説明
湿潤なアメリカ東海岸から生まれた次世代ULバックパックメーカーHyperlite Mountain Gear(ハイパーライトマウンテンギア)。同社の代表モデルであるウィンドライダーの兄弟にあたるのが、このサウスウエストです。ポケット生地以外の構造は同じ(容量・パッド付き幅広ウエストベルト・取り外し可能なアルミフレーム2本)なので、ウィンドライダー同様に3シーズンでのテント泊山行にぴったり。40Lという容量も3シーズンでのテント泊に丁度よく、軽量山行に慣れた道具の選別ができる人なら4〜5泊くらいまで、不慣れな初心者であっても1〜2泊くらいの行程に対応してくれます。
ウィンドライダーのメッュポケットがポケット内の視認性や水抜け性能において優れているのに対して、サウスウエストの生地ポケットは枝などが引っ掛かりにくいので、登山道を外れ藪漕ぎが増える遊び(バリエーションルート・沢登り)において有効です。また数あるHMG社のバックパックの中で、背面長XSサイズが唯一用意されていることも特筆に値します。これまで小柄な方だとSサイズでも合わないことがありましたが、サウスウエストなら大丈夫です。
サウスウエストは2025年夏に仕様変更が行われ、生地には新素材であるDyneema Woven Composite 3.9が使われています。これはHMGとDyneemaの提携により開発された新しい生地であり、簡単にいうと従来生地よりも更に強度が高くなっています。高い防水性は変わらず、底部を除く主要な縫い目には裏側から目止め済み。軽く強靭で保水しにくい点が一般的なナイロン生地よりも優れています。従来仕様のDCH生地モデルは在庫がなくなり次第終売となります。同社の大半のパックに採用されている実績があり、私達も長年使ってきた信頼できる生地なので、適合する背面サイズが残っているならコスト面を含めておすすめできます。
また、サイドコンプレッションベルトの取り付け方も変更され、着脱や位置の微調整が可能になり用途に応じたカスタマイズができます。それ以外にも細部の見直し(ショルダーベルトのカーブ具合や幅・デイジーチェーンの間隔・サイドポケットのパターン・ハイドレーションリザーバーのホース出し口位置・アックスホルスター位置と固定ストラップなど)がされています。仕様変更点の詳しい解説はこちら。
従来から変わらない仕様として、2本のアルミフレームやY字型のトップストラップ、ウエストベルトポケットは継続して備わっています。ショルダーベルトのデイジーチェーンを利用して各種アクセサリー(ボトルポケット・ショルダーポケット)を取り付けることも引き続き可能です。
適合背面サイズは身長を目安にして以下の通りです。適合サイズが被る身長の場合は体格、主に胸板の厚さを考慮します。例えば身長165cmの場合は女性ならSサイズ、男性ならMサイズとなります。これは男女で胸板の厚さが違うため、ショルダーハーネスの最適長を優先した結果です。同様に身長180cm前後の場合、標準的な日本人体型ならMサイズ、欧米人並みのがっしりとした体格ならLサイズが選択肢に加わります。それでも迷う人は()内を参考にして下さい。とても大雑把な分類ですが、2011年からHMG社のバックパックを数多くフィッティングしてきた私達の感覚です。なお、ULバックパック特有の背負い方をした場合、ウエストベルトは腰のくびれ(臍)あたりに位置します。また他社と違ってHMG社の背面サイズは容量に影響しません。どの背面サイズを選んでも容量は同じです。
XS:〜155cm(小柄な日本人女性向け)
S:150〜165cm(大半の日本人女性向け)
M:160〜185cm(大半の日本人男性向け)
L:180cm〜(背の高い日本人男性向け)
※背面長の正しい計測方法は胴長(第7頸椎〜左右腸骨稜と背骨の交差点)で測りますが、この計測を正しくできない人が多いため、私達は便宜上身長を基にしています。身長と胴長は基本的に比例するので、サイズを誤ることは殆どありません。
※当モデルに限らず俗に「ULバックパック」と呼ばれる製品は、一般的な「腰で背負うバックパック」と背負い方が異なります。詳しくは店頭にて説明していますので、スタッフにお尋ねください。
仕様
40L
重量:870g(本体760g+アルミステー110g)
素材:Dyneema Woven Composite 3.9
40L( DCH仕様)
重量:900g/Sサイズ(本体800g+アルミステー100g)
素材:本体DCH150 底部DCH150
55L
重量:880g(本体770g+アルミステー110g)
素材:Dyneema Woven Composite 3.9
















