ULバックパックメーカー「Pa’lante Packs 」ポップアップイベント開催－Hiker's Depot｜ハイカーズデポ

ULバックパックメーカー「Pa’lante Packs 」<br/>ポップアップイベント開催

ロングディスタンスハイキングの経験に裏付けされた機能性と、モダンな雰囲気の漂うデザインから、北米を中心に世界から注目を集めるULバックパックメーカーPa'lante Packs（パランテパックス）。2022年から日本でも本格的に展開されるPa'lante Packsのバックパックを、実際に背負って、その場で購入もできるポップアップイベントをハイカーズデポにて開催します。日時は2022年4月29日12時から。

ULバックパックに新風を吹き込む「Pa'lante Packs」

Pa`lante Packs（パランテパックス）は、John ZahorianとAndrew Bentz によって2015年に創設された軽量バックパックのメーカーです。創設当時はまだ二十代、ともにロングディスタンスハイカー（Johnはトリプルクラウナー、AndrewもPCT、CDTのスルーハイカー）の二人は、走るのではなく淡々と歩き続けることで距離を稼ぐ、いかにもロングディスタンスハイカーらしいスタイルを好んでいます。メーカー名のPa'lanteがスペイン語のスラングで「前進」を意味することからも、彼らのハイキングスタイルに対するこだわりが感じられます。
そんな彼らがつくりだすバックパックには、まさに「歩き続ける」ための工夫が盛り込まれています。なかでもパランテを象徴するディテールになっているのがボトムに配置されたストレッチポケットです。バックパックのボトムにポケットを付けるとは、なんとも奇抜な発想ですが「バックパックを地面に置くときにどうすればいいの？」という素朴な疑問にも、彼らはおそらく「ずっと歩き続けているんだから問題ないさ！」と陽気に答えてくれるに違いありません。ボトムのストレッチポケットは、行動食、グローブ、ゴミ、場合によっては傘（狭いトレイルではジャマになります）など、バックパックを下ろしてまで出し入れするのが面倒なものを収納するためにあります。「その手があったか！」と感心させられる独創的なアイデアは、長い距離を歩き続けてきた彼らだからこそのもの。いい意味でハイカーのワガママが凝縮されているのがパランテのバックパックなのです。
今回のイベントでは、パランテがいくつか展開するバックパックのなかから、2022年春に発売された「joey」と「desert pack」二種類のモデルを展示、販売します。

joey

容量：24L
重量：436g（210d Grid Nylon）、412g（robic）
カラー：Eggplant Gridstop、Blue / Black Robic、Black Gridstop、Black / Black Robic
サイズ：ワンサイズ（背面長約45cm）
価格：￥34,000（税込￥37,400）

パランテのラインナップ中で最も機動性を重視したjoeyは、ボトルホルダーを備えた幅広のショルダーハーネスによって、肋骨を包み込むように背負うのが特徴のモデルです。バックパックの重心を上半身の中心に配置することで、体への追従性を高めています。Andrew Bentz が2014年に挑戦したJMT（ジョンミューアトレイル）の FKT（Fastest Known Timeの略、特定のトレイルで最速記録を競うアクティビティ）で使用したバックパックが joey の原型になっています。一歩踏み込んだULハイキングまたは機動性重視のハイキングに適したモデルです。

desert pack

容量：37L（Small）、43L（Medium）
重量：587g（ultra weave）、585g（210d Grid Nylon）
カラー：Challenge/ white、Wooil / Eggplant Gridstop
サイズ：Small（背面長約43cm）、Medium（背面長約48cm）
価格：￥39,000（税込￥42,900）

その名のとおり砂漠地帯を歩くためのバックパックが desert pack です。アメリカ南部（ユタ州南部やアリゾナ州）の乾燥地帯にあるオフトレイルを旅するバックパックに求められるのは、深い渓谷歩きに耐えうる「摩擦強度」と、補給が困難な状況で水と食料を担ぐための「ゆとりある容量」です。パランテのなかで最も容量が大きく、摩擦強度に優れたultra weaveを生地に採用した desert pack は、ハードな山行を好むハイカーにこそおすすめしたいモデルです。