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Pasta Pot S

SPECIFICATIONS
重量 94g(実測値)

本体 73g
フタ 21g
容量 満水容量 750ml

底直径 φ93mm
深さ 111mm
カラー チタニウム 0.3mm 厚
メッシュケース 11g 付属
PRICE
¥5,000 + tax

Review

ポットが小さければ軽くなる。けれど、できることは限られてしまう。長期の旅やハイキングにおいては500ml以上のクッカーの方が用途が広くなるので様々な状況には対応しやすくなります。ただお湯を湧かすだけでなく、煮る、茹でる、といった簡単な調理が入る場合やそういった食材しか手に入らないなどなど。ある程度の大きさは欲しいけどやっぱり軽いものを、そんなハイカーに『Pasta Pot S』はいかがでしょうか。

 

実測重量 94g。本体 73g、フタ 21g とこの大きさにしてはかなり軽いです。

  • スノーピーク チタンシングルマグ600とTi リッドの組み合わせ 実測102g 実質容量550ml 以下
  • スノーピーク チタントレック700 実測141g 容量700ml
  • エバニュー チタンウルトラライトクッカー1 実測97g 容量600ml

上記のこの比較からしても容量が小さいものと比べても、重さにかなりのアドバンテージがあることがわかると思います。この軽さを可能にしているのは日本製だからこそ可能なチタン厚0.3mmをプレスする高度な技術だからです。

 


Pasta Pot S 750ml

容量は最大750ml。この容量はすり切りに近いので、実際には650mlといったところが現実的のように思います。このくらいの容量があるとインスタントラーメンなども吹きこぼれにくくなるでしょう。インスタントラーメンは書いてある通りに調理をする場合、400ml以上のお湯を用意しその中に麺を投入します。その時もしポットが500mlほどしかない場合、溢れそうになってしまいます。もちろん湯量を少なくするなどの工夫もするでしょうが、それでも余裕をもってできることを求めたい時もあると思います。それが長旅でほぼ毎日のこととなればなおさらでしょう。

 


200mlごと付いた目盛り

 

パスタポットと言うくらいですからもちろんパスタ類を茹でるのにも適しています。湯切りした茹で汁は上手くスープなどにしてもらうとして、付いているならあっても越したことの無い機能だと思います。湯切り口が付いているものが少ない理由としては必要ないというより加工の難しさがあるのでしょう。注ぎ口も付いているので、お湯が注ぎやすくなっています。こんなの要らないと言うミニマリストもいるかもしれません。しかし以前から多くの人気を集めている、MSR のチタンケトルはまさしく”やかん”ですから注ぎ口が付いていてそれが人気を支える秘密でもあるように思います。パスタポットSはポットとしてはもちろん小さめの”やかん”と考えても面白いのではないでしょうか。

 


あると便利な注ぎ口。スタッキングの邪魔もしない控えめな形状。


裏返したフタ。注ぎ口側には”返し”があるのでそこからフタをはめるようにする。

 

収納のしやすさはフタの形状に大きく起因しています。通常内側に落ちる形が多いフタですが、パスタポットの場合は上からかぶさるようになっています。その為、内部に風防を入れた際、風防は入るけどフタは閉まらないといったことがなくなります。当店で扱っている風防ではT's Stove チタン風防 とのスタッキングの相性が良いです。写真のように中に入れると5~6ミリしか余裕がありませんが、上から被る形のため全く干渉しません。またFour Dogs ブッシュクッカーLT I とも抜群。ギリギリクッカー内に収まります。この時も上から被るフタの構造が良い結果を生んでくれています。

 


T's Ti風防とのスタッキングの良さはうれしい。フタもぴったりしまります。

 


Four Dogs ブッシュクッカーLT I もぴったり収納。これも上から被る構造だからこそ。

 

一人用として考えれば少し大きめなのかも知れませんが、長旅で食料の選択が限られる時などはポットにゆとりを持たせても良いのではないでしょうか。2010年のPCTスルーハイクでも使用されていて、長い旅にも耐えうる強度や使い勝手の良さ、用途の広さは実証されています。たしかに小ささは魅力ですが、ロングトリップに向かうハイカーや旅人、ソロ時々デュオで行くハイカー、ショートトリップだけど積極的に調理したいハイカーなどなど、一度は検討して欲しいそんなポットです。

〈注意点〉

他の軽量チタンクッカー同様、空焚きは厳禁、運搬時の変形に注意が必要です。