取扱商品について

BLUENOTE stove 店頭先行発売

2022/02/11
hikersdepot
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2022年度注目のウルトラライトギア新製品は超低燃費のマイクロサイドバーナー「Evernew BLUENOTE stove」こちらを数量限定で店頭先行販売いたします。ウェブショップ含めての一般販売は2月下旬からとなります。店頭では燃焼確認や沸騰実験のためのサンプルもご用意しております。3月6日にはエバニューの開発担当者を招いてのポップアップイベントも開催予定です。単機能に特化させることでシンプルな造形美となったアルコールストーブに要注目です。
*先行販売分は完売となりました。ありがとうございます。(2022年2月12日)
*一般販売は店舗、ウェブショップともに2022年2月23日 12時開始予定。(2022年2月21日)

Evernew BLUENOTE stove set 13g+7g ¥6,050

撮影時の炎の視認性向上のためバイオエタノール使用。燃料用メタノール使用の場合は青白い美しい炎となります。

【重量】
20g(ストーブ本体 13g、プレヒーティングプレート7g)

【サイズ】
ストーブ本体 直径φ 50mm×高32mm、プレヒーティングプレート直径φ62mm×厚7mm

【素材】
アルミニウム

*当店での取り扱いはプレヒーティングプレート(プライマリーパン)とのセットのみとなります。

オープンジェットのサイドバーナーはゴトク不要なことから、アルコールストーブ再評価の機運が高まった2000年代前半から多くのガレージメーカーが製作してきました。マグカップをクッカーとして流用する典型的なULスタイルに対応するためのBATCHSTOVEZグラムウィニーストーブの登場に続き、2009年にはT's StoveからサイドBが日米両国で発売されました。これがひとつの到達点だったといえるでしょう。しかしマグカップに対応させるため直径を小さくせざるをえず、使用には慣れと注意が必要でした。不安定なストーブというレッテルはそれが全てではないものの、事実といわざるをえませんでした。
それから12年を経て、マイクロサイズのサイドバーナーの新作がいよいよEvernewから登場します。このエバニューのアルコールストーブは決して斬新な機能や新機構が盛り込まれたストーブではありません。構造は従来のありきたりなオープンジェットです。しかし「300mlの水を沸騰させる」という単機能を追求する過程でオープンジェットストーブの細部をブラッシュアップすることに成功したストーブとして当店では高く評価しています。

燃料15ccで400ml沸騰可。一般的なアルコールストーブより40%以上の低燃費。副室の容量とジェット孔の位置から燃料の最大容量そのものが15ccとなります。

 

高さをおさえ、プレヒートプレートを使うことで安定感が向上。

 

ゴトクが不要となりストーブ関連ギアがシンプルになります。450mlのマグカップの底部にもしっかりストーブの炎が適応します。

 

500〜600mlの一般的なULクッカーにももちろん対応。

 

15ccのアルコールで約7分燃焼。400mlの水は約3分で気泡がではじめ、6分30秒で完全沸騰。風防無し、室温18度(Evernewの仕様設計はカップヌードルに必要な300mlの水の沸騰ですが、当店では400mlで実験を行っています。)

 

最も注目すべきはその燃費ではないでしょうか。燃料の重量を考えるとULハイカーは固形燃料を選ぶ傾向にありました。400mlを沸騰させるには一般的なアルコールストーブで燃料25-30ml(約25-30g)、Esbitならば10g、FireDragonでも15gというように固形燃料に圧倒的な軽さのアドバンテージがあったのです。しかしこのブルーノートストーブは15cc(約15g)で400mlを沸騰させられます。固形燃料とほぼ同じです。
使用の手軽さではやはり固形燃料に軍配が上がりますが、燃料補給の容易さではアルコールストーブに軍配が上がります。もはや燃料の軽さ、ストーブ本体の軽さが固形燃料でもアルコールストーブでも変わらないのであれば、選択のポイントはまさに上に述べたように整理できます。固形燃料派ハイカーのアルコールストーブ転向が2022年は多く見られるかもしれません。

このEvernew ブルーノートストーブ、2022年度の通常在庫入荷前に数量限定の店頭先行販売をおこないます。実際に燃焼確認ができるサンプルも店頭にてご用意しております。また3月6日にはエバニュー開発担当者を招いてのポップアップイベントも開催予定です。製品の特徴はもちろん、開発の意図、経緯、そして使用にあたっての注意点まで開発担当者から細かな話を聞くことができます。こちらも是非お楽しください。