Mini Bell

いまや奥多摩ハイキングの必携品ともいえる「熊鈴」。風鈴のような澄んだ音色は少しでも音色の良い熊鈴を探しているハイカーにとって朗報です。

クマをはじめとする野生動物との突然の遭遇は避けたいものです。東京ハイカーのフィールドでもある奥多摩はクマの生息地です。多くのハイカーが歩いている石尾根、奥多摩湖側のトレイルでもクマの目撃情報や被害が多く寄せられています。

いまや熊鈴はハイカーの必携品ともいえますが、なかなかコレという決め手に欠けるのも事実です。

デザインももちろんですが、とにかく「音色」が重要です。ハイキング中、常に自分の身近で鳴るものですからやはり美しい音色であるにこしたことはあ りません。「クマがいやがる音」についてご質問を受けることがありますが、大事なのは「人間がここにいる」という合図を送ること、好き嫌いではなく人工的な金属音を鳴らしてあげることが最も重要だと、東京、群馬や長野の猟友会の方、自然観察員の方から情報をお聞きしました。

このミニベルはとにかく音色が美しいのが特徴です。ベル本体を吊り下げているワイヤーに弾力性があるため音が高く響きます。澄んだ風鈴のような音色は多くの熊鈴の中でも特筆すべき音色でしょう。これならば自分自身だけでなく、まわりのハイカーにとっても耳障りな音にはならないでしょう。金属音とはいえ耳障りな音をハイキング中ずっと聞いているのはうんざりではないでしょうか。

 

・市販されている熊鈴の中では最も小さいであろう極小サイズ

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・クラシックな造作が美しい風合いをうむ真鍮製の鈴

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もちろん音色だけでなく、サイズ&デザイン共に魅力的です。写真のように本当に小さなサイズのため、キーホルダーに付けておけば山に行く時に忘れるということはないでしょう。普段から持ち歩いても違和感のない真鍮製のクラシカルなデザインならではといえるメリットです。

この極小サイズ、「音の大きさは?」という不安も確かにささやかれるところですが、逆に小さいが故のフィールドでのメリットもあります。常に身に付けられるという点です。熊鈴をバックパックに付けっぱなしにしているハイカーが多いと思いますが、テントサイト周辺で熊と遭遇することも無いとはいえません。実際に南アルプスの幕営指定地では熊への注意を喚起しています。音色もキレイで邪魔にならないこのサイズならば、テントサイトに着いた後は手首に取り付けるなどしてはいかがですか。歩いていなくても、作業中ならば必ず音をだせるのです。

ミニベルの音

https://youtu.be/rngcXvcclTc

 

 

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熊鈴を持つことにちょっと抵抗感を感じている方、なかなかいいと思えるものが見つからない方に提案するのはもちろんですが、ハイキング好きの友人や恋人へのちょっとしたプレゼントとしても喜ばれるのではないでしょうか。

 

<注意点>

1、鈴。もしくは鐘。英語ではどちらも"bell"となりますが、ミニベルは正確には鐘の部類となり、大きい音を出すことを目的としている点が鈴と異なります。

2、鐘の舌(ぜつ。内側に下がっている部分)に穴が空いているものと空いていないものがありますが、個体差による音色を調節するためのもので、不良や製造ミスではありません。空いていても空いていないものでも、使用上に問題はありません。