環境省トレイル懇談会オンライン配信<br/>「今、長く歩く、ということ」

2022年3月5日(土)14時より、環境省主催のトレイル懇談会「今、長く歩く、ということ」がオンライン配信されます。ハイカーズデポ オーナーの土屋もパネリストのひとりとして登壇させていただきます。今回の配信で注目いただきたいのは神田修二氏の基調講演「長距離自然歩道の変遷」です。東海自然歩道の構想をたちあげ、実行にうつした方々と同じ環境省職員として長く働いてこられた神田氏はまさに日本のロングトレイル、ロングハイキング黎明期を伝えるキーパーソンのひとり。貴重な講演になるはずです。


環境省トレイル懇談会
「今、長く歩く、ということ 〜Walk long, beyond the border〜」

日本最初の長距離自然歩道である東海自然歩道の構想がたちあがったのは1969年。高度経済成長による工業化の波から郊外の自然を守るグリーンベルトとして、そして歩くことで東京と大阪を結ぶ人の道として、厚生省の国立公園部が構想をたちあげたのがはじまりです。
現在、日本全国の長距離自然歩道は総延長28,000km。しかしその多くは当初の構想のように有効活用されているとは言い難い状況にあります。2019年6月、みちのく潮風トレイル(東北太平洋岸自然歩道)の全線開通を契機に日本のトレイル資産といえる長距離自然歩道を再整備、再活用していこうという機運が環境省のなかでもたかまりました。2019年12月、長距離自然歩道50周年記念として環境省主催のシンポジウムが開催されましたが、今回の懇談会はそれを受けた流れの中に位置づけられるトークイベントだといえます。

神田修二氏の基調講演「長距離自然歩道の変遷」はロングハイキング、ロングトレイルに興味をもつ多くの方に是非試聴いただきたい講演です。長距離自然歩道構想から10年を経た1979年から環境庁で長距離自然歩道と関わり続けた神田氏の話は日本のトレイル史に関する公の立場からの貴重な証言です。民間の立場で歩き旅に精力的に取り組んできた先人には山浦正昭氏や加藤則芳氏などがおりますが、トレイルやハイキングという文脈でシーン全体に大きなうねりがうまれるのは2010年代まで待たねばなりません。民間に機運が成熟しなかったという意味からも1969年から2010年までの期間は公的な立場からの証言が大きな意味を持ちます。歴史的にも資料価値の高い講演だといえるでしょう。

【日時】
2022年3月5日(土) 14:00〜17:00

【配信】*申込不要、無料配信となります。
https://www.youtube.com/watch?v=czw_EfkK0fs

【プログラム】
14:05-14:55 基調講演 神田修二(国土環境研究所)「長距離自然歩道の変遷」
15:00-15:20 話題提供 長谷川晋(一社トレイルブレイズハイキング研究所 代表理事)「長く歩くということ」
15:20-16:55  懇談会 ロングトレイルの構想・整備・運営 / ロングトレイルの利用実態
勝俣隆、神田修二、木村宏、多田稔子、土屋智哉、ポール・クリスティ

*敬称略

【主催】
環境省

【運営】
一般社団法人トレイルブレイズハイキング研究所