今年もガイドブックの調査を目的に、アウトドア・リテイラーショーの前に、ヨセミテに来ています。少しですが、現地の最新情報をお伝えします。
シエラ通信 2018 no.1【Yosemite Valley】
Text by Loon
今年もガイドブックの調査を目的に、アウトドア・リテイラーショーの前に、ヨセミテに来ています。少しですが、現地の最新情報をお伝えします。
到着日が独立記念日ということもあり、夏休みも始まったばかり。もっと混んでいるかと思ったら、海外からの観光客はまだ少なくて、予想していたよりも混雑が少ない印象です。8月の土日の方が混んでますね。
一方、バックパッカーズ・キャンプグラウンドはなかなかの混み具合。昼間は暑くて、夕方には蚊が出てきて、寛げる時間が少ないです。
わたしが選んだ場所のそばでクマがうろついているようで、時々、ハイカーが確かめに来ます。ついにはレンジャーがやってきて、トラック用のレーダーでクマの位置を確かめ、叫びながら空気銃を使って追い払ってくれました。BBQの香りに釣られてきたのでしょう。可愛そうなクマ。
レンジャーステーションで予約してあったパーミットを取得する際に、JMTのパーミットも聞いてみたところ、「ウォークイン(当日分)はライエルキャニオンからしか取れないので、実質、JMTはここからは歩けないものだと思ったほうがいいよね」と答えてくれました。ヨセミテはヨセミテ、ロングハイクはロングハイク、というのは頷けます。ヨセミテ以外のJMTをスルーしたあとに、ヨセミテによれば良いのですからね。そのほうが、観光地としてのヨセミテを楽しめそうです。
フロントカントリーであるヨセミテにはウィルダネスは感じませんし、夏はディズニーランドみたいだと言われるのも頷けます。自然を近くに感じられる場所として楽しむのが、夏のヨセミテの素直な味わい方なのでしょうね。秋のヨセミテは息を呑むほどはかなくて美しい空気感を味わえるのですけどね。
今年のヨセミテのニュースは、ジャイアントセコイヤが群生するマリポサグローブが3年ぶりに再オープンすることです。車で観光するには良い場所にあるのですが、ハイカーがちょっと寄るには少し遠いのが残念。近くにはトレイルもあるので、マリポサグローブに近いワウォナ・エリアをトレイルヘッドにして、シエラやJMTの一部を歩けるコースを歩いてみます。
その様子は、来年のガイドブックに詳細は記載しますが、ハイカーズノートでもご紹介しますね。
ちなみにWi-Fiはヨセミテビレッジのデグナンズ・キッチンのお客さま用のコードで利用しています。レジにコードが貼ってあるので、ヨセミテに来るときはよってみるのも良いでしょう。
また、来週、町に降りたら、続きを報告します。