Zimmer Built 2021秋の入荷

Zimmer Builtから秋の入荷の便りです。ロングセラーを誇るハイカーズデポオリジナルの「Pika Pack」。デイユースパックの「Chip Pack」、スタンダードなULモデルとして愛されるシンプルなバックパックが入荷しました。

Zimmer Built

アメリカ オハイオ州でChris Zimmerが主宰するZimmer Builtはカスタムバックパックの製作を主体とするコテージギアメーカーです。ハイキングとテンカラを楽しむクリスのもとには多くのリクエストがよせられます。トリプルクラウンハイカーが自身の求めるバックパックを依頼することもあれば、Tenkara USAがアメリカの実情にあったテンカラ用のパックアクセサリー製品化を依頼することもあります。

Chris Zimmer

ハイカーズデポでは2014年に25-35LのオリジナルULバックパックを依頼したことからおつきあいがはじまりました。当時のULバックパックは45L前後の容量が主流。Gossamer Gearからは既にマーマー、クモといった35Lモデルがリリースされていましたが、メーカーの多くがトリプルクラウンのスルーハイクに対応できる45-55LをULモデルの主戦場としていました。もちろん日本においてもテント泊に対応するならば、45-55Lサイズが最適です。しかしULに興味をもちはじめたハイカーの多くはデイハイクで、小屋泊まりで使えるULバックパックを求めているように感じていました。また経験あるULハイカーにとっては25-35Lサイズのバックパックはテント泊に対応できるミニマムサイズとして求められていたのです。そんな当店からの相談に応えてくれたのがZimmer Builtのクリスでした。

Pika Pack(ナキウサギ)

こうしてうまれたのがパイカパック。1990年代後半のULバックパックのシンプルさを踏襲しつつも、2010年代の新たなスタイルを。パッドやフレームを省いたモデルにも関わらず発売以来、多くのみなさまにご支持をいただいています。[Simple = Ultralight]という枠組みから逸脱することなく、しかし素材やデザインで独自性を打ち出しています。当店オリジナルバックパックとして欠かせない定番モデル。 男女共に親しみやすいデザインとサイズ感はまさにPika(ナキウサギ)。2021秋の入荷はオリーブ、ネイビー、グレーの3色。

オリーブ
ネイビー
グレー

Chip Pack (シマリス)

2020年からのニューモデルとしてハイカーズデポ とジマービルトで提案するのは20L以下のミニマルサイズ。もはやパイカパックの容量ではデイハイクに大きすぎるという頼もしいハイカーの声が多く寄せられるようになっています。それほどこの10年におけるULに対する意識の変化は大きいのだと思います。そして容量20L以下の小型モデルにはトレイルランニングモデルは数多くあっても、プレーンなデザインのハイキングモデルは意外とありません。Gossamer GearミニマリストTrail Bumビッグタートルといった小型パックへのハイカーのニーズは時代の要請でしょう。

Pika(ナキウサギ)よりも小さなChipmunk(シマリス)をその名にしたChip Pack(チップパック)。2021秋の入荷でながらく欠品していたブラウンも再入荷いたしました。

ブラウン(Xpac)
グリーン(ダイニーマ)

シンプルなデザインで支持を集めるウォーターボトルポケットも再入荷いたしました。

シンプルな道具は色褪せません。