トレイルカルチャーウェブマガジンとしてハイキング、トレイルランニングの情報を発信している「TRAILS」からいよいよ出版レーベル第一弾が始動します。その第一弾が『LONG DISTANCE HIKING』。そう、いわゆるロングトレイルについての書籍です。
ロングトレイルに関心をもつ全てのハイカーへ
『LONG DISTANCE HIKING』
by Shin Hasegawa(長谷川 晋)
2015年1月21日(水)発売開始
トレイルカルチャーウェブマガジンとしてハイキング、トレイルランニングの情報を発信している「TRAILS」からいよいよ出版レーベル第一弾が始動します。
その第一弾が『LONG DISTANCE HIKING』。そう、いわゆるロングトレイルについての書籍です。
近年、日本でも「ロングトレイル」という言葉を目にする機会が増えましたが、その実像はなかなか伝わってきません。そもそもロングトレイルというのはあくまで歩く場所(トレイル)を指す言葉であり、そこを歩く行為はロングハイキングとなります。わたしたちハイカーがどこまでも歩いていく行為こそロングハイキングなのです。数百キロ、数千キロにもおよぶ超長距離トレイルを歩き続けるロングハイキングという行為、その実情と背景とを日本のハイカーにも知ってもらいたい。そんな想いのこもった一冊になります。
ハイカーズデポには毎年、パシフィッククレストトレイル(PCT)、アパラチアントレイル(AT)、ジョンミューアトレイル(JMT)、コロラドトレイル(CT)など北米のロングトレイルに歩きにいきたいというハイカーが相談に訪れてきます。その多くの方が細かな計画を考えようにもロングハイキングの実情がほとんど伝わっていないため計画をどうたてていいのかわからないと悩んでいます。北米には「Yogi's HANDBOOK」というハイカーのハイカーによるハイカーのためのロングハイキングハンドブックが自費出版されていますが、本書『LONG DISTANCE HIKING』はこのYogi'sを読み解くための手引書にもなります。ほとんど伝わってこなかったアメリカのハイキングカルチャーのディテールが本書には詰まっています。
著者はハイカーズデポでPCTハイカー達の相談をうけ、背中を押し続けてきた長谷川晋。自身も2010年にPCTをスルーハイク、その後もアリゾナトレイルなどを歩き、2013年には日本におけるロングハイキングの可能性を模索するため、河口湖から信越トレイルまでをつなぐ400kmの五国ロングハイキングを実践しています。日米問わず多くのスルーハイカーと交流を持ち続けてきたからこそ書ける実情、知ってほしい現実、歩いてほしいという想い、それらはアメリカに限らず日本を長く歩くうえでの参考にもなるはずです。
- 海外のロングトレイルを歩いてみたい
- ロングトレイルを舞台にしたハイキングカルチャーの実情を知りたい
- 旅や歩くことが好きだから、次のヒントを見つけたい
- 日本でもロングハイキングをしてみたい
長く歩きたい、旅をしたい、そんなすべてのハイカーにとって実践的な気づきを得られる一冊です。
書名:LONG DISTANCE HIKING
発行:TRAILS
著者:長谷川 晋
価格:1,998円(税込)
体裁:B6判 224ページ