シェルターの更なる軽量化<br/>2020年はφ1.18mm張綱にトライ

タープであれ、ツェルトであれ、山岳ドームテントであれ、どのようなシェルターを設営するにせよ張綱とペグでしっかりと固定しなければ耐風性能は発揮されません。このようにシェルターの設営に欠かせない張綱(ガイライン)。いまでは2mm径が軽量モデルの主流となっていますが、更なる軽量化&コンパクト化を考えているハイカーは1.18mm径にトライしてみてはいかがですか。

ULシェルターといえば、タープやフロアレスシェルターと相場が決まっていたのは2000年代前半の話。TJAR(Trans Japan Alps Race)などの山岳レースで採用されることも多く、日本オリジナルのULシェルターとして日本ではツェルトの評価が定着したのが2010年代。それと並行するように700g前後の自立式ドームツェルトといえる製品も増えました。そしてマスプロメーカーからも800g前後の軽量ダブルウォールテントが発表されるのは珍しいことではなくなりました。

シェルターの軽量化で選択肢が増えるなか、重要になのは想像以上にかさばる張綱や自在、ペグといった周辺アクセサリーです。ハイカーズデポでもオープン当時から軽量自在2mm径の張綱などを提案してきました。タープであれ、ツェルトであれ、山岳ドームテントであれ、どのようなシェルターを設営するにせよ、張綱とペグでしっかりと固定しなければ耐風性能は発揮されません。耐風性を維持するにはそれなりの量の張綱もペグも必要なのです。

シェルターの設営に欠かせない張綱(ガイライン)。いまでは2mm径がスタンダードですが、更なる軽量化&コンパクト化を考えているUL志向のハイカーならば1.18mm径に2020年はトライしてみませんか。

 


Atwood Rope MFG. マイクロコード ¥650+税

直径 φ1.18mm
長さ 38M
耐荷重 45kg
原産国 アメリカ合衆国

レッド

 

タン

 

グラファイト

 

ウッドランドカモ

 

2mm径ガイライン(上)との比較

 

1.18mm径の張綱(ガイライン)は自在の適応範囲には入っているものの、効きが甘くなるのも否めません。そこで調整もすべてロープワークで済ませてしまいましょう。自在も不要になります。

道具を自分の知恵や技術に置き換えての軽量化、そのわかりやすい例だと思います。