そのほか

あまとみトレイルトークイベント
12月12日Youtube配信

2021/12/05
hikersdepot
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2021年10月23日に開通した「あまとみトレイル」。長野駅前から善光寺、戸隠神社、笹ヶ峰、苗名滝、野尻湖を経て斑尾山頂に至る90キロのトレイルです。2022年春の本格運用をめざして、記念トークイベントが12月12日(日)に開催されます。場所はトレイルの地元、信濃町総合会館ですが当日はYoutubeで配信もおこなわれます。信越トレイルと接続する兄弟トレイル。合わせて総延長200kmの本格的な長距離トレイルの誕生は日本のハイキングシーンにおける大きなトピックスです。
「あまとみトレイル」は、雨飾の「あ」、斑尾の「ま」、戸隠の「と」、妙高の「み」。

「あまとみトレイル」は妙高戸隠連山国立公園のロングトレイル事業として2018年に地元有志を交えての検討会がはじまりました。戸隠古道や笹ヶ峰周辺の自然歩道、地元整備の登山道が多い地域ということもあり、比較的早い段階でこの地域の自然や歴史を堪能するルートがあらかたできあがったようです。お隣の先輩トレイル、信越トレイルとも協力しながら、関係各所との折衝や地域におけるトレイルの価値共有、その維持管理といった課題に向き合い、今年2021年10月23日に長野駅前から斑尾山頂まで90kmのトレイルが開通したのです。
北の起点は斑尾山頂、南の起点は長野駅北口。南から北上ルート(ノースバウンド)をとるならば、善光寺を経て戸隠古道を歩き戸隠神社へ。戸隠からは黒姫山の山麓を回り込むように笹ヶ峰、苗名滝を経て妙高高原の田園地帯に至ります。さらに野尻湖から斑尾山へ南の尾根を登って山頂へ到着です。この斑尾山頂のターミナスは「信越トレイル」と共有しています。

兄弟トレイルともいえる信越トレイルと接続することで総延長200kmの長距離トレイルが長野-飯山エリアにうまれたことになります。補給を1回以上必要とする距離、多彩に変化するトレイル沿線の景観、様々な文化歴史背景を持つ里と山をつなぐ非常に日本らしい長距離トレイルといえます。あまとみトレイルの開通はあまとみトレイル単体の問題ではありません。信越トレイルとの協力関係ふくめ、日本においてトレイル同士の連携、それによる長距離化など新たな展開を期待させてくれるものです。日本のトレイルシーンにとって大きなニュースといえるでしょう。
2022年春を目標に現在あまとみトレイルクラブでは道標の設置やマップブックの作成を急いでいます。本格的なシーズンを迎える2022年春が楽しみです。

 

あまとみトレイル誕生記念トークイベント

 

あまとみトレイル開通を記念してトークイベントが12月12日(日)信濃町で開催されます。地元の自然やトレイルに精通しているあまとみトレイルクラブの方から直接お話を聴ける機会です。またYoutubeでの配信もあります。

日時)2021年12月12日(日) 13:00〜16:00

会場)信濃町総合会館

配信)Youtubeにて配信

配信チャンネルQRコード

プログラム)

参加費)無料

イベント参加申込)amatomi.tc@gmail.com までお名前、ご連絡先を添えてご連絡ください。

主催:一般社団法人トレイルブレイズハイキング研究所 共催:あまとみトレイルクラブ

 

あまとみトレイル フォトレポート

ハイカーズデポの土屋は2021年11月、開通直後のあまとみトレイルをサウスバウンド(北から南下:斑尾山頂から長野駅まで)で全線歩いてきました。
今年延伸した信越トレイルと接続することで200km。これはハイキングにおいて補給を必要とする距離感です。ロングハイクのエッセンスを楽しめる長距離トレイルが日本のロングトレイルの聖地ともいえる長野-飯山エリアにうまれることに大きな意義を見出してはいましたが、「あまとみトレイル」単体ではどうなのか、歩く前は過大に期待するのはやめようと実は思っていました。
しかし、そんな思いをあまとみトレイルは良い意味で裏切ってくれました。紅葉の最盛期に斑尾山頂をスタートしてからは歩くことがとにかく楽しい4日間でした。山から田園地帯へと下り、湖畔をめぐり、ふたたび田園地帯へ、苗名滝を横目に山道へと分け入り、信越五岳の麓を縫うように山深い峠を越えていきます。戸隠神社の参道から古道へと足をすすめ、長野盆地を臨む山里へ。長野盆地が目に飛び込むと旅のフィナーレです。90kmという短い距離の中に多彩な景観がめくるめく姿をあらわします。景色の変化がとにかく楽しいのです。自然にうつりゆく変化、それをじっくり楽しもうと思ったら4日間では駆け足すぎました。のんびりと一週間ほどかけて歩きたいというのが正直なところですし、店頭でもご質問を受けた際にはそう説明しています。ぜひ信越トレイルと接続して楽しみたいですね。その信越トレイルも苗場山から道はさらに続いています。里山、田園、古道、山岳と多彩な風景を繋ぐ200km越えの長距離ハイクが日本で楽しめるのです。様々な気づきを得たあまとみトレイルのハイキング、まさかこんなに楽しい旅になるとは思いもよりませんでした。

斑尾山頂-野尻湖-妙高高原エリア

斑尾山頂から野尻湖へ錦繍の尾根をくだる
野尻湖畔
森の中のジープロード(未舗装林道)をうまくトレイルに組み込んでいます
妙高高原の田園風景はいつまでも見ていられます

苗名滝-笹ヶ峰-黒姫山麓エリア

苗名滝から里を離れ山へ山へ

昔からの作業道、遊歩道をつないで旅を続けます。
やまぶどう
高原歩きが楽しめる笹ヶ峰周辺
地元有志の方々が整備を続け、地元に愛される遊歩道
山越えの途中にあらわれる日本庭園
山を越えると眼前に広がる古池

戸隠古道-里山エリア

古の旅人気分で古道を静かに歩く
山郷の風景
信州といえば
山から盆地(街)を眺める

野尻湖畔、笹ヶ峰、戸隠、飯綱とキャンプ場が程よい間隔であり、宿泊施設も、野尻湖畔、妙高高原、戸隠と点在します。トレイル途中へのアクセスも妙高高原駅から苗名滝手前の杉野原集落まで、また長野駅から戸隠キャンプ場までとバスが利用できますのでセクションハイクも可能です。スーパーなどの補給可能な大型商店はトレイル沿線にありませんが、小さな商店や飲食店、郵便局を活用すれば、様々なプランが組み立てられます。
道標はまだまだ3割程度というお話でしたが、昔から地元で愛されてきた遊歩道や作業道を組み合わせているトレイルのため足元は不安ありません。そして個人的に特筆すべきはジープロード、いわゆる未舗装林道のハイキングが楽しいことです。緩やかに山を越えていく未舗装林道は足にも優しく歩きやすい。まわりの景観もすばらしいのです。海外トレイルではおなじみのジープロード、未舗装林道の日本での可能性も強く感じさせてくれます。あまとみトレイルは全体的に高低差がゆるやかで、里と山とを交互に訪れるそのバランスが絶妙です。信越トレイルとの接続という延長の楽しみも含め、多くのハイカーに歩いて欲しいトレイルです。そしてトレイル維持管理を担う地元有志によるあまとみトレイルクラブにもハイカーが協力していけたらいいですね。