Down Socks

770FPのUDDを片足36g使用したシンプルで温かく、そして軽いダウンソックス。あえて歩行を考えず、温かさを追求。

冬には欲しいアイテムの一つが、時にはゾウ足などと言われる、ダウンシューズです。一般的なダウンシューズの場合、底が付いていて外での使用もできるようになっていますが、意外と野外で使う頻度も少なく、外に出る時は靴に履き替える人もいるはずです。底にパッドがあることで寝る時には邪魔になりますし、また底部は雪面や地面からの断熱性は考えているものの保温性自体は乏しいのです。

『HIGHLAND DESIGNS ダウンソックス』は気兼ねせずにプラス1の道具として季節問わずに持って行くことができるよう、保温力と軽さを重視しながらシンプルなものになっています。

1978年の山と渓谷社刊『登山教室1 計画と用具』でも雪山用具の一つとしてダウンソックスの紹介がされています。以前は今ほどダウンシューズをブーツ化して使おうと欲張りには考えていなかったのでしょうか。

ダウンソックスは重量がペアで110g。UDD(超撥水)加工した770FPダックダウンを片足36g封入しています。通常汗腺の多い足ですし、ましてやサブアイテムですからこれほどの品質のダウンを使うメーカーは少ないです。ですが、だからこそ、しっかりと汗を吸って放出して足の乾燥状態を保持してもらいたいので、妥協せずに超撥水ダウンを採用しました。

 

足底部には切り替えを無くし保温力を重視しています。足首の部分はシングルキルト構造です。底部にまでたっぷりダウンを入れているのでダウン量以上の保温力があります。底部の補強はしていないため基本室内使用に限った作りになっています。だから、シューズではなく”ソックス”なのです。

 

シンプルなデザイン。足首のサイズ調整はスナップボタン。

*このダウンソックスは『Feathered Friends』のDown Bootie を参考にさせてもらいました。以前よりこの商品を愛用していましたが、実はインナーしか使ったことが無く、このインナーだけを作りたいと思っていました。 ベースキャンプなどでの使用を想定しているFeathered Friends Down Bootie と違い、あくまでハイカー目線の寝るとき専用の保温ソックスにしました。