Okara ポップアップイベント
Ai NittaとMittenの夏休み
Okara ポップアップイベント- Ai NittaとMittenの夏休み -



Okara プロダクト
今回のポップアップイベントでは新作「Mitten(ミッテン)」とその使い方を中心にお届けします。若干数ですが販売用在庫も各種ご用意させていただきます。
Mitten ¥29,700
容量:30L
重量:620g
カラー:Black(ブラック)、Gray(グレイ)、White(ホワイト)
Tomte ECOPAK ¥7,700
容量:3.8L
重量:75g
カラー:Black(ブラック)、Gray(グレイ)、White(ホワイト)
Litet ¥15,950
容量:12L
重量:260g
カラー: Ecru(ベージュ)、Black(ブラック)、Brownie(ブラウニー)、Moss(モス)
Tomte ¥7,150
容量:3.8L
重量:75g
カラー: Ecru(ベージュ)、Black(ブラック)、Amber(アンバー)、Moss(モス)
OkaraとハイカーズデポとULと
新田あいがハイカーズデポ に遊びに来るようになったのはいまから8年ほど前のこと、ちょうど彼女が山をはじめた頃、友人たちと来てくれました。2015年前後は日本でも多くのガレージメーカーが誕生し、活動が盛り上がっていた時期です。彼女にとっては山をはじめたころには既にウルトラライトハイキングが存在していました。「ULネイティブ」といえる世代です。彼女たちと話して嬉しかったのは、長距離トレイルを歩くための技術としてのUL、マニアックなグラムカウンターとしてのULよりも、軽快に自然を楽しむ、自由に自然を感じるためのシンプルな山歩きとしてULをごく普通に受け入れてくれたことでした。これならわたしも山を楽しめる、山がもっと好きになると感じてくれたことは彼女のSNSを見てきたみなさんの方が詳しいのではないでしょうか。好きが高じて山小屋で働くようにもなった彼女にとって、何かカタチにしたいと思うことは表現を仕事にしてきただけに当然のことなのかもしれません。
現在Okaraのプロダクトは3点となります。リーテッは12Lのデイユースサイズのバックパック。フロントメッシュというUL的アイコンを施しています。10-20Lサイズのバックパックはランニングを意識したスポーティーなモデルは多いものの、肩肘張らずに使えるハイキング的なデザインのモデルは意外と少ないのです。サイドアクセスなどのギミックに特に目新しいところはありません。しかしこのバックパックで大事なのはそうした細部の仕様ではありません。多くのハイカーが「あったらいいな」と感じていた「10-20Lサイズのハイキングパック」、それを「女性目線でデザイン」するというディレクションのベースそのものが何よりも優れていると感じています。
一方トムテは細部のデザインに個性が光る製品です。2008年にわたしがJMTでハイキングサコッシュを使用して以来、この10年で多種多様に変容をとげたサコッシュ。見た目以外に新しい要素を探すことが困難になってきていますが、トムテは手提げのためのハンドルが個性的な要素になっています。確かに女性は普段遣いのバッグでも手提げや手に掛けるというスタイルを好みますよね。歩いているときはショルダーバッグとして、行き帰りや山小屋では手提げバッグとして、そんな使い方を意識できたことは女性目線だからこそだと思います。
そして2023年の新作がオーバーナイトハイキングを意識した30Lのミッテン。防寒着が増える寒い季節のデイハイク、気に入った山小屋へのハイキングにはピッタリ。そして重たいものは持てないけれど、憧れのテント泊へと一歩踏みだすULハイキングでも使ってほしい。ミッテンはまさに「今」の新田あいのハイキングを映し出す鏡のようなモデルだといえそうです。
つくりたい人がつくりたいものを自由につくることができる時代になりました。そしてどのブランド、どのプロダクトにも個性があります。だからこそショップがどのような目線でどのような物語を評価したのか、それを作り手と共に店頭やウェブでお客様に説明をすることが機能を説明することと同様に大切なことだと思っています。
わたしたちが気付けない女性目線を大事にしたブランドのひとつとして彼女とオカラくんの「Okara - ai nitta -」という冒険をこれからも静かに見てゆきたいと思います。
