバックパックにオリジナルはない” ということになります。ULを突き詰めていけば、それは限りなく“0”に向かっていくことです。その中でバックパックを考えれば、構造はシンプルになっていくのは明白です。バックパックであるという枠の中で考えれば、袋にショルダーだけを付けたもの、になるのです。ですが、そこに最低限の機能を付けるとすれば、そう考えていくと、フロント部分にポケットを付ける。サイドポケットを付けるとなっていくのです。そうすると、よく見るウルトラライトなバックパックの姿が見えます。まさにこのBummer もSteady もそんなウルトラライトバックパックの原型に近いものだと言えます。

この形で印象的なのは、"Ray Way"です。作った人もいるのではないでしょうか。ハイカー舟田 "Yas" もまさにそうでした。自分のハイキングで使う道具も自分で作ったものにしたい、という素直な欲求からまずはRay Way のバックパックキットを作りました。それを自分のハイキングの経験と合わせて作ったものを、CDTとATのハイキングに使いました。彼がPCTに使ったのはグラナイトギアのメリディアンヴェイパーを改造したもの。その時にも感じたロングハイキングでのウェストベルトの必要性やサイドポケットの有用性を自作バックパックにも盛り込んでいます。その自作バックパックをベースに "Steady"をデザイン。そこからウルトラライトに寄せていく方向で"Bummer" が作られました。

しかし、Steady や Bummer を見た時に、Goliteによく似ている、と思ったかたもいることでしょう。たしかにGolite のBreeze とSteady は良く似ています。それは当然のことで、Breeze は Ray Way から生まれたバックパックだからです。また、Bummer はGoliteのDay に似ていると感じたかたもいるでしょう。もちろんそれはDay がBreeze をベースとした小型バックパックなのに対し、Bummer はSteady を小型化したものだからです。

Steady をBreezeに似せたわけではありませんし、Bummer をDay に似せたわけでもありません。Ray Way というシンプルなバックパックをベースに変化していった結果似ただけで、でもそれは当然の結果で、シンプルを求めるウルトラライトハイキングらしいバックパックを考えていけば、自ずと似たようなデザインになっていくのです。

Gossamer Gear はGoliteと創業年を同じくし、インディペンデントなメーカーとして今でも大きな存在感を示しています。そのアイテムの中で、G4、というクラシックなバックパックがあります。これはRay Way から派生したバックパックではありませんが、近しい形状をしています。そのG4がたどった方向はMariposa や Gorilla です。そして、これらもSteadyやBummerと近しい形状をしています。もちろん細かく見ていけばたくさんの違いがあるのですが、トップリッドが無い、大型のフロントメッシュポケット、サイドポケット、ショルダーが本体に縫い付けられるシンプルな構造などの類似点も多く見られるのです。

まさにこのことが、ULバックパックにオリジナルはない、という言葉につながるのでしょう。どのメーカーも結局は軽量化をしていく中で、まずは簡素化する方向に向かいます。そうすることで同じような形状になってしまうのです。ですが、それでは違いが出せない。でもメーカーである以上違いを出して差別化していく必要がある。この流れの結果が、ウルトラライトらしいバックパックがなくなっていった理由の一つではないでしょうか。これはカスタマーが求めた結果でもあり、メーカーの向かわざるを得無い結果なのかもしれません。しかし、それでも源流に近い、シンプルなバックパックが欲しいのです。それが、Bummer そして Steady へと繋がっているのです。

 


About the Trail Bum®

「Bumとは、何かに熱中、没頭する人たちのこと。Ski Bum、Surf Bumといった言葉のように、Trail で過ごすこと、楽しむことが好きな人たちを、Trail bum(トレイルバム)と呼ぶことにしました。トレイルバムたちは、無駄が少なく、直しながらでも使い続けられるような道具を好みます。そしてトレイル上では限られた道具だけで長い時間を過ごします。長い旅の中でトレイルバム達にとって自然と街は同じ目線「どちらも日常」でフラットになるため、自然の中では高機能でありながらタウンユースでも馴染むシンプルなデザインを選ぶのです。そんな彼らのトレイルライフのように、シンプルでいて無駄の少ない道具や衣類をデザインし作ることを目的にできたメーカーが “Trail Bum®”なのです。

 

[ロゴの意味]
アメリカのロングディスタンストレイルの多くには“Blaze”と呼ばれる印があります。そのBlazeは微妙にラウンドした三角形のような形状をしており、それが Trail Bum のロゴのベースになりました。それに沿うように付けられたラインは、“繋がっていく・続けていく”思いを込めて“道”を表現しています。
この一歩はあの道に繋がっている。そう思いながら日々を過ごすTrail Bum たちの気持ちの一端と言えるのかもしれません。

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Trail Bum®のホームページはこちらから https://trailbum.jp

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長谷川晋

長谷川晋

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チャレンジ!女性に合わせにいった、なかなかの努力作だと思います!
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