Freedom Plus

小さな灯りで工夫する楽しさ、ULハイカーとしての喜びと自信を教えてくれる7gの光。時代が変わってもウルトラライトの最先端であり続けるフォトンマイクロライト。拡散アタッチメントでランタンとしても活用できるフリーダムプラス。

仕様

重量
本体:7g(バッテリー込)
拡散アタッチメント:1g
キーリング:2g
総計:10g
寸法
長 53D x 幅 24 x 厚 7 mm
電池
CR-2016 2個
防水
IPX-7
点灯時間
約18時間
素材
本体および拡散アダプター:ポリウレタン
LEDカバー:グラスファイバー強化ポリウレタン
付属品
キーリング、拡散アダプター、電池
その他
ルーメン数非公表

7gの光が教える
ULハイカーとしての喜びと自信
問答無用のULライト

2000年代のUL黎明期にULハイカーを支えたライトといえば、このわずか7gのフォトン。 メインライトとするUL原理主義派にも、予備ライトとするUL慎重派にも、それぞれに使い方が見つかるULライト。
わずか7gの本体重量は20年経ってもウルトラライトの最先端。
この灯りで夜をどう凌ぐかがULハイカーの工夫のしどころ

ULハイカーのライトといえば「PHOTON Micro-Light(フォトンマイクロライト)」というのが2000年代UL黎明期の相場でした。時代は移り変わりましたが、7gという重量はいまでも他を寄せ付けないウルトラライトの最先端。明るさと多機能を追い求めたライトが主役となっているいまだからこそ「元祖ULライト」を見つめ直したい。

ランタンとしても使えるフリーダムプラス

本体(7g)と拡散アタッチメント(1g)
拡散タッチメントを本体先端に嵌めこむ
光が360度拡散してランタンのように活用できます。

フォトンマイクロライトにはスタンダードモデルの他にも様々な種類があり、アップデートされてきました。今回紹介するフリーダムプラスの特徴は「拡散アタッチメント」が付属していることです。

余裕と遊び心の1g

これを取り付けることで光は360度拡散、ランタンのように周囲を照らすことができます。拡散アタッチメントはわずか1g、紛失してもライトとしての基本機能には影響ありません。夜は食事を済ませ、明日に備えて早めに寝袋に潜り込んでしまおう、そんなハイカーならばこの拡散アタッチメントは不要。バックパックから取り出して家においてくればいい。でも、ちょっと贅沢しようかなというときはこの余裕と遊び心の1gを荷物に加えてみてください。

基本性能

フリーダムプラスには4つのモードが設定されています。

① 点灯モード:明暗の無段階調整
②点滅モード:点滅速度は、ゆっくり、中間、はやい、の3段階
③SOSモード:SOS信号自動発信
④モールス信号モード : モールス信号を送信可能

詳細は製品同封の説明書に譲りますが、基本的なオンオフは本体中央のスイッチを押すだけ。モードを変更する際にはボタンを押し続ければ①、②、③とモードが順次切り替わっていきます。モールス信号モードだけ手順が異なるので注意が必要です。

フォトンと歩いた時代

グラムカッターがULの最先端を狂気でもって切り開いていた2000年代前半、「PHOTON Micro-Light(フォトンマイクロライト)」という7gのライトこそがULハイカーのライトでした。しかし2007年、PETZL eライトの登場で時代は動きます。軽さこそ27gと4倍ですが、ヘッドライトとして使える付加価値によりULライトの主役にとってかわったのです。その後アウトドア市場のヘッドライトは明るさ戦争へと突入します。明るさこそ正義とばかりに軽さに主眼をおいたライトはそれほど顧みられなくなりました。そしていつしかフォトンもULハイカーのギアリストから姿を消してしまったのです。

活動形態に関わらず誰もが明るいライトを持つようになったからこそ、あらためて再考したい。本当にその明るさが必要なのか。ウルトラライトで重要なことは「吾唯知足」(足るを知る)ということです。自分はどんなハイキングをしたいのか、そこで必要なものは何か、工夫する余地はないか、そうした自問自答、試行錯誤こそが軽量化に必要な手順です。他の人には無理でも自分なら大丈夫、他の人はできるかもしれないけれど自分には無理、そうしたケースはいくらでもあります。2000年代のULハイカーはフォトンを左右の手に持ち、点けては消して電池を節約しながら残照で歩く楽しみを味わっていました。不便かもしれないけれど、工夫をすることで劇的な軽さを手に入れられる。その経験こそウルトラライトハイキングを実践する楽しみでもあります。

豆電球のヘッドライトに比べれば、十分な明るさと言うこともできます。ハイカーがどこまでを望むか。

PHOTON Micro-Lightを手に持ち、小さなライトを灯しながら一歩一歩安全を確認しながら歩みを進める。そのULハイカーとしての喜びと自信はきっと大きく、いつまでも消えないはずです。