Hillbilly Pot 550

20世紀初頭の山人や放浪者たちは、キャンベルスープやチリコンカンの空き缶と焚き火を友として空腹を満たし、暖をとっていたに違いない。そんな旅人のロマンを感じさせるオールドスクールな「空き缶クッカー」へのオマージュ、それが「ヒリビリーポット」。ULに振り切ったノーハンドル、熱伝導に優れたアルミ製、マスプロが切り捨ててきたコアユーザーの需要を掘り起こすアルミクッカー。
【お一人様一点でのご購入とさせていただきます】

ULの伝統ノーハンドル
熱伝導に優れたアルミ製
ソロのミニマルサイズ
『Hillbilly Pot』

カントリーミュージックを生んだアパラチア山脈地方の山人を意味するヒルビリー。仕事をもとめ渡り鳥のように各地を旅するホーボー。20世紀初頭の山人や放浪者たちは、キャンベルスープやチリコンカンの空き缶と焚き火を友として空腹を満たし、暖をとっていたに違いない。そんな旅人のロマンを感じさせるオールドスクールな「空き缶クッカー」へのオマージュ、UL的こだわりが生んだ「たたずまいの良いアルミクッカー」それがJMW/ヒリビリーポットです。

軽量化を意識したソロクッカーとして最もバランスに優れたサイズ、それが550ml(すりきり600ml)容量です。そしてひとまわり小さなミニマルモデルとして350ml(すりきり400ml)もラインナップされています。

熱を考えるとポットはアルミ

現在のアウトドア市場において、登山&ハイキング用クッカーはチタン製が主流です。ソロ用ともなればそのほどんとがチタン製でしょう。チタン製はその熱伝導率の低さから調理(炊飯、炒め物、煮炊きなど)に向かないというデメリットがありますが、フリーズドライ食品やレトルト食品の発達と普及の結果、お湯を沸かすだけで食事の用意ができてしまうようになりました。そこで軽さと強度を両立できるチタン製クッカーが主流になったのです。
傍流においやられた感のあるアルミ製クッカーですが、「炊飯」にこだわる登山者や釣師の間ではいまだに根強い人気をほこります。調理をするなら、炊飯をするなら、やはりアルミクッカーが最適なのです。固形燃料との相性も良く炊飯に適していると2010年前後に再評価されたtrangia ミニをはじめ、焚き火での使用ならばこれこそが決定版といわれるビリー缶、それをソロ用へと転化させた焚き火用アルミソロクッカーLOTUS アルミポット(現行のEvernew バックカントリーアルミポット)。そしていまや入手困難なtrangia メスティン。これらは近年、ハイカー、キャンパーの区別なく注目を集めたアルミクッカーです。とはいえ生産中止をはじめ、いつ入手できなくなるかわからないのがアルミクッカーの現状です。それもソロ用となればなおのこと。ニッチな需要なのは間違いないですが、それでも決して無くなりはしないのがアルミクッカーへの需要なのです。だからヒルビリーポットはアルミ製なのです。

ULクラシックのノーハンドル

ULハイカーたちはクッカーを軽量化するにあたり、より軽い素材、より小さなサイズを選んできました。それでも満足できない求道者たちは蓋をアルミホイルに変え、さらにはハンドルも取り外してしまいます。ハンドルとはUL原理主義者にとっては不要なものです。便利でないのは百も承知。しかし自らの工夫で対応できるのであれば、潔く取りはずしてしまうのです[注][注] ヒルビリーポットでは難燃性断熱素材であるカーボンフェルトが付属しています。これをポットの縁に巻きつけることで手で持つことを可能にしています。

ソロ・ミニマル・600ml

これは以下の画像を見てもらうのが一番良いでしょう。ただ、見ただけではわからない人もいると思います。110サイズのガス缶が入る直径ですが、マスプロのいわゆるぴったりサイズではありません。そこにちょっとしたこだわりがあります。また基本容量は550ml。すり切りで600mlになります。

ソロ用ガスストーブと110サイズガスキャニスターを収納

アルミ缶ストーブ、ゴトク、風防を収納

クッカーの本質的機能ではないと言われても、やはりクッカー内に綺麗にスタッキングできるのは気持ち良いものです。ガスストーブとガスキャニスターが収納できれば、アルコールストーブやエスビットストーブなどは何の問題もなく収納できるはずです。こうした収納はもちろん、米一合の炊飯や袋ラーメンなどの調理においても、ギリギリ用意にとりかかれる600mlという容量はソロ用として誰もが納得できるミニマルサイズなのです。だからヒルビリーポットは600mlというサイズなのです。

これらヒルビリーポットがヒルビリーポットである理由は、しょせんマニアのこだわりにすぎないのかもしれません。マスプロの論理においてはどうでもよいことなのかもしれません。アルミクッカーも、ノーハンドルクッカーも、売れないから、需要がないから無くなったんだよと言われれば返す言葉もありません。しかしマスプロの論理とは異なる思考を重ねてきたのがウルトラライト(UL)だとするならば、マスプロからこぼれ落ちたこだわりをカタチにしたヒルビリーポットは紛れもなくULクッカーです。

別売)Hillbilly Sack

価格)¥1,760
重量)実測11g
サイズ)底面 φ100mm × 高さ 135mm
素材)タスランナイロン
カラー)ネイビー

スタッフサックへの収納のしやすさを考え、開口部が広く底にむけて狭くなる、テーパーデザインを採用したスタッフサック。ヒルビリーポットの収納はもちろん、ハイキングに携帯するアクサセリー類をまとめたり、仕分けして収納するのにも重宝します。汎用性の高い小型スタッフサックとして持っておくのも良いでしょう。